塗装を終え、デカール貼りに入ります。
こんなカンジ。
この時点でかなり心が折れます。
しかし死闘は始まったばかり。
ここから試練が続きます。
本来は機体尾部まで一枚のデカールがちぎれまくり。
ちぎれたデカールを集め、ジグソーパズルのように合わせていきます。
ちぎれたデカールを合わせた跡が分かりますか?
この後塗装でタッチアップします。
何とか塗料を調色し、タッチアップ作業を進めています。
この赤のラインを修正しようとして、マスキングテープを貼って塗りなおし、はがしたらデカールごと全部はがれた。
トホホ・・・。
どうしよう。
デカールをはがし、もう一方を参考にして塗装で再現することにしました。
全ての塗装を剥がすところからやり直しです。
まあ、良い方に考えれば小さいパーツで済んだのが幸いです。
デカールのラインの幅を測り、それに合わせてマスキング。
これらの色を使って調色。
うん。
まあまあ大丈夫じゃない?
デカールの色と比べても違和感ないね。
赤のラインはタロンやMig-28で使用した社外デカールの中に、使えそうなのを発見。
「勝った」と思った瞬間です。
どうですか?
どっちが塗装かわかります?
(ピンボケですが手前がデカールです)
完成です。
模型自体は非常に作りやすく、御覧の通り抜群のプロポーションですが、デカールが大変でした。
ただ、直線とは言え、塗装でリカバリー出来たのは自分にとって大きな収穫です。
今までは
「デカールを塗装で再現する」
と言う手法は雲の上の存在でしたからね。
同時にデカールの大切さを理解するにはこれほどの素材もないかと思います。
X-29はこのライングラフィックあってこそですからね。
そんなに上手くはないけれど、自分のイメージ通りのX-29が完成して満足です。
因みにパイロットのフィギュアが付いてきますが、実機のテストパイロット、ロジャー・スミスだということは以外と知られていません。
さて、次は何を作ろうかな・・・。