安田記念の前哨戦に位置付けられるマイラーズC。


本来、これまでの実績からすればスーパーホーネット、リーチザクラウンあたりで断然のレースとなるが、2頭共に何故か前走フェブラリーSに寄り道。


スーパーホーネットは何と7秒差の最下位。リーチザクラウンも2.7秒差の10着と全く見せ場はなかったが、これは単にダートの適性がなかっただけなのか?


また休み明けのキャプテントゥーレもマイル戦と中距離戦(2000Mから2200M)の両方を使われているが、これはいまだに距離適性を迷っている?それとも?


有力馬がこのような状況ならば伏兵馬の激走があっても驚けないこのマイラーズC。果たしてその結果は?


セイウンワンダー
皐月賞、菊花賞共に3着であることから一概に距離適性でマイラーと決め付けるのはどうかと思うが、重賞2勝はマイル戦であるのは確かな事実。休み明けの今回、ここを使ってきたことを考えると今後はマイル路線に向かうことが濃厚。鉄砲は(1 0 1 1)でいきなりの距離短縮に戸惑わなければ。


タマモナイスプレイ
前走の六甲Sは最後にスマイルジャックの末脚に屈したものの他の先行馬が大きく崩れる中、1頭だけ2着に残ったところは大いに評価できる。今回もシルポート、リーチザクラウンといった同型馬がおり、展開は微妙だが、スンナリならば侮れない。


ライブコンサート
とにかく折り合いを欠くところがあり、乗り方が非常に難しい馬だがハマった際の末脚は今年の京都金杯で実証済み。久々に和田騎手が手綱をとるが2週連続でケイ古に乗って熱心な攻め。道悪が残ると切れ味が鈍るが常にマークが必要な馬と言える。


スマートギア
アルゼンチン共和国杯は崩れたもののそれ以外は京都大賞典、鳴尾記念、京都金杯といずれも重賞で2着。詰めの甘い反面、展開を無視して伸びてくる差し脚は驚異。休みだけで鉄砲実績に乏しい馬だが、今回は牧場で乗り込まれており、仕上がりをそれほど心配する必要ないだろう。ただし道悪は?


スーパーホーネット
久々で初ダートだったフェブラリーSは度外視するべきか?前走はトモを気にするところがあってかいつもの坂路でなくウッドで追われたが今回は坂路入り。昨年のこのレースを勝っているようにまともならば圧勝もある馬だけに断然の人気にならない今回は逆に妙味?


トライアンフマーチ
昨年の菊花賞を終えてから陣営は最大の目標を安田記念においてきたが、東京新聞杯2着、阪急杯4着、ダービー卿CT10着と勝つことができず、このままでは賞金的に安田記念の出走が危うい状態。ここも賞金上積みのためにメイチ勝負だろうが、ここで結果を出さないとそろそろローテーション的にも疲労を心配しなければなるまい。


キングストリート
1000万、1600万を連勝し、その素質を武豊騎手が評価したこともあってか、中山記念では1番人気に指示されたものの道悪が影響したのか7着に敗退。続く福島民報杯でも再び1番人気だったが届かずの6着。一気に人気は落ちるだろうがここ2戦は条件的に恵まれていなかったのは事実。広い阪神で武豊騎手が評価するとおりの走りができればここでも侮れない。

安田記念の前哨戦的な位置づけにあると、共にヴィクトリアマイルが新設されてからは牝馬にも注意を払わねばならないレースであると言える。


その牝馬、今年はリトルアマポーラが出走を予定しているが今年は牡馬中心のレースと考えていいだろう。


さて古馬のマイル路線だが昨年までは牝馬のウオッカ、そしてカンパニーといった馬がいたものの今年は引退したことから一転して主役不在といえる。


1、安田記念に向けて叩き台の馬


2、安田記念出走に向けて賞金の上積みをしたい馬


3、別の目的が考えられる馬


恐らく今回の出走馬はいずれの3のカテゴリーに分類される。


1として考えられるのはキャプテントゥーレ、スマイルジャック、スーパーホーネット、ライブコンサートあたり

2はトライアンフマーチ、スマートギア、ファリダットあたり

3はリトルアマポーラ(牝馬)、リーチザクラウン(距離適性の確認?)


当然ながら勝負度合いが高いには2に分類されるメンバー達だが、もともと力のある1、あるいは3との比較が今回、最大のポイントになるだろう。


個人的に言えばスマートギアに注目している。


実はこのスマートギア、オープン勝ちがなく、重賞で2着が3回ある馬。現状では安田記念の出走が微妙なだけにここは勝負のはず。


これまで休み明けは走っていないが、先週の坂路で自己ベストをマークしたようにいきなり力が発揮できる状態にある。


いずれにしても安田記念に向けて賞金の上積みカが必要な馬に注目するべきレースになるはずだ

01 ピサノパテック
02 トライアンフマーチ 
03 リトルアマポーラ
04 スズカコーズウェイ
05 キングストリート
06 ライブコンサート
07 セイウンワンダー
08 スマートギア
09 スマイルジャック
10 テイエムアタック
11 アーバンストリート
12 キャプテントゥーレ
13 スーパーホーネット
14 スピードタッチ
15 シルポート
16 タマモナイスプレイ
17 マルカシェンク
18 リーチザクラウン


先週の桜花賞と同じく、阪神のマイル戦で行われるマイラーズC。以前とは異なり、枠順による有利、不利はあまり見られなくなっているのですが、ペースが遅くなることが多々見られ、馬群が団子状態となりやすく、やはり外、外を回らされる馬はやや不利になることがあります。


直前は十分な距離があるものの、とにかくペースが遅くて届かないことが多く、先週の桜花賞もまさにそのパターンだったと言えるでしょう。


1枠(0-0-0-3)
2枠(1-0-0-4)
3枠(1-0-0-4)
4枠(0-1-1-3)
5枠(0-1-0-4)
6枠(1-1-1-2)
7枠(0-0-0-6)
8枠(0-0-1-5)


6枠の連対率が頭一つ抜けているのが分かりますが、07年にはコンゴウリキシオーが9番人気で優勝、一昨年にはニシノマナムスメが8番人気で2着しています。今年6枠に入ったのは、愛知の名手に乗り替わるアーバンストリートと人気の一角が予想されるキャプテントゥーレですね。

枠順については念のために主催者発表のものをご確認ください

01 リルダヴァル
02 ハンソデバンド
03 トーセンアレス
04 ネオヴァンドーム
05 ローズキングダム
06 ゲシュタルト
07 レッドスパークル
08 バーディバーディ
09 サンディエゴシチー
10 シャイン
11 エイシンフラッシュ
12 エイシンアポロン
13 ヴィクトワールピサ
14 レーヴドリアン
15 ダイワファルコン
16 ヒルノダムール
17 ガルボ
18 アリゼオ


皐月賞の枠順が決定した。


1枠にリルダヴァル、ローズキングダムは3枠、ヴィクトワールピサは7枠、アリゼオ、ヒルノダムールは8枠。


社台関係馬。そして人の動き、特に騎手に注意を払うことが重要。


もうひとつ大きなポイントはダービーに対する陣営の考え。これがイコール馬の状態把握に繋がる。


1番人気必至のヴィクトワールピサは社台関係馬。そして騎手は武豊騎手の落馬により突然、岩田騎手の騎乗が決定。もちろんダービーを狙っている馬の1頭である。


陣営にしてみれば想定外は武豊騎手が騎乗できなくなったことだろう。


岩田騎手に対してあれこれ言うつもりはない。正直、武豊騎手に匹敵する名手だと思っている。しかし、ケイ古で騎乗できてもレースで乗るのは初めてであるのは間違いない事実。果たして?


ローズキングダムは1800メートルの東京スポーツ杯2歳Sを使った後に距離を短縮し、マイルの朝日杯FSを使った。結果は勝ったものの、年明け初戦のスプリングSではじめて土がつき、その際に皐月賞をパスする話しまで飛び出した。


改めてこの皐月賞への出走を決めた訳だが、本音はダービーが最大の目標であることは間違いない。


なぜ皐月賞を当初パスしようとしたのか?


馬の状態ではないはずだ。恐らく今の中山の馬場。この皐月賞で疲労が残ってダービーに出走ができなくなればそれこそ問題。東京スポーツ杯を早くから使ってきたのは東京を経験させたいという意味合いであったのはいうまでもないがそれでいてダービーに出走できなくなるようなことだけは避けたかったのが皐月賞をパスしようとした真意であろう。


そのダービーの話で忘れてならないのがこの皐月賞はダービーの優先出走権利が与えられる事。実は今回、最も大きな鍵を握るのはこの件であるかもしれないとだけお伝えしておく。

今週に迎えるは皐月賞。1番人気はヴィクトワールピサになるでしょう。


この馬の場合は2歳チャンピオン決定戦の朝日杯FSを使わずにラジオNIKKEI杯2歳Sに出走し優勝。デビュー戦こそ、ローズキングダムに敗れたものの、その後は4連勝しているだけにその人気も当然でしょう。


もちろんこの馬の強さはわかっていますが、正直、いくつか気になる点がございます。


まずは武豊騎手の落馬負傷に伴い岩田騎手がテン乗りとなることです。この皐月賞でテン乗りで優勝した馬は過去10年で3頭いるのですがそのうちの2頭は外国人騎手によるもの。残りはヴィクトリーの田中勝騎手だけ。


もちろん、強い馬であれば誰が乗っても勝てるのでしょうが、やはりレースで一度乗っているのと乗っていないのでは大きな差があります。


そしてその乗り替わる岩田騎手ですが、もちろん超一流の騎手だと思いますが、プレッシャーが少し心配です。と、言うのも岩田騎手はそれまでこのヴィクトワールピサと同じ角居厩舎のルーラーシップに騎乗していましたが残念ながら皐月賞出走は叶いませんでした。


その上で突然の今回のヴィクトワールピサの騎乗ですから、どんな名手だとしても平然としている方が不思議な話しだと思います。さらに、角居厩舎に騎乗した岩田騎手といえば最近…


ダービー卿CTにて1番人気トライアンフマーチ(10着)、伏竜Sにて1番人気エアウルフ8着、毎日杯にて1番人気ルーラーシップ5着と人気に反する結果が続いています。


3つ目は時計の問題。レースは異なれど1800Mも2000Mも記録上、ヴィクトワールピサより速い持ち時計を持っている馬が複数います。


が、ここで言いたいのは時計そのものではありません。その時計でも分かるように近走、最後の最後まで目一杯に走ったことがない点です。


騎手は勝てるとわかれば最後まで目一杯に追わないのはよくあること。

実は、デビュー戦で楽勝した馬が2走目でムチを入れたり、目一杯に追われると、これまで見せたことのないモロさを見せて負けてしまうのです。


馬は学習する動物ですが、逆に言うとここ近走のヴィクトワールピサは着差は僅かでもレース内容は楽勝で、それ故に目一杯におわれたことがなく最後は押さえ気味、仕掛ける程度のレース。それを学習してしまっていれば、最後の最後になって叩き合いになった際に不安が残ります。


4つ目は、先週から十分すぎるほどに臨戦態勢にあり、むしろ気持ちが乗りすぎているとのこと。今回が最大の目標であればそう問題はないのですが、これだけの馬が次のダービーを狙わないはずもありません。


そのダービーに向けての余力を考えると、ちょっと中間から気合が乗りすぎているのは気になります。前回の弥生賞では輸送でマイナス8キロ。これ以上ハードに追うとさらにテンションがあがるでしょうし、ダービーを前に、いくら皐月賞がGIだからといって究極の仕上げは今回してこないでしょう。


最後はその脚質です。まあ、これは逃げとか追い込みとか極端な脚質でない限り、どの馬にも該当する話しになりますが、フルゲートの18頭のレースにて何が起こるかはレースが始まってみないとわかりません。

しかし1番人気である以上、マークもされるでしょうし、1頭で競馬するのではない以上、進路が狭くなるようなこともあります。


これが逃げ馬だったり、あるいは大外をぶん回して勝てるような馬であればともかく、どうも自在性がある馬だけに不安が残るのです。


良く皆さんも新聞などで「自在性のある馬だから、スタートしてみてからレースの状況に応じて走らせたい」といったコメントが載っているのを目にしたことがあるでしょう。


しかし、GIともなると一瞬の判断が命取りになることもあり、桜花賞のアプリコットフィズなどでもレース後に小島調教師は「横山典騎手が最後に内と外のどちらに出すか一瞬迷ったところがあった。外に出していれば違っていたかもしれない」といった話をしているようですが、まさにそれです。


今回は岩田騎手がテン乗りだけにそんなことはないと思いますが、枠順が決定後に、しっかりとどのように走るかを決めてレースに臨む必要があると思います。


まあ、あれこれと言ってきましたが、それも1番人気となる馬だからこそであり、決してヴィクトワールピサに負けて欲しいなどとは間違っても思ってはいません。


皐月賞に出走する全ての馬が全力を出し尽くすことができるレースとなることを祈っております。