検察・警察に告発された下水道課不正事件、「入札回避の不正」を宮本市長が認める

 

(26日朝日新聞の記事の画像の一部)

 

この記事によると、昨年10月に明るみに出た下水道課不正事件について、これまで「個別事業についてコメントを避けていた」宮本市長が、ようやく「入札を回避する不正があった」ことを認めたそうです。

 

 

それでもまだ「緊急性があり、入札の手続きをとらなかった」などと言い張っている?

 

それでもまだ「緊急性があり、入札の手続きをとらなかった」と説明しているそうです。

監査報告や市議会での追及で、

いずれの工事にも緊急性などなかったことがハッキリし、

 

 

 ① 清掃用胴長、レーキ購入(458,000 円)

 

 ② 〇〇管理用道路段差すり付け工事(743,000 円)

 ③ 〇〇水路ネットフェンス補修工事(120,000 円) 

 ④ 〇〇管理用道路車止め撤去他工事(247,000 円) 

 

これら一連の不正のきっかけが、市長選に向けた宮本市長のパフォーマンスだったことも明らかになった

 

 

翌年の市長選を控え、干潟のアオサ除去テレビパフォーマンス用に「胴長」を大量購入した宮本市長

(市議会での谷岡議員の発言より。以下「谷岡」と略す)

胴長は1着5千~8千円。だから50~90着は購入された。平成30年6月16日開催のアオサ除去活動のことだと思う。

 

当時宮本市長は私の一般質問に次のように答えている。

「今月16日に環境省と習志野市の共催でアオサの除去活動を実施することとなりました。当日は私自身も谷津干潟に入り、アオサの除去活動を通じて谷津干潟とアオサの実態を直接確認してまいります」と答弁しました。

何十着もの新品の胴長を宮本市長自らが見て知っていたわけです。

また平成30年度入っての主要事業の一覧に入っていました。

イベント当日はNHKの取材も入って干潟を清掃する宮本市長の姿が全国に流れました。

 

予算が57万6千円しかないのにNHKの放送が決まったので、急遽「胴長」を上乗せ発注の手法で購入?

ところが谷津干潟保全事業は年間で57万6千円の予算しかつけていませんでした。

宮本市長自らが「主要事業」として市議会で資料を配付し、57万6千円という年間予算が明記されていたのに、当日何十着もの新品の胴長が市長の目の前に並んでいるのを見ておかしいと思わなかったんでしょうか?宮本市長は上乗せ発注の手法で購入したことを承知していたのではないでしょうか?少なくとも下水道会計で購入したことことは承知していたのではないでしょうか?

 

市長選を控え、近年にない規模で谷津干潟の清掃や市民まつりの花火などのイベント

 

平成30年は、翌年4月に市長選挙が予定されており、宮本市長が谷津干潟の清掃や市民まつりの花火など、近年にない規模でイベントをやっていました、その中で今回の事件の予算不足が複数発生した。予算が足りなければ下水道会計に回せば良い、とか上乗せ発注で何とかすれば良い、とか宮本市長が直接指示を出した、という証拠は今のところない。

しかし、予算が限られていたのに、市長選を前に派手なイベントを宮本市長が職員に求めた結果、不正な方法で物品を調達する方向へ職員を追いやってしまった責任はあるのではないでしょうか?

 

不正事件が昨年10月に新聞報道され、12月18日にオンブズマンの監査請求が出されたのに、昨年6月30日付けの「内部通報報告書」が監査委員に渡されたのは、今年になってから。半年以上も隠されていた

(谷岡)

市議会議員には令和5年6月30日付けの内部通報報告書は提出されませんでした。代表監査委員にはいつ渡されたのか?

(監査委員事務局長)

本年1月14日付で受領した。

(谷岡)

ひどい話。監査委員さん、もっと怒った方が良いです。10月には記者会見で不正行為で職員が処分された、と報告。その後議会にも報告しないどころか監査委員にすら報告しなかった。更に12月には住民監査請求が出された。なのにまだ渡さない。こういうひどい状況の中でも1月14日に受け取った報告書をもとに監査報告をしていただいたお二人の監査委員に感謝する

 

これだけ事実が明らかになり、検察・警察に告発されてもなお「緊急性があり、入札の手続きをとらなかった」などと、真実から逃げようとする習志野市政に市民の不信はつのるばかりのようです。

 

 

 

 

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