飛行機の凸モールドの仕上げの仕方も覚えたい。
と言うわけで、今回はベテランキットと呼ばれる古いモデルに挑戦しようと思います。
ネットでセット販売されていた中に入っていたセイバー。
国内ではペットネームの旭光よりハチロクの名で知られた歴史に残る名機です。
模型の歴史には詳しくはないので詳細は分からないのですが、おそらく1980年代かと。
当時価格は250円なり。
凸モールド。
コレを攻略するのが今回のチャレンジの目的であります。
合わせ目は御覧の通り。
通常タイプのセメントで圧着させ、ピタリとくっつけます。
埋め切れない隙間や段差は、パテでその隙間を埋めます。
機首エアインテーク部分のパーツ。
ゲート部分が太く感じられるのはキットの古さを意識してるからかも?
うっすらとバリが見えます。
仮組みしたところ。
いろいろな改修プランが浮かぶ瞬間です。
セメントがキチンとプラを溶かすよう、少し大目に塗って貼付けました。
割とピッタリと付いてるんじゃないかな。
バリなども確認。
こうして見ると、モールドも良い感じ。
はみ出たセメント部分が乾いたら様々なヤスリを駆使して削り取ります。
このレドームを兼ねたインテーク部分は、資料などではツライチに見えたので、段差を無くすように削ります。
削った後、固まったセメントの「ヒケ」が現れる事があります。
前述の溶きパテを使って穴などを埋め、再度ヤスリ掛けの作業に入ります。
ある程度の修正が終わった状態です。
黒い汚れは、削って消えてしまいそうな凸モールド部分に付けた印の後です。
満足したら、スプレー式のサーフェイサーを吹き付けます。
素材が単色なので、削っていると光の加減で凹凸が分からなくなる時があるので、磨き具合をこうして確かめます。
クルマの板金なんかでも良くこうして確かめてますね。
見つかった穴や段差は再び調整します。
バリを取ります。
どこまでが本来のパーツなのか分かりづらいので、私はこうしてマジックで着色してアタリを付けます。
翼を接着したところ。
この時点でスキマの大きさを確認しておき、何で埋めるか考えます。
だいたいのパーツを取り付け、接着剤の乾燥を待ちます。
うーん。
なかなかカッコいいんじゃない?
機首部分には釣り用の重りを仕込んであります。
さて、このベテランキットを上手く仕上げられるか、挑戦は続きます・・・。
(つづく↓)