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プラモデル初心者の製作記

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続きです。

主脚部分のパーツです。

コレは仮組みの状態で・・・

 

 

実は4つのパーツで出来ています。

もちろん全てイモ付けで、相変わらず

「接着しつつ固定しつつ、位置を合わせて・・・」

という作業になります。

当然そんなことは僕には無理です。

 

 

そこで、ヒンジを作り可動させることにします。

コレで接着と固定に集中する、という作戦です。

 

 

ピンバイスで穴を開け・・・

 

 

口径に合ったプラ棒を差し込みます。

 

 

左右同じように加工します。

 

 

小さく細いパーツはさらにピンバイスの口径を下げて行います。

 

 

当然、こんなサイズのプラ棒は用意してないのでピアノ線を使いました。

ただ、ピアノ線は硬すぎて加工が難しく、後で黄銅線(真鍮線)に変えました。

 

 

はみ出たプラ棒などは切り取り、パテで埋めました。

表側に付くであろうボルトのアタマ部分はプラ棒を削ったものを張り付けてあります。

 

 

本体への仮組み。

「デカい機体をイモ付けのパーツだけで支えるのは無理がある・・・」

というのがおわかりでしょうか?(笑)

まあ「軸打ち」の応用ではありますが、コレを思い付いた自分を褒めてやりたい。


取り付け位置が1か所だけなので、ダンパーやリンケージ部分を稼働にすることで左右のバランスも取りやすく、補強にもなります。接着するだけならこうは行きませんものね。


旧ソ連機らしく、ギヤドアは主脚にくっついてますが、当然のごとく取付用のダボはありません。

仮組みには両面テープを使用していますが、仕上げもそのまま両面テープにしようと思っています。


 

キット自体が魅力的なだけに、何とか完成させたいのだけれども、なかなか進まないのはこういう理由もあるわけです。


でも嫌いじゃないんだよね、こういうの。


(つづく)


 

  

  

  

  

 

続きです。

 

機銃の砲身パーツです。

元の形が〇ではなくて◇なので、丸くなるように削ります。

 

 

 

例によって穴を開けます。

 

 

 

左側の銃口。

上と下のパーツがまるで合ってない。

 

 

 

そして右側に至っては、全然違うところに穴が開いてる(笑)。

赤で囲んだ部分が本来あるべきところ。

 

 

 

両方ともパテで埋め、開け直します。

 

 

 

 

 

まるで何事も無かったかのようになっております。

(マスキングゾルで仮止めしてます)

 

 

 

 

 

左右はこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

エア取り入れ口らしきパーツ。

このままではのっぺらぼうですので・・・

 

 

 

 

 

ちょっといい加減ですが開口してそれっぽく。

 

 

 

 

 

全部やります。

 

 

 

 

 

こんな感じでカッコよくなりました。

ちなみにこのパーツはすべてイモ付けです。

パーツのヒケが目立つのでこの状態でパテ埋めして整えてあります。

 

 

 

 

こんなところも別パーツ。

このくらいは一体成型でもよかったと思うのですが・・・。

 

 

 

 

 

機首アンテナ。

ちょっと形がダルイ気がしたので・・・

 

 

 

 

 

切り取ってプラバンで作り直し。

鼻息で飛ばないように両面で固定して保存。

 

 

 

 

 

 

パイロンは固定角度が合ってないので、なんと自作です。

インストにもこのように指示があります。

なんかすごい。

 

 

 

 

 

そしてダボ穴も開いてない・・・。

 

 

 

 

 

 

しかし、インストをよく見るとダボ穴の穴あけ指示が・・・。

しかも自分でメモも取ってるし(笑)。

 

ま、いっか。

このまま進めましょう。

 

 

 

 

 

 

27度の角度に削るように指示されています。

インストが実寸大なので、一抹の不安はありますが、これを信じて図の通りカットしてみます。

 

 

 

 

 

 

インストの図に合わせてマジックでアタリ付け、リューターで慎重に削っていきます。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、使っているのはダイソーのリューター。

ビット径は2.34mmで、ネットでいくらでもそろいます。

持ってない人は今すぐダイソーへGO!

 

 

 

 

 

 

時々本体に当てながら削っていき、ピタリと合うところで接着すると思ったよりいい感じで合います。

 

 

 

 

 

 

翼の整流版と一体になったパイロンのほうはちょっと厄介。

 

 

 

 

 

 

上下逆ですが、赤丸部分が浮いてしまいます。

 

 

 

 

 

 

翼のパーツが意外と薄いのでクランプして接着します。

動翼をハメるときにどうなるかちょっと不安ですが、とりあえずカタチは見えてまいりました。

 

 

制作を始めた時には全く完成させられる気がしませんでしたが、どうにかイケそうなところまで来た気がします。

 


続きです。 


 

 

  

  

  

 

 

 

 

 

 

続きです。

コクピットの続きです。

よく見る一般的なキットなら箱形のパーツが一体成型されているところですが、このキットでは色分けしたように分割されたパーツを組み上げるようになっています。


画像ではちょっと分かりにくいですが、座席の下部分が主脚格納庫になっていて、その開口部分に合わせると同時にコクピットの形状も微調整する・・・

という作業を、筒状の機体を張り合わせた状態で行わなければならず、そのために切断した、というわけです。

 

 

 

 

面白いのが計器盤のパーツ。

クリアパーツになっているのですが、日本製のキットに慣れた身としては、なんかこう、こだわりポイントがずれているというか何というか、フクザツな感じがします。

塗装して組み上げます。

 

 

 

HUDの投影装置ですかね?

シルバーで塗装した後にクリアのレジンを流し込んでレンズっぽくします。

ここにはクリアパーツは使わないんですね(笑)。

 

 

 

主翼の合いはこんな感じ。

 

 

 

ガンダムマーカーを使ってラインを確認しながら、合わせ目消しの作業で消えてしまったモールドを筋彫りで復活させます。

 

 

 

 

機体との接着面は御覧の通りまったく合いません。 

 

 

接着面にガンダムマーカーを塗り、それをガイドにして削り込み何とかツライチにしようとしています。

 

 

ダボ穴もずれていて、機体側とはこんなに段差が出来てしまいます。

穴を削り込み、更にダボを削ることで強引に合わせることにします。

 

 

 

どうしても空いてしまう機体との隙間は、伸ばしランナーで埋めることにします。

パテだと、主翼付け根部分のモールドが埋まってしまうのが嫌だったのでこうすることにしました。

 

 

 

下面の段差はやはり目立ちますが「飾って見えない」と妥協。目立つ機体上面に合わせたのでどうしてもこうなってしまう。


伸ばしランナーであらかた埋めたあとは、少量のパテでタッチアップして調整。このキットはモールドがビッシリ入ってカッコいいので、なるべく触らないようにしたかった。

 


 

垂直尾翼は二分割されていて、まずは前部分を接着。

この部分もイモ付け。

 

 

 

そして後ろ部分。

ここもイモ付けなので接着剤が乾くまで二日置きました。

エンジンノズルは一体になっていたので先に黒鉄色で塗って置きました。

 

ここも盛大に隙間ができるので・・・

 

 

 

主翼と同じように伸ばしランナーで埋めます。

排気ノズルあたりに作業途中の伸ばしランナーが見えますかね?

 

 

 

主翼、張り合わせ部分の消えてしまったリベットを打っています。

ズレたり穴が大きかったり、ヘタクソです。

 

 

 

主翼内部を先に塗装しておいてから張り合わせてあるのですが、後ろ部分には接着剤を塗っていません。なぜかと言うと・・・

 

 

 

 

こんな感じで動翼部分を後ハメにしたいからです。

こうやってグイっと押し込むと・・・

 

 

パチンとはまるようにしています。

 

 

 

何とかココまで形になりました。

 

自分がやったことのない作業の連続で、大変っちゃ大変なんだけれども、形が整うにつれて自信が増していくというか、楽しくなってきます。

このキットを完成させられると、なんかこう、一歩前へ進めるような、そんな気がしています。

 

(つづく)

続きです。 





 

  

 

さて、今回はSMERの1/48SU-17/22 M4、通称「フィッターK」です。

ロシア製の可変翼機で、個人的にも大好きな飛行機です。

ロシア国内のバージョンがSU-17、輸出型がSU-22と呼ばれており、M4は最終にして最強のバージョンです。

 

このSU-22M4は元々はワルシャワ機構軍向けでしたが、現在でも稼働状態にあるポーランド空軍ではNATO軍向けの改修が施されており、機体も若干の違いはあるとの事です。

今回は改造などはせず、塗装のみこのポーランド空軍バージョンで仕上げてみようかな、と思います。

 

 

 

↓ポーランド空軍のSU-22/M4。

 

 

 

 

 

箱はキャラメル箱。国内ではなかなか見けけないので新鮮に感じます。

SMERは「セマー」「スメール」「スムニエル」などと表記されますが、「セマー」もしくは「スムニエル」が正しいようです。

チェコのメーカーで、ロシア(旧ソ連)機のラインナップが豊富。

僕は詳しくないのだけれども、ネット情報では同じチェコの「KPモデルズ」のキットのリテイクらしいです。

そして何と言ってもマニアックなラインナップの割にはかなりリーズナブルなお値段も魅力です。

 

 

 

 

ランナーには番号などは振られておらず、このようにインストのイラストを頼りにパーツを探します。

何故かこのページのみ2枚入っていて、最初はエラーかと思ったのですが、よくよく考えると

「一枚はパーツリストとして使ってね」

と言うことなんだろうと勝手に解釈しました(たぶん合ってる)。


ランナーじゃなくて箱絵の作例やインストにパーツナンバーが書かれているのは海外キットあるあるな気がします。

 

 

 

デカールは旧ソ連、東ドイツの他に東ドイツ統合後のドイツ連邦空軍のラウンデルがついています。

箱絵のスペシャルマーキングも再現可能です。

 

 

 

工作指示はこんなカンジ。思ったよりもわかりやすい。

 

 

こちらは塗装指示。色指定の隣の数字は何だろう。

指定メーカーの何かかな?

 

 

 

とりあえず仮組み。

驚くのはダボなどはほとんどなく、パーツはほぼ「イモ付け」。

まるでガレージキットのようです。

この時点で非常に難易度が高いのがわかりますね。

 

モールドは凹で、びっしり入っているが若干ダルい。

パーツの合いは思ったよりも悪くない。古いハセガワのキットと同じくらいですね。

 

 

 

盛大に出来る合わせ目もほかのパーツで隠れます。

一見ぶっきらぼうに見えるキットなのですが、なかなか良く出来ています。

 

 

 

 

モールドのダルさはこんなところにも。

完全にプラが回りきってませんね。

瞬着とパテで形を修正しました。

完全にパーツに干渉しているゲート後など、なかなか硬派な作りなのですが、プラが非常に柔らかく、加工がしやすいのでそんなに苦になりません。

 ますますガレキっぽくなってきました。

 

 

 

攻撃機だけに武装関連は充実してる。

コレはSRS-141 ECMポッド。

合わせ目のヒケにモールドがかぶってる。とりあえずカルコを使ってアタリをつけてます。

 

 

 

 

モールドの形状をマステに写し取り、切り出します。

 

 

 

 

そのまま直接貼って、消えたモールドを再現。

合わせ目のヒケなどを消した上で切り出したマステを型紙にプラペーパーでモールドを作るわけです。

 

スジボリは曲線が多く、僕の場合はガタガタになってしまうので、このまま貼り付けて「凸モールド」的な仕上げを目指してみます。

 

 

 

 

KKR-1偵察ポッド。

このモールドも消える前に鉛筆で書き込みをして・・・

 

 

 

マステを貼ると鉛筆部分がマステに写し取れます。

 

 

 

コレを型紙にプラペーパーを切り出してモールドを再現。

苦手な曲線のスジボリを何とか攻略したくてこういう工作になっています。

 

 

 

 

増槽はこんなカンジ。

プラが回りきっていないので形がイビツになっちゃってる。

 

 

 

 

「おゆまる」を熱湯で柔らかくして、まともな方から型を取り、UVレジンでパーツを作ります。

念のため3個作っておきます。

UVライトは持ってないので太陽光に晒します。

 

 

 

一番良さそうなものを選んで、削って張り合わせ、形を整えます。

 

 

 

 

 

レドーム部分に重りを入れます。

以前瞬着で張り付けたときはなかなか付かなかったので、今回はグルーガンで仕留めました。(瞬着つけ過ぎてくっつかなかった)

 

 

 

 

コクピットは先ハメにも関わらず、かなり複雑な作りです。切り出したパーツには画像のように鉛筆でパーツナンバーを書き入れています。

 

「インストを信じてここまでやったのに、結局合いませんでした」

というのは僕の場合は良くあることなので、いろいろ考えた結果・・・

 

 

 

機首部分をぶった切ることに。

極力パーツの合わせ目が出来ないようなパーツ分割になっているので相当迷ったのですが、

・レドーム(ショックコーン)の固定

・コクピットの固定

・本体の合わせと固定

を、すべて一度にこなすのは僕の技量ではほぼ不可能なので、こういう加工になりました。

 

 

 

コレで、コクピットとレドームの固定に集中できるようになり、精神的負担がだいぶ減りました。

機首と本体の張り合わせは、後でゆっくり考えることにします。

 

作り始めたときはパーツの出来の悪さに辟易しましたが、ガレージキットを作っていると思えばソコまで悪くないキットのような気がします。

 

 

(つづく)


 続きです 


 

 

 

 


塗装を終え、デカール貼りに入ります。

 

こんなカンジ。

この時点でかなり心が折れます。

しかし死闘は始まったばかり。

ここから試練が続きます。

 

 

 

 

本来は機体尾部まで一枚のデカールがちぎれまくり。

ちぎれたデカールを集め、ジグソーパズルのように合わせていきます。


 


 

ちぎれたデカールを合わせた跡が分かりますか?

この後塗装でタッチアップします。

 

 


何とか塗料を調色し、タッチアップ作業を進めています。

この赤のラインを修正しようとして、マスキングテープを貼って塗りなおし、はがしたらデカールごと全部はがれた。

トホホ・・・。

どうしよう。

 

 

 

 

デカールをはがし、もう一方を参考にして塗装で再現することにしました。

全ての塗装を剥がすところからやり直しです。

まあ、良い方に考えれば小さいパーツで済んだのが幸いです。


 

 

 

 

 

デカールのラインの幅を測り、それに合わせてマスキング。

 

 

 

 

これらの色を使って調色。

 

 

 

うん。

まあまあ大丈夫じゃない?

デカールの色と比べても違和感ないね。

 

 


赤のラインはタロンやMig-28で使用した社外デカールの中に、使えそうなのを発見。

「勝った」と思った瞬間です。

 

 

 

どうですか?

どっちが塗装かわかります?

(ピンボケですが手前がデカールです)

 

 

 

完成です。

 

模型自体は非常に作りやすく、御覧の通り抜群のプロポーションですが、デカールが大変でした。

ただ、直線とは言え、塗装でリカバリー出来たのは自分にとって大きな収穫です。

今までは

「デカールを塗装で再現する」

と言う手法は雲の上の存在でしたからね。


同時にデカールの大切さを理解するにはこれほどの素材もないかと思います。

X-29はこのライングラフィックあってこそですからね。

 

そんなに上手くはないけれど、自分のイメージ通りのX-29が完成して満足です。


因みにパイロットのフィギュアが付いてきますが、実機のテストパイロット、ロジャー・スミスだということは以外と知られていません。



 




因みに、僕が大好きな戦略シミュレーションゲーム「戦闘国家〜グローバルフォース」では戦闘攻撃機として登場します。


さて、次は何を作ろうかな・・・。