鉄則「そわか」で3題
「そわか」という言葉が知られるようになったのが1年前の5月だ。
まずは書籍からデビューした。 サンマーク出版が「そ・わ・かの法則 」という自己啓発本をだして大当たり。著者は小林正観さん。 前後して「そうじ」 もブームになったのは周知の通り。
▽1.書籍 「そ・わ・かの法則 」 http://tinyurl.com/3zjqsz
この本でいう「そわか」とは
そ・・・掃除(掃除でお金が流れ込む)
わ・・・笑い(笑いは人生を肯定する)
か・・・感謝(感謝のもつすごい力)
人間の行いの中で、神さまが好むベスト・スリーが、「そ・わ・か」。
「掃除」の「そ」、「笑い」の「わ」、「感謝」の「か」。これらの3つの行為を続けている人間を、神さまは応援するというのだ。わかりやすくておもしろいね。
▽2:般若心経の最後の部分は「ボウジ ソワカ」といいます。
「般若心経」は大乗仏教の初期(紀元前後)の「空」の思想体系を凝縮した266文字からなる短い経典です。
空海が著した「般若心経秘鍵」では、このお経そのものが、菩薩の「呪」(真言)であると説かれています。
「ギャアティ ギャアティ ハラギアャティ ハラソウ ギアャティ ボウジ ソワカ」
▽3:「ソワカ」という名の飲食店の「黒ごまカレー」700円。
静岡市清水区横砂中町19-11 TEL 054-364-3232
口当たりは甘めなのにコクがあるという黒ごまカレーは絶品。なぜ「ごま」を使ったのか知りませんが、仏教
の 「護摩」と関係あると思う。「ソワカ」とは「事が成る」「事が成就する」という意味。
「腐らず 挫けず 諦めず」のKKA
▽書名「高校野球の心を求めて 公立魂~鷲宮高校野球部の挑戦~」
http://www.7andy.jp/books/detail?isbn=9784817202536
・たとえ野球の技術がなかったとしても、野球の道具を大切にする心や自分を
成長させてくれるグラウンドを常にきれいに整備する心を持ち続けられる野
球選手になる
・全力疾走走る姿を見ればその人の心がわかる
読み終えて感動した言葉は次のKKAだった。腐らずをトップにもってきたのがいい。「腐らず 挫けず 諦めず」
山下景子著「ほめ言葉練習帳」
久々に感じ入った本に出逢った。うーん、やっぱり作詞家の言葉は深く重い。
褒めたいのに褒められないのは、言葉を知らないから、という著者の山下景子さん。
語源をたどり分析・解説。心から感動したとき、言葉をうまく使いこなすことで人生が豊かになるという日本語練習帳。アマゾン書評を読むと、処女作でベストセラーの「美人の日本語」にはかなわないという。
第1歩 感動を伝えるほめ言葉
第2歩 能力に敬意を表するほめ言葉
第3歩 潤滑油となるほめ言葉
第4歩 魅力を引き出すほめ言葉
第5歩 人生を応援するほめ言葉
第6歩 幸せになるほめ言葉
▽「ほめ言葉練習帳」(山下景子著、幻冬舎新書)
▽「ほめ言葉ハンドブック」(本間正人・祐川京子共著、PHP研究所)
好奇心の強い人は気づくことも多く、ほめる材料にこと欠かないという。
懐かしの 「平凡パンチ」写真集
若者を熱中させた雑誌「平凡パンチ」のグラビアから、当時人気絶頂だった22組のアイドルの写真を集めた写真集が発売された。
ハワイ出身のアグネス・ラム、「リンゴヌード」で一世を風靡した麻田奈美、キャンディーズの3人の笑顔など
盛りだくさんの内容だ。
自身もヌード写真が掲載された由美かおるは、写真集発売につい「いくつになっても青春の気持ちが人生に大切。この写真集を見て、当時のファンの方々が再び青春時代の喜びをよみがえらせてくれればうれしい」と、平凡パンチ世代のお父さんたちに熱いメッセージを寄せてくれた。
いまも時代劇などで活躍する由美かおるは、73年公開の映画「しなの川」に主演時のヌード写真を掲載。最近のデジタルカメラの写真にはない、フィルムの粒子感が時代の空気をそのまま包み込んでいるようだ。
皇学館大が「伊勢学」合格なら単位に
三重県伊勢市にある皇学館大学が、「ご当地検定」を単位の一部に認定することを検討している。
対象の科目は「伊勢学」で、伊勢商工会議所の「検定『お伊勢さん』」に合格することが単位取得の条件だ。
同大によると、ご当地検定に大学が積極的にかかわる例は全国でも珍しいという。
同大の堀井史仁・学務課長は「学生が地域の歴史や文化の理解を深め、『伊勢博士』として全国に情報を発信する役目を担ってほしい」と話す。
3回目の検定は12月14日に同大で実施。「神宮編」「歴史と文化編」「ものづくりとくらし編」で、それぞれ中級と上級がある。問い合わせは、伊勢商工会議所(0596・25・5151)へ。
▽皇学館大学 http://www.kogakkan-u.ac.jp/
忠犬ハチ公と広報の関係
写真左上が整然のハチ公。右が大館駅前のハチ公像。下が渋谷のハチ公像。それにしても整然のハチ公の顔は人間そのものだね。賢そうな顔をしている。
大正時代、飼い主が亡くなったのを知らず、毎日渋谷駅前で帰りを待っていたハチ公は日本で一番有名な犬だ。
1925年5月、ハチ公の飼い主(東大教授)が急死した後も、毎日渋谷駅前主人の帰りを待ち続けたことを東京朝日新聞(現在の朝日新聞)が報道したことで一般に知れられるようになった。主人を慕うハチの一途な姿は人々に感銘を与え、「忠犬」と呼ばれるように。
1934年のこの日、ハチ公本人(本犬)も除幕式に列席したという。翌年 (昭和10年3月8日)、ハチ公はなくなった。享年11歳。ハチ公の誕生が秋田県大館市だったことから、ハチ公像は大館駅前にもある。
スクープを連発する大記者でもネタに困った時代は誰だってある。そんな時、今では定石とされる「イヌ・ネコ」の記事を書けと上司であるデスクにいわれるそうだ。ヒマネタ扱いだけれど、そこにドラマがあればあるほど読者からの反響が届く。命を扱う仕事は医者だけではない。新聞記者になってよかったと再認識するという。
ふだん新聞記者に情報提供している我々「広報」という仕事もまた、そんな話を聞かされると、「感動を創造するプロデューサー」の当事者気分に浸りたくなります。
われわれが各種イベントの企画にイヌ・ネコの要素をからませるのは定石の一手といっていいでしょう。人も集まるし、メディアにも載りやすいと。
日本広報協会のPR誌「広報4月号」
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日本広報協会PR誌「広報4月号」の特集記事5本のうち、目を引いたのは「静岡県のメディアの視点に立って取り上げてもらえる広報を展開」と題するもの。
静岡県東京事務所・首都圏広報部長の池谷廣さんの発言と活動がおもしろい。その池谷廣さん、静岡と東京のメディアの反応を示す例があるとして、
「静岡県は東京にアンテナショップを持っていない。しかし、静岡県のスーパーと提携し、東京の自由が丘にある支店で、静岡の物産品を販売することになった。通常なら県の記者クラブにリリースするだけですが、東京の視点でみるとおもしろいので、東京のメディア向けに『静岡夢一品市場を開設、アンテナショップとは違い』というタイトルでリリースしたところ、東京メディアが複数取り上げてくれた」という。
また「静岡のいちごを東京市場向けに販売することになったが、『紅ほっぺ通信』を3回リリース。いちごは栃木や福岡が有名。静岡が新しい品種で参入したということで話題になりました。さらに、静岡に本部のあるタルト屋さんと協働していちごタルトを開発、こちらも話題に」
池谷廣さんはいう。「行政がやることをただお知らせするだけでなく、民間業者と協働したり、他都市との比較で話題を作ったりすることが大切だと思う」
これらのアイディアと手法、われわれプロはよく使いますが、よく行政広報でここまで知恵が出てきたなとニンマリ。今回の教訓。キーワードは社会連携。
話は一転。行政関連の専門出版物を手がける株式会社ぎょうせいの地方公務員向けの総合情報誌、月刊「ガバナンス」の5月号(4月28日発売)に3ページにわたって、私の執筆した原稿が掲載されます。
タイトルは、プレスリリース作成「基本の10か条」
▽月刊「ガバナンス」 http://www.gyosei.co.jp/home/magazine/gover/gover_08040.html
食品分野に進出といえば聞こえはいいですが
◎万能「たれコレ」で勝負
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何を血迷ったのか自分でもわかりませんが、本業の広報代行業をそっのけで今夢中になっているのが新規事業の「食品の製造販売」企画です。
モノは「焼肉のたれ」。これ1品のみで勝負します。ネット通販という形をとります。6月からの発売。「商品名は「たれコレ」。「焼肉のたれ」だけでは月に一度かニ度の消費に終わってしまうため「万能たれ」と位置づけ、管理栄養士さんにこのたれを使ったレシピー開発をしてもらいます。
突拍子もない賭けに出たのは「8月の北京オリンピック」があるから。この時期、暑いのでスタミナ解消に焼肉はうってつけ。この需要ピーク期と市民・マスコミで世論が盛り上がる絶好期に「たれコレ」を売り込みたい。
そのために、1人に1個無料贈呈するヘビーサンプリング手法を導入。2度目からのオーダーを待つ作戦。5月から6月までの2ヶ月間、希望者に送付します。商品代は無料ですが、発送料はお届け先「着払い」負担です。食品は食べてみなければおいしさは伝わりませんからね。太っ腹で対応します。
題して、「北京オリンピック! 焼肉をたべてニッポンを応援しよう」
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希望者は、郵便番号、住所、お名前、性別、電話番号、メールアドレス、サイトのURL名、送って欲しい日時を書いて、tare@s-pr.com
宛てのハスカまでメールください。 発送料はお届け先「着払い」負担です。
ホームページを兼ねたブログ「万能たれコレ」blog をスタートさせました。発売前からこの事業に取り組む足跡を記録していきます。のぞいてあげて。 「万能たれコレ」blog : http://ameblo.jp/tarekore/
誘われた企画に参画しなくて正解だった
◎胡散臭い話やおいしい話にはご用心
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誘われた企画に参画しなくて正解だった─。2つあり、ひとつは出版、もうひとはPRサービスの仕事の依頼だった。
出版の方は、大阪書籍という会社だ。私に話があったのはビジネス書分野に進出するので「ビジネスマン向けのPR本を出したい、いい企画があれば出版したい」というもの。もともと小中学生向け教科書出版がメインだったのに、突然の路線変更というか進出拡大というのはどこかおかしいと思っていた。安の定、4月10日に大阪地裁に民事再生法の適用を申請し事実上倒産した。
▽大阪書籍 http://www.osaka-shoseki.co.jp/
もうひとつは、時事評論という世界では確固たるポジションを確保していた時事評論家増田俊男氏だ。ある人を介しての紹介だったが、PRスタッフというかブレーンになってくれと頼まれた。のどから手が出るくらいのおいしい予算だったが、当方の希望に対して関係者は当の増田氏には逢わせてもらえなかった。4月13日付の読売新聞記事によると、カナダのIT企業の投資トラブルで「詐欺話」が浮上している。日本の「日立製作所やシャープと提携する」と虚偽の宣伝していたが、募集しながら上場計画が頓挫していたというもの。
▽増田俊男氏 http://www.chokugen.com/
上記2つのプロジェクトに共通していることは「透明性」がないことだった。いろいろ聞いていくと肝心な点に答えなかった。嫌気がさし、私の方からお断りしたものだったが、結果、「断って大正解」だった。最近こういう事例が多
いのに気付く。
学んだことは、「胡散臭い話やおいしい話には乗るな」ということだ。







