それでは本日のレポートです。
ちなみに今日は初めて観劇プログラム(1000円)を購入しました(笑)
1000円はちょっと高いしなぁ…と思っていつもは買わないのですが、愛するあゆっちのラスト公演なので記念に買わせていただきました(笑)

またまたちなみにですが、あゆっちの写真付きポストカード5枚も買っちゃった(笑)



雪組公演
宝塚傾奇絵巻
『一夢庵風流記 前田慶次』
~宝塚大劇場~
2014年6月12日(木)天気:曇り(一時にわか雨)



<公演時間> 
1幕 11:00  ~ 12:38
~休憩30分~
2幕 13:05  ~ 14:08




(場内の様子)
場内の席はHPによると1階席と2階席あわせて2550席。
今回は2階席に空席が目立ちましたが7割程度は入ってました。(約2000人くらい?)
ちなみに私の席は2Fの上手側B席1列目。
通路側でお値段が安いかなりの良席。双眼鏡は必須ですが、非常によく見えました。
ちなみに朝会った学生さんたちは反対の下手側のB席でした。


宝塚傾奇絵巻
『一夢庵風流記 前田慶次』

~原作 隆慶一郎『一夢庵風流記』(新潮文庫刊)~
脚本・演出/大野 拓史


[主な配役と出演者] ※敬称略
前田慶次 壮 一帆
まつ(利家の正妻) 愛加 あゆ
奥村助右衛門(前田家の重臣、慶次の莫逆の友) 早霧 せいな
*~*~*
二郎三郎 一樹 千尋
豊臣秀吉 夏美 よう
大政所なか(秀吉の母) 梨花 ますみ
深草屋しげ(重太夫の姉) 麻樹 ゆめみ
雪丸(小姓上がりの牢人) 未涼 亜希
加賀(偸組の忍び) 舞咲 りん
前田利家(慶次の叔父。加賀・能登を有する大名) 奏乃 はると
深草重太夫(傾奇者) 夢乃 聖夏
歌比丘尼(二郎三郎のお供) 早花 まこ
直江兼続(上杉家の家老) 鳳翔 大
加奈(助右衛門の妹。まつの侍女) 大湖 せしる
采女(偸組の忍び) 沙月 愛奈
黒田官兵衛(秀吉の軍師) 蓮城 まこと
庄司又左衛門(相州牢人、傀儡子の長) 香綾 しずる
北条氏規(戦国武将、北条氏政の弟) 朝風 れい
北政所ねね(秀吉の正妻) 千風 カレン
幾島(偸組の忍び) 此花 いの莉
安田能元(上杉家の家臣) 透真 かずき
葛城(偸組の忍び) 雛月 乙葉
左近(偸組の忍び) 白渚 すず
山上道休(上杉家の家臣) 央雅 光希
国(偸組の忍び) 透水 さらさ
四井主馬(前田家お抱えの忍び、偸組の頭領。雪丸の弟) 彩凪 翔
小鳥逸平(傾奇者) 大澄 れい
初音(偸組の忍び) 桃花 ひな
笹丸(偸組の忍び) 真那 春人
孝蔵主(北政所付きの上臈) 笙乃 茅桜
深草重三郎(重太夫の弟) 彩風 咲奈
富田重政(前田家の家臣) 帆風 成海
小荻(偸組の忍び) 舞園 るり
願人坊主(二郎三郎のお供) 久城 あす
鷹丸(偸組の忍び) 煌羽 レオ
千代(まつの下女) 天舞音 さら
七軒茶屋 かか(茶屋の女将) 杏野 このみ
上杉景勝(越後の大名) 悠斗 イリヤ
誾(傀儡子の女) 寿春 花果
ふね(傾奇者の取り巻き) 愛 すみれ
かる(傾奇者の取り巻き) 星乃 あんり
毛利輝元(中国地方の大名) 桜路 薫
庄司甚内(又左衛門の息子) 月城 かなと
島津義弘(大隅の大名) 天月 翼
つね(傾奇者の取り巻き) 花瑛 ちほ
かめ(傾奇者の取り巻き) 白峰 ゆり
柴田久太夫(前田家の小姓) 和城 るな
とく(傾奇者の取り巻き) 妃桜 ほのり
捨丸(偸組の忍び) 咲妃 みゆ


第1場
金沢・前田慶次郎の屋敷
第2場
四条河原
第3場
北野天満宮
第4場
河原町の呉服屋
第5場
天部の集落
第6場
河原町の呉服屋
第7場
聚楽第
第8場
相国寺
第9場
御土居
第10場
七軒茶屋
第11場
柳町の遊里
第12場
御土居
エピローグ

[解 説]
隆慶一郎による人気小説を舞台化。
世は関白・豊臣秀吉の隆盛期、大名・前田利家の甥にあたる前田慶次は、利家の下を出奔し、京へと向かう。まつとの秘めたる恋、奥村助右衛門との友情を軸に、天下の傾奇者として名を馳せた男の豪放磊落な生き様を描く話題作。

舞台は戦国時代末期。織田信長に仕え「槍の又左」と呼ばれた前田利家には兄利久がいた。その兄の養子が本作の主人公前田慶次郎(前田利益)である。愛馬・松風との出会い、親友・直江兼続との出会い、朝鮮斥候の任務などを中心に、天下御免の傾奇者として知られた前田慶次郎の活躍を描く。


[感想]
オープニングで真っ暗になってトップスターの『お待たせいたしました…』のMCの声が聞こえるはずが…。今回は全く違っていて、ステージ奥にスクリーンがあってそこに映像を流すというカッコイイスタートになってました。まるで劇団新感線のようですね(笑)その後に壮さんが1人になっていつものMCが場内に流れてました。


今回トップスターの壮一帆さんが演じるのは前田慶次郎(通称・慶次)。漫画花の慶次で有名な人物です。最近はパチンコの方が有名かな(笑)荒子城主の前田利久の養子でしたが、織田信長の命で家督を叔父の前田利家に譲り渡すことになり、父と共に荒子を退去。放浪の生活を送ることになるも、利家をもてなす茶会で怪馬松風と共に姿を現すことになります…。

トップ娘役の愛加あゆさんの役は利家の妻のまつ。父の戦死と母の再婚で、母の妹が嫁いでいた前田家に預けられます。そこで従兄弟の利家の妻になりますが、幼少の頃同じ荒子で共にすごした慶次に恋仲になってしまいます…。俗に言う不倫ですが(笑)

次期トップスターの早霧せいなさんの役は奥村助右衛門。前田家で重臣として長らく支えた人物。

後に豊臣秀吉からも高く評価されます。早く言うと慶次の親友ということですね(笑)

次期トップ娘役の咲妃みゆさんの役は慶次の命を狙う前田家お抱えの忍者捨丸。兄が主命により慶次の愛馬松風を奪いに慶次邸に忍びいるも失敗して命を落としてしまいます。その兄の敵を討つべく慶次の殺害を試みる可愛らしい女忍者(クノイチ)さんです。こんな可愛い忍者だったら殺されたい(笑)


同じく今回の公演で退団する未涼 亜希さんの役は牢人で四井主馬の兄。色々あって慶次とは敵役になってしまいます。この方いつも配役はトップさんの敵役ですね(笑)


シャウルィダンスのクネクネ社員役で笑わせてくれた夢乃 聖夏さんは深草重太夫役。相変わらず3枚目路線ですが(笑)、慶次のピンチにたびたび登場して手助け?をしてくれる重要な役柄。雪組のお笑い部門はこの方がダントツですね(笑)


あとこの公演では馬が登場します。もちろん本物ではなく人間が前足と後ろ足を演じてる馬です(笑)なんでも以前松竹座で使ってた馬を改良してこちらで使ってるとのこと…。真っ黒でとてもバカデカイので、サラブレッドではなく完全にばんえい馬ですね(笑)


前半で場内がシーンと静まり返った中であゆっちのソロがありました。このソロがとても凄くて2階席までビンビンに伝わってきました。心の琴線に触れる…というのはこのことを言うんでしょうね。切ない感じが伝わってきて思わずホロッと涙が出てきました…。あゆっち、いきなり泣かせるなんてずるい…。


後半はまつが慶次との別れを決意する場面があり、慶次の『イヤダー』という声がなんとも切なくて悲しくて…。ここでもまたちょっと泣いてしまいました…。おかしいなぁ、涙腺硬いはずなのに(笑)


グランド・レビュー
『My Dream TAKARAZUKA』
作・演出/中村 一徳

第1章
プロローグ(出航)
第2章
パリ・ドリーム
第3章
ドリームステージ
第4章
ラテン・ドリーム
第5章
伝説(レジェンド)誕生
第6章
フィナーレA
第7章
フィナーレB
第8章
パレード


[解 説]
宇崎竜童と阿木燿子がメモリアルソングを捧ぐ。
100周年を迎える宝塚歌劇が紡いできた夢のごとく、ひとりひとりの人生には様々な夢がある。旅人たちの、若者たちの、恋人たちの夢をレビューに。宇崎竜童と阿木燿子が紡ぎだすメモリアルソングが、壮 一帆のラストステージを感動的に盛り上げます。

[感想]
今回作詞作曲に参加したのが宇崎竜童と阿木燿子夫妻。初日に大劇場に来られてたみたいです。
伝説(レジェンド)誕生という曲を作りました。
この曲の歌詞が今までのことを綴っていて…。
『熱い拍手と喝采に励まされたことだろう』…とか。
『ついてきてありがとう、我が儘な私に』…とか。
『自分で言うのはちょっと照れるけど 曲がったことが大嫌い』…など。
壮さんが作詞したの?という感じの内容でちょっとビックリでした。
この歌詞でまたまたちょっとホロッときてしまいました(笑)

中村 一徳さん作の『My Dream TAKARAZUKA』も凄くノリがいい曲です。
この方の作品と言えば、月組の『Fantastic Energy!』を思い出します…。
今回もノリノリの最高のナンバーで最高に盛り上がりました。


[総括]
行く前は時代劇だしちょっと難しそう…と思ってたのですが、前半すぐに理解可能でした。
蒼いの乱とか最近時代劇見慣れてるしなぁ…なんて自負もありますけどね(笑)
それにしても今回はお芝居もレビューも随分泣かされました。こんなに感動したのいつぶりだろう…。文句無く今年宝塚で1番感動した公演でした。素晴らしかったです。また機会があれば訪れたいと思います。お代わり確定ということで(笑)


次回の観劇予定は15日(日)でHEP HALL。
安田ゆっきーなのお笑い?ライブを観劇してきます。


以上です。