こんばんは。

大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!

日だまり訪問看護ステーション

看護師 山田万理です。

 

 

交通事故に遭いましたもやもや

三叉路で信号待ちをしていて

青になって直進したら

右側から車が突っ込んできて

ハンドルとられて回転しました。

 

車は2週間の入院になったけど

幸いなことに私は無傷ですグッ

コンマ1秒違っていたら

今頃は病院だっただろうと思うと

ゾッとするアセアセ

 

 

ぶつけられた瞬間は

え? 今の何?

びっくりしたぁ!!

 

我に返り前方を見ると

道路の真ん中で停まったままの車が見えて

自分の車を道路の端に寄せて

駆け寄りました。

 

「大丈夫ですか?

ケガはないですか?

このままだと渋滞が起きます。

車を端に寄せれますか?」

と尋ねました。

(被害者は私ですけどね。)

 

真っ青でフリーズしている女性が

「私がいけません。

赤で、なんで・・・」

パニック状態ですアセアセ

 

 

 
 

相手方とやり取りをしていたら

背の高いイケメンが

「自分こんな格好ですけど

警察菅です。

今日、休みなんです。

大丈夫ですか? ケガはないですか?

まず、事故現場の写真撮って

車をこちらの方向に停めてください。」

と言いました。

 

 

看護師はどんな時も看護師で

私は勤務時間外に

近くに居合わせた医療従事者と協力して

心肺蘇生したり

糖尿病の低血糖症状で

意識消失して動けずにいたお年寄りを

救急搬送したことがあります。

 

それと同じで

警察官は休日も警察官なんですね。

カッコイイキラキラ

 

言われたところに車を移動したら

あら不思議目

渋滞を起こすことなく

何ごともなかったかのように

スムーズに車が流れています。

 

 

イケメン警察官は相手方に

110番すること

どのように伝えればいいかを

レクチャーしていました。

 

相手方はパニック状態なので

警察に通報している間もそばにいて

相手方が困っている様子だと

助言しています。

 

パトカーパトカーが来るのを待つ間

イケメン警察官がいなくなった?

と思ったら

「そこのお店の人に

駐車場に停める許可を得たんで

移動してもらっていいですか?」

と戻って来てくれました。

 

 

言われた駐車場に移動してから

「パトカーが来たら

運転免許証、自賠責証、車検証の

提示を求められるのでご用意ください。」

と言われて

私も相手方も手元に用意して準備はOKOK

 

 

ところが

なかなかパトカーが来なくて

雨は降ってくるし

私は仕事中で午後から訪問が

3件入っていて焦って

じれったい思いをしていたら

「今のうちにお互いの

保険会社と連絡先を交換してください」

と適格なアドアイスをもらいました。

 

 

 

 

相手方と連絡先を交換して

私はケアマネジャーに状況報告して

利用者さんに訪問が遅れる連絡を

お願いしてから

旦那さんに電話しました。

 

なぜ旦那さんに?

というと

旦那さんの友人が日産に勤めていて

日だまり訪問看護の車の点検、整備

保険などの一切をお任せしているから。

 

旦那さんが友人に電話している間に

私は休日のスタッフに連絡しました。

 

13:15の1件目訪問を

15:00に変更したら

15:00訪問が間に合いません。

その1件を訪問してくれたら

16:30の3件目訪問に間に合います。

 

 

スタッフがすぐ電話に出てくれて

「山田さんにケガはないですか?

15:00訪問行きます。

他にできることありますか?」

と、私の困った~どうしようを

すぐさま解決してくれました。

 

気遣う言葉もかけてくれて

優しいスタッフに囲まれていることと

無傷なことに感謝しました。

 

10対0で相手に非があるので

私はすぐに解放されました。

そのままディーラーに直行して

旦那さんの友人に

車がなきゃ仕事ができないと懇願して

代車を用意してもらいました。

 

旦那さんの友人は結婚式の2次会で

幹事をしてくれた人です。

2次会とはいえど70人以上が集まったので

わちゃわちゃでした。

 

でも、サービス精神旺盛な彼が

余興とゲームを考えて

私側の幹事と協力して

豪華景品を予算内で用意してくれました。

 

ディズニーランドのペアチケットや

折りたたみ自転車とか

当時流行っていた

もらって嬉しいものばかり。

 

旦那さんの友人に

「保険会社から連絡があったら

ここに連絡するように伝えてください。

今からのお仕事気を付けて」

と気遣う言葉と名刺を受け取り

代車で訪問に出発進行ランニングダッシュ

 

 

 

 

15:00少し前にKさん宅に到着して

スケジュールの軌道修正ができて一安心。

 

息子さんご夫婦に介護されている方で

認知症があって独り言は多いし

見えないはずの物が見えたり

足音が聞こえるんだけどアセアセ

 

息子さんと私のやり取りを聞いていて

「大したもんだ」

「だってそれがお仕事だもんね」

「ありがとうね」 etc

発する言葉が的を得ていて面白いんです。

 

体拭き、陰部洗浄、排便処置、褥瘡処置

膀胱留置カテーテルの交換、マウスケアと

やることが盛りだくさんだけど

会話のやり取りが楽しくて

あっという間に過ぎました。

 

息子さんとの会話のやり取りと

Kさんの言葉を紹介しますね。

 

「私は救急搬送をすると

ご家族に感謝されるんだけど

今日はその気持ちがよく分かりました。

休日の警察官に救われました」

と話したときのKさんの反応が

「(警察官は)大したもんだ」

 


看護師が救急車を要請する時は

どんな経緯で119番通報したのか

持病歴、かかりつけ医を伝えます。

 

それから

介護者、ご家族に

健康保険証、診察券、お薬手帳を

用意するようにアドバイスします。

 

私は搬送者の変化を観察しながら

すぐに搬送できるように通路を確保して

救急車の到着を待ちます。

 

 

今日はイケメン警察官に

①状況が分かる写真を撮る

②車を安全な場所に移動する

③110番する時に報告する内容

④免許証、自賠責証、車検証の用意

⑤待ち時間に保険会社と連絡先の交換

⑥警察官に状況報告するポイント

的確な助言を頂いたから

スムーズに話が進んで

15時の訪問に間に合いました。

 

 

そのような話をしていた時の

Kさんの言葉が

「だってそれがお仕事だもんね」

 

排便処置に手こずりオムツを2枚使って

ゴミを増やしてしまったと謝ったら

「いいよ。

そんなこと気にしなくていいよ」

 

盛りだくさんのケアをしている時と

私が帰る時の言葉が

「ありがとうね」

だったんです。

 

 

認知症でも所々で会話が成立します。

ということは、

認知症でも

意思決定能力が残っているということ。

 

意思決定するためには

①情報を目と耳から把握する

②頭で情報を分析して

 選択肢を整理する

③最善最適な選択肢を決める

このプロセスが必要です。

 

認知症があると複雑な情報を

分析整理して決定することは

できないかもしれない。

だからといって『できない』と

外野が決めつけるのは間違っている。

 

これからもたくさんお話をして

Kさんの尊厳を守りたい。

 

こちらの記事も参考にどうぞ

 下差し

 

 

 

 

さて

16:30の3件目訪問は

酔っ払って階段から転落したTさん。

  下差し



金曜日にケアマネジャーから

土日に訪問してもらえないかと

相談されました。

 

ケアマネジャーが訪問したら

痛くて動けずペットボトルに排尿していて

血糖測定、インスリン注射

内服ができていない。

食事は友人からの差し入れの

パンやソーセージなどを

寝たまま食べていたと。

 

血糖測定、インスリン注射、服薬管理で

30分訪問して欲しいとのこと。

 

骨折はしてなかったし

友人の介助で

2階の自宅まで帰ってこれたのに?

 

今日訪問したら

昨日より動けるようになっていて

ドーナツとソーセージを朝、昼と食べて

トイレに杖歩行で移動したと言います。

 

血糖測定、インスリン注射はしていません。

内服は朝食後薬の一部のみ。

 

薬をちゃんと飲んでないから

血圧上がってるし

インスリン打ってないから

血糖は328と高いし

排便がなく腹部緊満しているし。

 

・・・。

困ったもんだ、まったく。

 

私がアミノレバン(粉薬)を

水で溶いてシェイクして

薬の整理と記録をしている間に

Tさんが

「猛反省してるんだ。」

と言いました。

 

ホントだよ。反省して下さいよ。

酔っ払って転落して

痛くて寝たきり状態になって

ケアマネジャー、友人に心配迷惑かけて

私が土日に訪問する羽目になってさ。

と心の中で呟いていたら…

 

「自分の余計な一言のせいで

日曜日の訪問がなくなって

山田さんに会えなくなった。

でも、不幸中の幸いかな。

階段から落ちて山田さんが救ってくれて

土日連続で会えたから。」

 

は?

そっちなんかーい!!

 

私がTさんを訪問するのは

日曜日に限られていました。

 

先月、Tさんが

「仕事は完璧だけど相性が悪いから

○○さん(スタッフの名前)の

訪問回数を減らして欲しい」と

スタッフファーストの私に言うので

セクハラ言動と認定して

契約終了の可能性を通告しました。

 

ケアマネジャーと話し合いの上

事業所変更ではなく

週1回の訪問に減らすことで合意しました。

 

私はてっきり

酔っ払って階段から転落して

深夜1時に私を呼び出したことや

自分の不注意で

寝たきり状態になったことを

猛反省しているかと思いましたが・・・

 

そっちなんかーい!!

 

セクハラ言動のせいで

訪問が週1回になり私に会えなくなった。

でも階段からの転落という不幸で

私に会えたという幸い。

 

なにそれ。

やっぱり

セクハラ言動じゃないかームカムカ

 

看護師の私を何だと思っているんだムカムカ

 

Tさんが

「ケアマネさんが介護サービスの

見直しをするって言ってた。」と

訪問看護回数が増えることを

期待するようなことを言うので

 

「訪問看護の単価は高いので

寝たきり状態で動けないなら

むしろ訪問看護は週1回30分未満にして

ヘルパーさんの訪問回数を増やして

買い物や清拭、内服確認などの生活支援を

検討されるはずですよ。」と

さらなる訪問時間の短縮を予告しました。

 

毅然とした態度が大事な場面よね!

グッジョブ、私グッ

 

 

 

ヨレヨレになって事務所に戻ったら

代理訪問してくれたスタッフが

私のデスクにメッセージと

ドリンクを置いてくれていた。

 

一瞬で癒されましたクローバー

ホントにいつもありがとう。

大好きですラブラブ

 

 

18時頃、事故した相手先の保険会社から

連絡がありました。


状況確認されて

会社と車の情報を伝えてから

「ご不明な点や

伝えておきたいことがありますか?」

と聞かれたので

「相手の方がパニックになっていたので

どうか気持ちを引きずらないように

お伝え下さい。

私は無傷で今もどこも痛くないですから」

と伝えました。

 

相手を思いやるということを土曜日に

お釈迦様のような息子から学んだのです。

 

息子は高校3年生で

部活の大会は残る回数が限られます。

 

昨年、道を間違え渋滞にはまるわで

エントリー直前に到着するという

ハプニングがあったので

こちら

下差し

 

 

土曜日は早出勤務の旦那さんに代わり

豊田の高岡体育館まで

私が7時半出発で車で送りました。

 

8時に到着しました。

エントリー30分前で余裕があるから

コンビニで食料を調達しよう!と

割とゆっくり買い物しました。

 

会場の駐車場に戻ってすぐ

「あ、ごめん。

ここまで送ってもらったけど大会出れない」

って息子が言うんです。

 

忘れものでもしたのかと息子に聞くと

「いや。

ペアの後輩が電車を乗り間違えて

間に合わないっぽい。

もしかしたらギリギリまで待てば

間に合うかもしれん。

時間どれくらい大丈夫?」

と言う。

 

この会場は鬼門かもしれません。

1年生の大会の時もペアの同級生が

エントリー前にコンビニに行き

レジが混んでて

エントリー締め切りに間に合わず

棄権してるんです。

 

その時の息子

「しゃあない。帰ろう」と。

前日にYouTube観ながらイメトレして

素振りしてたくせに。

 

そして今回も

結局後輩は現れず

やむなく棄権ということにタラー

 

それでも息子は

「しゃあない。

電車乗り間違えたこと責めれない。

自分も電車で来てたらやってたと思う。

来週は個人戦だから

自分が気を付ければ試合には出れる。」

ですって。

 

あなたはお釈迦様ですか?

 

帰り道に話を聞くと

「後輩は父の中学校と同じだから

きっと近くに住んでると思う」

って言うじゃん。

 

だったらさ、私が拾って

一緒に行けばよかったよねー!

息子よ、

なんでもっと早くに言わんのよ

 

母ちゃん寝不足なまま仕事に直行だぜ。

 

でもまあ私への労いはないにしても

後輩が気を遣うだろうから

「気にしなくていい。気を付けて帰りな。」

と言ってあげれる息子が

誇らしく見えて学ばされた。

 

だから今日は事故の相手方に

気遣う言葉を伝えられた。

 

気持ちを切り替えないと

負のスパイラルにはまって

良くないことが次々起こりやすくなるから

今日のことは今日のことと区切って

目が覚めたら

リセットされた

新しい今を生きるのがいい。

 

私も明日は

新しい私を生きます。

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

最後までお読み頂き

ありがとうございました。