サーモセラピーでスイッチ 温! -16ページ目

体温が下げられない


体温が高い方が、良いと言われていますが、必ずしも良いとは言い切れない場合があります。

「うつ熱」と呼ばれるような状態のときは注意が必要です。



「うつ熱」とは、体内で熱が産生され続けるなかで、うまく熱を外へ放散できずに体内に籠もる病態をいいます。

いわゆる、日射病とか熱射病と呼ばれるものも含まれます。

日射病や熱射病と聞くと、大抵夏場に多く発生していると思います。



本来夏は、自分で暑さから身を守るために、自律神経の「副交感神経」を優位に働かせます。

その副交感神経が優位に働くと、血管が拡張し、皮膚を通して血液が外気に多く晒され、気化熱を利用して体温を下げます。


しかし、冷たい飲み物を飲んだり、クーラーの効いた環境で、夏場の暑さをしのぐ習慣が身についていると、本来暑い時に働くべき副交感神経があまり働かずに、
逆に体温を守ろうとして「交感神経」が優位に働いてしまいます。
交感神経が優位に働いている状態では、血管が収縮し、気化熱を利用して、体温を下げ難くなります。


この状態が、うつ熱を引き起こす原因になっているのだと思います。


なので、自律神経のバランスがきちんと機能していれば、うつ熱の状態は解消できるはずです。


特に、夏場に副交感神経を優位にさせるための工夫が必要になります。

日頃ストレスに晒されている状況であれば、自分なりのリラックスする方法を、実践できるのが望ましいですが、
なかなかそうはいかないかもしれません。


そういうときにも温熱療法は、血管が拡張するので、単純に副交感神経を刺激することができるので有効です。


日射病と熱射病、うつ熱の状態を予防するには、今から身体を温めて、副交感神経を働かせる習慣を身につけましょう。


また、温熱療法は沖縄で最も広まっていることからも、暖かい地域、季節にこそ、特に温熱療法が必要なのだと思います。


身体を冷やしている日本人には、「夏こそ身体を温める」必要があると言えるでしょう温泉温泉温泉

骨を温める

暦どおりのお休みの方は、ゴールデンウィークが今日で一旦終わりますね。

日頃仕事での疲れが溜まりがちの人には、良い休養になりましたでしょうか。



温熱療法では、疲れた時、疲労回復へのアプローチは、背骨への注熱を行います。

注熱とは、温熱療法でよく使う言葉で、読んで字の如く、熱を注ぎいれることですが、
温熱療法の特徴である、深く、拡散して熱が入る点を活かし、背骨や仙骨、頭蓋骨といった骨に注熱することで、疲れを取り除くことができます。


骨格が、日頃から身体を重力の負荷に負けないよう支えています。

疲れている方は、重力が負担になっているのです。

なので、骨に注熱すること、特に遠赤外線を入れることで、エネルギーの補充になります。


骨の疲れは、腎臓の疲れにも繋がるので、腎臓もよく温めます。


温熱療法が受けられない場合は、体内のヒートショックプロテインを増やして、回復させる方法があります。

この場合は、入浴を利用します。



疲れをしっかり取って、夏に向けてコンディションを整えましょう温泉温泉温泉


目のケアにも温熱

目の疲れを取るには、冷やすのか、それとも温めるのか…


航空パイロットは、視力を落とさないために、日頃注意していると聞きますが、
その中で、目を温めるというケアをしている方が多いと聞きます。

テレビ番組で見た情報ですが、疲れ目の回復には、冷やすより温める方が有効との調査結果が出ていました。



私のお客様で温熱治療器を使用して毎日温めたら、メガネの度が合わなくなり、メガネやさんで作り直しに行ったところ、視力が少し回復していたために合わなくなっていました。

この方は、もうすぐ60歳になる男性です。

メガネやの店員さんはさぞかし驚いたと思います。



カイロやホットパッドで、日頃寝る前に目を温めることで、回復とまではいかなくても、
近視や老眼の予防に効果があると思います。


もし温熱治療器があれば、目を温めると眼球が熱くなるので、ちょっと恐い感じがするかもしれませんが、より効果的です。


ただし、緑内障は、温めすぎると悪化するタイプの場合があるので、蒸しタオルで温めるくらいが良いと思います。


あと、コンタクトレンズは外して温めましょう温泉温泉温泉

なかなか治らない風邪への温熱

風邪がまだ流行っているようで、
陽気が暖かくなってくると、なんとなくグズグズ治りにくかったりします。


風邪を引いたとき、早く治すための身体への温め方法なんてのもあります。


自宅のお風呂の温度を42℃に設定してお湯張りをします。
ほかの準備として、布団を敷いておき、常温の水か白湯を適宜用意してください。あと舌下で測る体温計もあれば。
また、入浴中の事故を避けるため、家族の方の協力のもと行ってください。


準備した湯船に10分間、舌下で体温が38℃以上になることを目安に浸かります。


その間、汗がたくさん出るので、常温の水か、白湯を浴室内に準備し、こまめに水分補給を行います。

もし38,5℃を超えている場合はその時点で上がってください。


この後が重要です。


お風呂から上がった後、上げた体温をキープするために、汗をよく拭いたあと布団に入り、20分保温します。

ここでも汗をかくと思いますので、ここでも水分補給を行います。

できればそのままお休みしていただくのがよいでしょう。



また、温熱治療器があれば、風邪の引き始めの、特に寒気がある時に、後頭部の「ぼんのくぼ」辺りを温めると、風邪を早く治すのに有効です。


治りにくい夏風邪などに試してみてほしいです温泉温泉温泉

獲得免疫と自然免疫

免疫について…

200年ほど前、エドワード・ジェンナー氏が「牛痘」を開発したお話です。



牛の乳搾りを仕事としていた少女が、牛から「牛痘」という病気をうつされたことがありました。

この少女が、「天然痘」に感染しにくいことに、ジェンナー氏が着目しました。

天然痘よりも牛痘の方が、はるかに死亡率が低いからです。


そこでジェンナー氏は、牛痘にかかった少女の膿を採り、自分の使用人の子供に、腕に刃物で傷を付け塗り付けました。

そして、その子供は牛痘に感染しました。



その後その子供に、人間から採取した天然痘を接種しますが、反応は全く現れなかったそうです。


そこで、その地域の子供を、牛痘接種組と何もしない組に分けて、天然痘をを接種したところ、
牛痘を実施した組は感染者が出ず、何もしない組は半数が死亡したそうです。


いわゆる「獲得免疫」……経験した危険の情報を覚え、同じ相手に次はやられないよう防御する免疫が働いたのでしょう。


ところが、年数が経つにつれ、牛痘を接種した子供は成人する前に、結核などで命を落とす方が多く、
接種しなかった組で、天然痘で命を落とさなかった子供は長生きしたということです。



結局この牛痘は使われなくなったそうです。



むやみに「獲得免疫」を得ると、「自然免疫」の能力が低下するのかもしれません。

抗体が多くなると、総合的な免疫力が低下してしまうと言われています。


牛痘に感染した上に、発症しなかったとはいえ天然痘も接種した子供は「獲得免疫」を多く得たと思われます。


「自然免疫」……生まれながらに危険を認識する能力で、いきなりその場で働く免疫……
この力が低下し、また別のウイルスや菌が体内に侵入したときに、重症化してしまうのでしょう。


ウイルスや菌で命を落とさないためには、「自然免疫」をきちんと働くように、日頃から体調管理することが肝要でしょう温泉温泉温泉