『鬼滅の刃』完結巻の発売日で

20時ごろに豊洲の本屋さんへ。

 

平積みされているかと思ったら

1冊もなくて「売り切れたのか?」と

一瞬あせりました。

 

コロナ対策、予約対策のためか

レジで在庫を管理しているという

お知らせを見つけて、一安心。

 

さっそくレジに並んだら

『鬼滅の刃』行列ができていて

これまたビックリでした。

 

完結巻を読まんだ感想は

いろいろあるけれど

 

物理的な変化として

号泣しすぎて目がはれました。

 

そして、伏線が丁寧に

回収されていて

気配りがとても細やか!

という点に感動。

 

輪廻転生の部分まで

描いてくれるなんて・・・

 

耳飾りが額縁に入って

現代に飾られていたり

 

青い彼岸花のところは

クスッっと笑ってしまう

ユーモアも入っていて

 

未来へつながれた命を

感じることが出来ました。

 

また、炭治郎たちが

鬼舞辻無惨との闘いで

最後の最後に

ためされる試練と

 

それを乗り越える方法が

王道中の王道で

「うん、うん」と

大きくうなずいてしまいました。

 

鬼舞辻無惨が

最後まで

我欲で生きて

 

(現代風にいえば)

自己肯定感が低く

さみしく滅んでいくのに対して

 

炭治郎たちは

絶望的な状況であっても

 

愛と希望を失わず

生きることを諦めず

仲間を信じているのが

本当に対照的でした。

 

物語には

自分の心が投影されます。

 

残酷な話と思えば

残酷な話になり

 

愛と希望の話と思えば

愛と希望の話になる。

 

同じ物語の

どこに、何を感じるか?

それは、人それぞれです。

 

わたしのなかで

「鬼滅の刃」は

 

世界中のあらゆる物語の

エッセンスを凝縮して

作者さん独自の視点で

描いた作品だと感じています。

 

エネルギーの流れが

とてもスムーズで

美しかったです。

 

いろいろ伝えたいけれど

今日はこのくらいにして

 

最後に読んで感動した言葉を

転載させていただきます。

 

吾峠呼世晴さんによる~あとがきがき~

(「鬼滅の刃」23巻カバーより)

 

何百年も前の出来事も、その時は今でした。

 

今の出来事もまた何十年何百年経つと昔話です。

 

おじいちゃんやおばあちゃん、お父さんやお母さんにもみんなと同じ子供の時があり、その時と今はつながっています。

 

そしてまた自分も、大きな流れの中で同じように、苦しいことつらいことを乗り越えて歳を重ねていきます。

 

もうだめだ、と思った瞬間こそが、道を踏み外さないように踏ん張る時です。

 

困難な状況や苦しい境遇に負けないでほしいです。

 

ですが頑張りすぎても良くないので、適度にダラダラしましょう。

 

真っすぐ前を向いて自分だけの幸せを見つけてくださいね。

 

この、あとがきこそ

「鬼滅の刃」に流れている

エネルギーを象徴している

言葉だと思います。

 

過去も、未来も、現在も

わたしたちは、つながっている。

 

命は引き継がれ

いま、わたしたちが生きている

この世界は、誰かが夢見ていた世界。

 

つぎの世界に

何をつないでいくか?

何を残していくのか?

 

自分におきかえて

あらためて考えてみたいと思います。

 

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