コクピットの続きです。
よく見る一般的なキットなら箱形のパーツが一体成型されているところですが、このキットでは色分けしたように分割されたパーツを組み上げるようになっています。
画像ではちょっと分かりにくいですが、座席の下部分が主脚格納庫になっていて、その開口部分に合わせると同時にコクピットの形状も微調整する・・・
という作業を、筒状の機体を張り合わせた状態で行わなければならず、そのために切断した、というわけです。
面白いのが計器盤のパーツ。
クリアパーツになっているのですが、日本製のキットに慣れた身としては、なんかこう、こだわりポイントがずれているというか何というか、フクザツな感じがします。
塗装して組み上げます。
HUDの投影装置ですかね?
シルバーで塗装した後にクリアのレジンを流し込んでレンズっぽくします。
ここにはクリアパーツは使わないんですね(笑)。
主翼の合いはこんな感じ。
ガンダムマーカーを使ってラインを確認しながら、合わせ目消しの作業で消えてしまったモールドを筋彫りで復活させます。
機体との接着面は御覧の通りまったく合いません。
接着面にガンダムマーカーを塗り、それをガイドにして削り込み何とかツライチにしようとしています。
ダボ穴もずれていて、機体側とはこんなに段差が出来てしまいます。
穴を削り込み、更にダボを削ることで強引に合わせることにします。
どうしても空いてしまう機体との隙間は、伸ばしランナーで埋めることにします。
パテだと、主翼付け根部分のモールドが埋まってしまうのが嫌だったのでこうすることにしました。
下面の段差はやはり目立ちますが「飾って見えない」と妥協。目立つ機体上面に合わせたのでどうしてもこうなってしまう。
伸ばしランナーであらかた埋めたあとは、少量のパテでタッチアップして調整。このキットはモールドがビッシリ入ってカッコいいので、なるべく触らないようにしたかった。
垂直尾翼は二分割されていて、まずは前部分を接着。
この部分もイモ付け。
そして後ろ部分。
ここもイモ付けなので接着剤が乾くまで二日置きました。
エンジンノズルは一体になっていたので先に黒鉄色で塗って置きました。
ここも盛大に隙間ができるので・・・
主翼と同じように伸ばしランナーで埋めます。
排気ノズルあたりに作業途中の伸ばしランナーが見えますかね?
主翼、張り合わせ部分の消えてしまったリベットを打っています。
ズレたり穴が大きかったり、ヘタクソです。
主翼内部を先に塗装しておいてから張り合わせてあるのですが、後ろ部分には接着剤を塗っていません。なぜかと言うと・・・
こんな感じで動翼部分を後ハメにしたいからです。
こうやってグイっと押し込むと・・・
パチンとはまるようにしています。
何とかココまで形になりました。
自分がやったことのない作業の連続で、大変っちゃ大変なんだけれども、形が整うにつれて自信が増していくというか、楽しくなってきます。
このキットを完成させられると、なんかこう、一歩前へ進めるような、そんな気がしています。
(つづく)