習志野市の下水道課不正事件、市民オンブズマンが県警本部と千葉地検に告発し、その進捗状況を見守っている状況ですが…

 

新たな事実が発覚。習志野市は「不正を明らかにする書類は全面非公開」と、市民に挑戦状!

 

この告発の後に市民オンブズマンを代表して鴨市議が「監査委員に示した不正の証拠書類を市民にも全面公開するよう」求めたところ、市の企業管理者(不正を行った下水道課は令和元年に企業局に移管となり、その企業局のトップが企業管理者です)から「公文書非公開決定通知書」が送られてきました。

つまり市民には一切不正の事実を明らかにしない、という挑戦状をたたきつけてきた格好です。

 

習志野市下水道課の不正事件、監査委員の調査により公文書偽造の驚くべき実態が既に明らかになっていますが…

 

不正に行われた物品購入や工事。きっかけは宮本市長だった

業者A関係

①清掃用胴長、レーキ購入(458,000円)

市長選を控え、谷津干潟のアオサ除去テレビパフォーマンス用に「胴長」を大量購入した宮本市長

環境部で実施した谷津干潟のアオサ撤去清掃イベント。NHKが取材することになったが、予算が57万6千円しかないのにNHKの放送が決まったので、急遽「胴長」を大量購入。予算が足りない分は、この事業に全然関係ない「下水道課」予算を使う、ということにした。この「やり口」が、不正行為が常態化していくきっかけになり、歯止めを失っていきました。

 

② 〇〇管理用道路段差すり付け工事(743,000 円) 

平成30年度に開催された第25回市民まつり習志野きらっと花火大会に際し、当該地を 花火大会の観覧場所とするため、市民まつり事務局から会場整備への協力依頼があった。 市民まつり事務局の職員Fからの依頼に際しては、下水道課の課長と主幹が応対した。 

未払代金がいずれも公共下水道工事に上乗せして支払われた

 

③ 〇〇水路ネットフェンス補修工事(120,000 円) 

支払いについて他の請負工事に上乗せ

 

④ 〇〇管理用道路車止め撤去他工事(247,000 円) 

普通の工事なので、一般会計で処理すべきところ、これまた全然関係のない公共下水道工事に上乗せして実施

 

業者B関係

① 〇〇人孔内副管補修工事(総額 1,397,000 円) 

担当課契約できる額(130万円まで)を超えていたため、超えた分を、関係ない他の工事に上乗せ

 

そして19回もの「虚偽公文書作成」の犯罪に手を染めることに

 

監査委員は金の出し入れをチェックする機関であり、犯罪の有無を審査する機関ではない、ということで、捜査機関の手にゆだねられることになりましたが、

「監査委員に隠すわけにはいかないので、監査委員には証拠の不正書類を閲覧させたが、それを市民に見せたらおおさわぎになるので公開しない」という習志野市。この極端な隠ぺい体質が治らない限り、同じような不正が繰り返されることになるのではないでしょうか。自民党の「裏金」問題と同じですね。

 

 

 

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