【第6回 GOSPEL FOR PEACE】愛をこめて歌声を! | サニーサイドゴスペルクラブ長野のブログ

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信州・長野で活動しているゴスペルクラブ。
年齢や世代を超えて、誰もが楽しく歌える場所です(^-^)
また、カンボジアの子ども達へ奨学金を送る国際協力活動も行っています。
歌うことや音楽が好きな方、是非一緒に歌いませんか?
ただいまメンバー大募集中!!

 

2016年8月6日(土)、東京・めぐろパーシモンホールにて

GQファミリー総出演のチャリティコンサート

『第6回 GOSPEL FOR PEACE』が盛大に開催されました

 

本番当日から少し日が空いてしまいましたが、ステージの写真が沢山戴けましたので

改めて感動と興奮の一日を振り返ってみたいと思います

 

なお、本ブログに掲載している写真は、イベント公式カメラマンの北川鉄雄さん

アシスタントの吉田さん、サニーサイド埼玉のディモくん、

サニーサイド立川リーダーのひろみさん、そしてサニーサイド長野のメンバーが

それぞれ撮影してくださったものを使用させていただいております。

みなさん、素敵な写真をたくさんありがとうございました

 

 

地方在住の私たちにとって、このイベントはまず東京へ出発ところから。

前日から上京した人や、仕事を終えてから夜行バスで向かったメンバーもいましたが

多くのメンバーは当日朝に新幹線で東京へと向かいました

 

みんな揃って遠足気分?

 

 

今年の会場は『めぐろパーシモンホール』

以前TOKYO FMさんの収録イベントでも伺いました

 

 

会場入口の出演者受付

 

途中、電車が止まったりというアクシデントもあったようですが

無事に集合時間までに長野メンバーは全員会場に到着することができました

 

さあ、リハーサルに備えて舞台衣装に着替えてホールに集合です

まずは、全出演者が集まっての写真撮影〜

 

みんなで一日頑張りましょう

 

写真撮影に続いて、GQファミリー代表のJennaさんより

出演者への全体説明がありました

 

各チーム毎に紹介され、元気に反応する長野メンバー

 

この後、リハーサル開始前に全出演者で発声練習。

ウォームアップができたところで、本番の出演順にリハーサルを行っていきます。

 

ステージの持ち時間が14分あるところ、リハは諸々の確認等も含めて10分間。

かなり慌ただしくなってしまうのですが、そんなところもしっかり想定してきた

私たち長野チーム。立ち位置やマイクの調整もとてもスムーズに段取りができて

事前に考えてきたよりも多く実際に歌ってサウンドチェックを行うことができました

 

 

 

  

リハーサルの時はカメラマンさんもステージ上で撮影してくださいました

 

 

さて私たちGQファミリーは『楽しくゴスペルを歌う』というだけではなく

その『楽しい時間を通じた国際協力を行うこと』を大きな活動の柱としています。

今回のこのコンサートも、出演エントリー費用や一般のお客様のチケット代の一部を

チャリティとして様々な支援活動へ寄付させていただきました。

 

そして当日会場には、私たちが日頃お世話になっている支援団体の方にお越しいただき

活動紹介とチャリティ商品やフェアトレード商品の販売を行うブース、

GQファミリーメンバーの手芸作品(売り上げの一部が寄付へ)を販売するブースなど

様々な国際協力に関連したが出展していました

 

また、ご来場の方々に任意での募金をお願いしたり等

『私たちのこの時間が世界のどこかで誰かの力になれる』という

そんな活動も行わせていただきました

 

 

 

 

ホール前ホワイエでの物販ブースの様子

 

なお、今回の『第6回 GOSPEL FOR PEACE』でのチャリティの総額

最終的になんと612,017円にもなりました

 

大勢のみなさまに、私たちの活動へのご理解とご協力をいただけましたことを

サニーサイドゴスペルクラブ長野としても心より御礼申し上げます

 

『第6回GP公式サイトの開催報告ページ』もあわせてご覧下さい

 

 

スケジュール通り、夕方16時からコンサート本番がスタート

オープニングは、先日Jenna&Jamから改名したゴスペルユニットJJのステージから

華々しくスタートした後、キッズとパパ・ママのファミリーゴスペル・ネバーランド

元気いっぱいなステージへと続きます

 

 

 

ネバランに続いてのサニーサイドの部はサニーサイド埼玉から

1曲目のアカペラと2曲目のおなじみダンサーズ入りの元気なステージと

今回もサニたまらしいステージを魅せてくれていました

 

 

 

この時、次に出演する長野メンバーはステージ袖にスタンバイ。

音響アシスタントの方がスタンドマイクの調整等にやって来てくださいました。

サニたまのステージが進行するにつれドキドキが高まっていきます。

 

出番直前、みんな集まっての最後のミーティング。

 

『みんなここまで半年も練習頑張って来たのだから、

自分とみんなを信じて、これからのステージは思いきり楽しんで歌おう!』

 

確か、そんなような事を話して本番へ臨んだような気がします。

 

そしてサニたまのステージが終わり、サニたまリーダーのノブさんから

『次はサニーサイド長野です!』と呼ばれました。いよいよステージへ出陣です

 

マネージャーの挨拶の間にメンバーがスタンバイ

 

1曲目の出だしはアカペラなので、ピアニストのナッティに音を貰い

みんなで呼吸を合わせます。さあ、みんなのハーモニーを届けましょう

 

♪How Great Is Our God♪

ソリスト:はたこ

 

 

この曲をGPで歌おうと決めたのは、去年の10月のことでした。

元々僕も好きな曲だったのですが、この曲をサブマネージャーはるちゃんに紹介したときに

とても気に入ってくれて、いつかみんなで歌いたいねって話していたのです。

 

でも、実際に練習をはじめて見ると綺麗なハーモニーを仕上げるのは想像以上に大変で

特に6声進行のところは、それまで取れていたはずの音すら取れなくなってしまう時もあり

僕としてもどう練習を進めて行ったら良いのか悩んだ時期も正直ありました。

 

ですが、この本番のステージ。まず一番最初のアカペラパートの出だしから、

全員の呼吸とハーモニーがばっちりと合った歌声が聞こえてきました

アカペラパートの最後の残響が消える瞬間、指揮をしながら『みんなすげぇ

嬉しくて仕方ありませんでしたよ

 

そこからバンドさんの演奏が始まり、はたこさんのソロパートへ。

月一でしか長野に歌いに来られないはたこさんなので、

本番までにソロについては、あまり細かい相談はじっくりとできなかったのですが

はたこさんは、しっかりと原曲を聞き込んで研究を重ねてくれて

優しい笑顔を魅せつつも力強く歌い上げてくれました

 

クワイア隊はユニゾンで歌うパートと、ハーモニーに別れてから歌うパートの

歌い分けがしっかりと表現ができていましたね。

この本番では全てが上手くいっていて、僕はずっと笑顔だったと思います

 

そしてずっと課題だった大サビの6声の同時進行パートは…

各パートのバランスがばっちりで感激してしまいましました

もちろん音響さんのほうでもセッティングをしてくださっていてのことなのですが

練習でもなかなか上手くいくことが少なかったこの部分が

すごく綺麗に聞こえてきたことは奇跡です…でもそれもみんなの実力ですよね

 

ラストは再びアカペラに戻ってのハーモニー。

もう何も心配無く、晴れがましい気持ちで曲のエンディングを飾ることができました。

やっぱりホールに最後に残った残響が、とても心地よく聞こえてきたのでした

 

曲間のトークは…結局いっぱいいっぱいでした

 

1曲目を歌い終えてからは、再びマネージャーのMCトークだったのですが

結局、本番前までに話す内容をまとめきることができませんでした…。

後ろにいるメンバーは時計も気にしながらやきもきしていたようですね

 

次に歌う曲を作ったHezekiah Walkerさんのバラードは、

とてもメッセージ性が強く聴衆に多くの共感をもたらします。

それはひとえに、彼が自身の経験や教訓を元に、自分自身の思いをさらけ出して

歌にしているからなのではないかなあ、とそんな風に僕は感じています。

 

ですが、アメリカという環境で暮らす牧師さんである彼のメッセージは

日本という環境で暮らす私たちには、やや判りづらいところもあるように感じました。

 

ステージ上でもお話したとおり、この曲のタイトルを日本語に直すと

『私は神様のお気に入り』となり『神様が私を特に目を掛けてくださっているからこそ

様々な困難や自分を陥れようとする敵に打ち勝ち、乗り越えることができた』という

ストーリーの歌となります。

 

ゴスペルですから、この『神の愛』というのは重要なテーマではあるのですが

見方を変えてみれば、この神様の愛というのは間接的なものであり

自分に直接的な愛をくれるのは、自分の身近にいる家族や友人達なのですよね。

 

僕にとって、この歌の出発点はそう解釈することからでした。

そしてHezekiahが自分を晒してメッセージを伝えようとするならば

彼のメロディと詞を借りながらではありますが

僕も自分なりのメッセージを仲間と共に表現し、聴いて下さるみなさんに伝えたい、と

そんな風に願ったのでした。

 

最終的に、それは『愛って何だろう』という冒頭のテーマにはじまり

 

『これまでの人生を振り返り、自分を愛してくれる人達とどう向き合い、

そしてどう生きていくのか』

 

という、そんな内容のストーリーになったのでした。

 

♪God Favored Me♪

英語リード:きーくん&はるちゃん / 日本語朗読:いっちゃん

 

 

この曲を歌うにあたっては、この今のサニー長野のメンバーがどれだけ心をひとつにして

技術的な上手い下手ではなく、本当に心のこもった歌声を紡ぎ出すことができるか、

というのが僕にとっての課題でした。

 

実は前回のGPの頃までは、地元でステージをすることすらなかなかままならず、

新しくメンバーとなってくれた方もあまり長続きせず…

僕も自分の経験不足も相まって、本当に長野でこのクワイアを続けていけるのか

悩むことも多い日々でした。

 

それが前回のGP以降、約2年前の夏を境に様々なご縁があり

長野駅前でのストリートライブをはじめ、地元でステージをさせていただける機会が増え、

サニー長野としての活動も大きく変化し始めました。

 

そして昔からのメンバーも、その頃から新しく仲間になってくれたメンバーも

今やずっと前から一緒に歌い続けてきたかのように仲良くなって

いつでも暖かでほっとできる家族のような環になりました。

 

マネージャーとして3年半頑張って来て、やっと自分が本当に創りたかったものが

出来上がってきたのかなあと思っています。

 

長野は他のチームのように、何周年記念コンサートというのをを開催するのは

なかなか難しいのですが、僕にとってはその代わりに、このGPのステージが

ここまで頑張って来た、今の私たちの集大成のステージだと思っていました。

絶対に、最高で最大のパフォーマンスをしたかったのです。

 

この曲では、メンバーで一番若いきーくんに、その若さあふれる情熱で英語のリードを

そして人生経験豊富な(?)いっちゃんに、日本語で語りを入れて貰うという

いわば動と静のストーリーを作りたいと思いました。

みんな歳も経験も違うけれど、でもひとつになって同じ歌をひたむきに歌える

そんなサニー長野の良いところが伝えられるのではないかと考えたのです。

 

本番に至る道のりの途中では、僕が理想を追い求めるあまりに

ふたりには苦労を掛けたり悩ませたりさせてしまったこともありました。

もしかしたら、このまま本番は無理なのかもという考えがよぎった日もありました。

 

けれどもそれを乗り越えて、ふたりとも僕が想像していた以上に

本番のステージでは素晴らしい仕事をしてくれたと思います

 

そして、そのふたりとともにみんなが気持ちをひとつにして

心を込めてこの歌を歌ってくれているのが良く伝わってきました。

おかげで、本番中なのに指揮をしながらうるうるしてしまったほどです笑

 

そして、一つになったみんなの心の叫びが爆発する最後の『Yes!!』のところは

サブマネージャーのはるちゃんにもリードをお願いしました。

僕が動けないときに、僕に代わってチームをまとめるよういつも頑張ってくれる彼女に

ここでもみんなの気持ちを引っ張って欲しいと思ったからです。

はるちゃんも、体の全てをつかって想いの限りに叫んでくれたのがよく聞こえました。

さすが頼れるサブマネージャーさんです

 

僕がマネージャーとして、サニーがあって幸せだと思うのは

そんな心をひとつにして一緒に頑張れるみんながいてくれるからです。

 

『愛とは“あるがまま”を受け入れること、そして優しさと思いやり』

 

こんな至らない僕でも受け入れて、一緒に同じ方向を向き理解しようと努力してくれて

最後はあれだけの素晴らしい歌を歌ってくれたメンバーのみんなには

ただただ、本当に感謝しかありません。

 

そんなみんなの最高の情熱が固まりとなって思いきり解放されたのが

最後の叫びのような歌声だったのではないかと思います。

 

そして、いっちゃんが朗読してくれた最後のセリフ

 

『私は恵まれた存在。そして私は、この愛とともに歩み続けます
私を愛してくださるあなたに、心からの感謝を捧げます』

 

これは、メンバーのみんなに向けて書いた言葉です。

最後に曲を歌い終える瞬間は、心から満たされた思いでいっぱいでした

 

 

2曲歌い終わって舞台袖に引き上げてくると、あふれる涙あり、また笑顔もあり。

本番を終えてのみんなの表情をみて、やりきった満足感と安堵感でほっとしました

過ぎてしまえばあっという間の時間でしたが、忘れられないステージになりましたね

 

この後も次々とGQファミリーの仲間達がステージに登場、

各チームそれぞれのカラーを出したパフォーマンスで魅了してくれましたよ〜

 

 

 

 

 

 

 

コンサートの後半では、マネージャーはGQファミリー講師陣&JJメンバーと一緒に

ステージで歌わせていただく機会が何度かあったのですが、久しぶりに歌う側で

ステージに立ったこともあり、とても楽しく歌わせていただきました

 

ステージから一緒に歌ってくれている長野メンバーの様子も見えましたよ

 

そしてコンサートのラストは、出演者全員で歌う♪Unity♪の大合唱。

GQファミリーの仲間達がひとつになって歌います。

 

出演者全員がステージに集合

 

僕の後ろの方に長野メンバーも並んでいます

 

最前列にもちゃっかりピンクのTシャツが!

 

最後はみんなの手が繋がって

 

Sing in Unity, Live in Peace!

 

普段は別々の場所で歌っている仲間達ですが、私たちは大きなファミリーの一員。

みんなのたくさんの笑顔と共に、無事フィナーレを迎えることができました

 

 

本番中、私たちの歌を聴きながら、客席で涙を流してくれていた方がいました。

その様子が目に入ったとき

 

『ああ、みんなの心はちゃんとひとつになれたし、私たちの想いは伝わったんだな』

 

と、これまで頑張って来た日々が報われた思いがしました。

思わず一緒にもらい泣きしてしまったメンバーもいましたね。

 

決してプロの歌手のように技術のある歌は歌えないけれど

私たちが心をひとつにして、私たちなりに一生懸命に歌った歌が

誰かの心に届いたということ。

 

私たちが共に歌う意味を、何かひとつ形に残すことができたのかなと思っています。

 

メンバーのみんなには、これだけの素晴らしいものを一緒に創り上げてくれて

本当にありがとうという気持ちでいっぱいです

 

サニーサイド長野にとっては本当に大きなステージとなった今回のGP。

メンバーみんなで力を合わせて何かを成し遂げられれた経験は

きっとこれからまた成長するための種となってくれることでしょう

 

これからまた地元・長野での活動も充実させつつ

来年のGPのステージでは、今年以上に素晴らしい歌声が届けられるように

今後ともメンバーみんなで楽しく、時には頑張って、歌っていきましょうね

 

2016年GP、本当に本当に、おつかれさまでした