突発性難聴専門 さいとう難聴鍼灸院です。
耳鳴りがなぜ起きるのか、その詳しい原因や病態は解明されていません。鼓膜損傷や動脈瘤など、明らかな原因箇所を特定できる耳鳴りであれば耳鼻科での治療が効果的ですが、異常個所を特定できない原因不明の耳鳴りに関しては、なかなか耳鼻科では対処してくれません。
ペインクリニックでは星状神経節ブロック注射を行い、心療内科では精神安定剤やカウンセリングを行い、しつこく苦痛を訴えると精神病院送りになることもあります。
なぜ、耳鳴りが起きるのか。
耳鳴りが、耳=耳鼻科の専門領域であるならば、なぜ異常個所を特定することができないのか。
鍼灸の考え方から診れば、耳鳴りが起きる原因はある程度推測することができます。その原因も個人差が大きく一概には言えませんが、今回は痛み刺激と関連する耳鳴りの仕組みについて解説します。
図引用 http://www.jibika.or.jp/citizens/hochouki/naiji.html
耳鳴りが原因不明だとしても、耳鳴りという「音」が聞こえるということは、上図の音が聞こえる仕組みのどこかに何かの異常が起きているはずです。
今回の痛み刺激と関係するのは、脳の聴覚野です。
内耳から送られてきた音の電気信号は、最終的には脳の聴覚野で受信し、音として処理されます。
脳の聴覚野の電気系統に何らかの原因で狂いが生じると、耳鳴りという雑音を発生させてしまうと考えられます。
図引用 https://www.cloudseitai.com/column/column-290/
なにが原因で脳の聴覚野の電気系統が狂うのか。その原因の一つに、痛みがあります。
長期的に耳鳴りに苦しむ方というのは、なにかしらの痛みを日常的に感じている傾向があります。
舌痛、口内炎、胃痛、耳痛、頭痛、眼球痛、関節痛など、どこに痛みを感じるかは個人差がありますが、なにがしらの痛みを日常的に多く抱えている傾向があります。
痛みはなにが原因で起きるか。
外傷などの明確な原因がない場合、痛みは組織の酸欠によって引き起こされることが多くあります。
耳鳴りに長く苦しんでいる方というのは、心身ともに強いストレスをかかえているものです。ストレスによって自律神経の機能が乱れると血管が収縮し、組織への血流が低下します。
すると、組織への酸素供給が低下するために細胞はエネルギー不足を起こし、緊急事態のサインとして痛み物質を放出することになります。
その痛みがストレスとなって、さらに自律神経の機能を狂わせるという悪循環に陥ります。
ストレスが強い状態というのは、脳が興奮状態になって刺激に対して過敏に反応するということです。
脳が興奮状態になることによって聴覚野の電気系統が狂い、それによって耳鳴りという雑音を発生させることにつながるということです。
こうして、耳鳴り患者さんは痛みと耳鳴りという、二つの苦痛を抱えることになるわけです。
こうした仕組みは耳鼻科の画像検査では発見することはできず、一般的な耳鼻科ではこうした痛みと耳鳴りの関係について説明してくれません。
まして一般的な耳鼻科ではこうした耳鳴りに対する治療法がないため、通り一遍の薬を処方するしかないのです。
では、我々鍼灸治療の分野ではどのように治療を行うのか。
それは、酸欠を起こしている組織に酸素を送るということです。
痛みが起きている部分が酸欠によるものならば、その組織に酸素が届くように血流を改善させればいいということです。
血流の滞りが酸欠を生むのならば、血流を改善させるように治療するということ。
酸素摂取量が足らないことで体全体が酸欠を起こすのならば、呼吸機能を改善させるということ。
そして、組織にオ血という老廃物が蓄積しているならば、それを除くということです。
脳への酸欠が脳の機能を狂わせることにもつながりますので、痛みを除くということは耳鳴りの改善においても重要なことです。
治療とは単に症状が起きている部位だけを施術するのではなく、体全体を診て、全身を回線させることが重要なのです。
そのためには、耳鳴り=耳鼻科、という安易な考え方を変えていく必要があるのです。
院長ブログはこちらをクリック
https://ameblo.jp/sumiyoshi-oketsu/
当院ホームページはこちらをクリック
耳鳴りがなぜ起きるのか、その詳しい原因や病態は解明されていません。鼓膜損傷や動脈瘤など、明らかな原因箇所を特定できる耳鳴りであれば耳鼻科での治療が効果的ですが、異常個所を特定できない原因不明の耳鳴りに関しては、なかなか耳鼻科では対処してくれません。
ペインクリニックでは星状神経節ブロック注射を行い、心療内科では精神安定剤やカウンセリングを行い、しつこく苦痛を訴えると精神病院送りになることもあります。
なぜ、耳鳴りが起きるのか。
耳鳴りが、耳=耳鼻科の専門領域であるならば、なぜ異常個所を特定することができないのか。
鍼灸の考え方から診れば、耳鳴りが起きる原因はある程度推測することができます。その原因も個人差が大きく一概には言えませんが、今回は痛み刺激と関連する耳鳴りの仕組みについて解説します。
図引用 http://www.jibika.or.jp/citizens/hochouki/naiji.html
耳鳴りが原因不明だとしても、耳鳴りという「音」が聞こえるということは、上図の音が聞こえる仕組みのどこかに何かの異常が起きているはずです。
今回の痛み刺激と関係するのは、脳の聴覚野です。
内耳から送られてきた音の電気信号は、最終的には脳の聴覚野で受信し、音として処理されます。
脳の聴覚野の電気系統に何らかの原因で狂いが生じると、耳鳴りという雑音を発生させてしまうと考えられます。
図引用 https://www.cloudseitai.com/column/column-290/
なにが原因で脳の聴覚野の電気系統が狂うのか。その原因の一つに、痛みがあります。
長期的に耳鳴りに苦しむ方というのは、なにかしらの痛みを日常的に感じている傾向があります。
舌痛、口内炎、胃痛、耳痛、頭痛、眼球痛、関節痛など、どこに痛みを感じるかは個人差がありますが、なにがしらの痛みを日常的に多く抱えている傾向があります。
痛みはなにが原因で起きるか。
外傷などの明確な原因がない場合、痛みは組織の酸欠によって引き起こされることが多くあります。
耳鳴りに長く苦しんでいる方というのは、心身ともに強いストレスをかかえているものです。ストレスによって自律神経の機能が乱れると血管が収縮し、組織への血流が低下します。
すると、組織への酸素供給が低下するために細胞はエネルギー不足を起こし、緊急事態のサインとして痛み物質を放出することになります。
その痛みがストレスとなって、さらに自律神経の機能を狂わせるという悪循環に陥ります。
ストレスが強い状態というのは、脳が興奮状態になって刺激に対して過敏に反応するということです。
脳が興奮状態になることによって聴覚野の電気系統が狂い、それによって耳鳴りという雑音を発生させることにつながるということです。
こうして、耳鳴り患者さんは痛みと耳鳴りという、二つの苦痛を抱えることになるわけです。
こうした仕組みは耳鼻科の画像検査では発見することはできず、一般的な耳鼻科ではこうした痛みと耳鳴りの関係について説明してくれません。
まして一般的な耳鼻科ではこうした耳鳴りに対する治療法がないため、通り一遍の薬を処方するしかないのです。
では、我々鍼灸治療の分野ではどのように治療を行うのか。
それは、酸欠を起こしている組織に酸素を送るということです。
痛みが起きている部分が酸欠によるものならば、その組織に酸素が届くように血流を改善させればいいということです。
血流の滞りが酸欠を生むのならば、血流を改善させるように治療するということ。
酸素摂取量が足らないことで体全体が酸欠を起こすのならば、呼吸機能を改善させるということ。
そして、組織にオ血という老廃物が蓄積しているならば、それを除くということです。
脳への酸欠が脳の機能を狂わせることにもつながりますので、痛みを除くということは耳鳴りの改善においても重要なことです。
治療とは単に症状が起きている部位だけを施術するのではなく、体全体を診て、全身を回線させることが重要なのです。
そのためには、耳鳴り=耳鼻科、という安易な考え方を変えていく必要があるのです。
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