天界集落/秋葉祭りを歩く(14)秋葉神社へ続く小道で鳥毛ひねり! | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

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土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!

2月11日は仁淀川町で土佐の三大祭りである
秋葉祭り
が行われました。

この祭りにエリアは仁淀川町別枝地区のかなり広いエリアで
行われる動きのあるお祭りである。

その祭りは本当に堪能しようとすれば
一カ所にいるのではなく、その「練り」と呼ばれる行列に
一緒に付いて行くことで、違った楽しみを与えてくれます。

ということで、今回の秋葉祭りはまさに、いつもの天界集落めぐり
よろしくの内容である。


秋葉まつり」の由来は、
平家の落人が創始した伝承のお祭り。


仁淀川町別枝には壇の浦の戦いに敗れた平家一族がこの地に潜幸されたという伝承が残されています。社伝によるとその一行に従ってきた佐藤清岩が遠州秋葉山から秋葉神社を勧請し、この地に祭祀したのが始まりとされています。


祭礼は2月9日から3日間行われますが、行事の中心は2月11日の御旅所から社殿への環幸行列!


神は神輿に乗って、岩屋神社→旧関所番・市川家→法泉地→旧庄屋・中越家とゆかりの地を巡りながら、山の麓まで旅をなさいます。これを「秋葉祭りの錬り(ねり)」と称され、高知県の保護無形文化財に指定され、土佐の三大祭りの一つに数えられている。

(仁淀川観光ガイドブックより)



秋葉祭りブログも長いこと
書いてきましたが、終盤も近いのである。


一行は中越家の庭園、その先の秋葉神社
つづく小道に差し掛かっている。
神輿も前回のブログで駆け抜けていったばかりである。



いよいよ、沢渡組の岸本兄弟もこれが最後の
中越家の鳥毛ひねりの披露なのである。
これまで8年度ほど務めて来たというこの鳥毛ひねり役。
この狭い、幅1mほどの小道で行う「鳥毛ひねり」で畑側に
転げ落ちたこともあるという。

難易度の高い場所なのだ。




これが何度も登場してきたのだが、沢渡組の
岸本兄弟。こちらは兄である。

茶農家、兄の岸本君のブログ(関連サイトリンク)はここ

鳥毛ひねりの衣装は、火消し役の衣装。
火の神様の祭りにこの衣装はなんだかとっても意味がありそう。

兄弟での舞は、今季最後なのであり、兄は引退、
生涯でもうこうして兄弟でこの鳥毛を行うことも
無いのだ。
ようく刮目してみてみよう!



軽快な鳴り物といつもの軽快なステップ!

観衆の皆さんも1時間以上もここに陣取って、その瞬間を見守る。

観衆ともとっても距離感が近い、応援の声もよく聞こえてくるのか
にこやかな表情の岸本兄。




位置関係は
向かって右に投げ手の弟、左に受け手の兄!



鳥毛の放たれる
タイミング
はいつも同じ。
しかし、いつみても不意に行われるように錯覚する。
だから、いつも固唾を飲んで見守る楽しい瞬間だ!



投げ手の岸本弟の重心が
一瞬、に移動したかと思うと!?


ぐぐっ!!!

同じくらい、見ているこっちもぐぐぐっ!



瞬間的に
岸本弟から鳥毛が放たれたっ!
水平方向にものすごい力で空中
移動する鳥毛!!

皆の目が、意識が、鳥毛に集中!!!


少しジャンプしながら
片手で鳥毛を取りにいく、岸本兄!
どうか!?



手に取ったかた思うと
くるりと反転、肩に腰に
その鳥毛の重みが加わり
同時に観衆の大拍手~!!





重みにしなる鳥毛っ!








安堵と達成感の表情だ!

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前回までのブログ(ぜひ、見てね♪)
 最後の鳥毛ひねり役
 秋葉祭りを歩く(1)市川家で始まった

 秋葉祭りを歩く(2)ホラ貝の音

 秋葉祭りを歩く(3)天に舞う鳥毛!
 秋葉祭りを歩く(4)”練り”とともに歩く♪

 秋葉祭りを歩く(5)大石家付近、青空に向かって!
 秋葉祭りを歩く(6)法泉寺で子供たち
 
秋葉祭りを歩く(7)兄弟鳥毛ひねり、連続写真!
 秋葉祭りを歩く(8)世代交代
 
秋葉祭りを歩く(9)練りの人々
 
秋葉祭りを歩く(10)中越家で子供たち
 
秋葉祭りを歩く(11)練りの顔ぶれ
 
秋葉祭りを歩く(12)兄弟鳥毛ひねり、連続写真2
 
秋葉祭りを歩く(13)神輿!

もーちょい、続きますよ~☆


つづきはこちら

SEE YOU!