Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -33ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

ファンを気にしながらホテルに到着し

部屋まで送ろうとエレベーターに乗り込んだ。



『23階だったよね?』



テミン『えっ?一緒に食べないの?』



『何を?』



テミン『メロンパン!ヌナと食べようと思って買ったのにー』



『い、今から食べるの?』



テミン『ヒョン達寝てるしヌナの部屋に行ってもいい?』



最初は断っていたものの悲しそうな顔をする彼が

何だか可哀想になってきてついつい許してしまった。








カードキーでドアを開け、部屋に通す。



『散らかってるけど…』



テミン『お邪魔しまーす^^』



そう言って部屋に入った彼は何のためらいもなくソファに座り

コンビニの袋から買ってきた物を取り出す。



テミン『はいっ♪』



そしていちごミルクとメロンパンを差し出した。

ニコニコと愛くるしい大きな目をこっちに向けている。



『あ、ありがと…』



パーカーを脱ぎながら受け取ると

彼は自分が座っている隣ポンポンと叩いた。



仕方なく隣に座る。



あたしが座ったのを確認すると

彼はいちごミルクのパックを開けて飲み始めた。



いちごミルクとメロンパンだなんて

自分だったら甘すぎて絶対買わない組み合わせ…








テミン『ヌナ?飲まないの?』



『だって…これ甘いもん。』



テミン『だから美味しいのにー♪』



開けるまでじっと見つめられそうなので

あたしも仕方なく開けて飲み始める。



その間にテミン君はいろんな話をしてくれた。

メンバーの事、デビューしたときの事、自分の生い立ち。



若い割には苦労もしているし

人一倍努力もしている事を知った。



それはテミン君だけじゃなくて他のメンバーも同じだ。



こういう背景があるからこそ

ステージの上で輝く彼らの姿に惹かれるものがあるのだろう。

見事なまでにまん丸でとても綺麗な月だった。



『うわあ…』



感動してしまって言葉にならない。



あの日も月に見入ってしまったけど

今日の月も本当に綺麗で何か惹かれるものがあった。








テミン『ヌナ…』



『んー?』



テミン君のほうを見た瞬間

ぎゅっと手を握られた事に気がついた。



驚いて何も言えずにいると

伏せがちな笑顔をあたしに向けて言った。



テミン『ホテルまで、このままでもいい?』



予想もしていなかった状況に心臓が早鐘のようになっている。



そしてあたしの返事も聞かずに

手を繋いだままホテルまでの道を歩き出した。








ホテルまでは歩いても5分もかからない。



この間にもファンに見られているかもしれないのに

怖気づく事もなく堂々としている彼はかっこよかった。



まだ20歳の彼の笑顔からは

大人びた表情の中に子どものようなあどけなさも残っている。



繋いだ手は優しくて。



でもやっぱり男の子の手で。



このままずっとこうしていられたらいいのに

ってあの月を見ながら思っていた。

約束した時間になると携帯が鳴った。



画面を見るとテミン君からの着信で

もう部屋の前についているとの事だった。



準備をして部屋から出ると

彼は壁にもたれるように立っていた。



ラフなTシャツに黒のサルエルパンツにダテメガネ。

髪は少しくしゃっとしているけどセットしたわけではなさそうだった。



『ファンに見つかったら困るから用事済ませたらすぐ帰るよ?』



テミン『うんっ』









コンビニに着いた瞬間彼は子どもみたいな笑顔で

店内を汲まなく見まわし何を買おうか悩んでいた。



ドリンクのコーナーから

うきうきといちごミルクを2つ持って来た。



『これだけ?』



テミン『あとメロンパン買う♪』



いちごミルクをあたしの持っていたかごに入れ

軽い足取りでメロンパンを取りに行った。



彼がメロンパンも2つかごに入れたのを確認し

レジに行こうとすると腕を引っ張られた。



驚いて振り返ると彼も驚いたような顔であたしを見ていた。









『どうしたの?』



テミン『ヌナ…何も買わないの?』



『あ、特に欲しいものないし。』



テミン『ふう…ん。』



彼は少し納得していない顔をしていたが

レジを済ませコンビニの外に出ると普段と変わりはないように見えた。








テミン『ヌナ。』



後ろを歩いていたテミン君を見ると

にっこり笑って空を指差していた。



その方向を見上げると

あの日と同じような綺麗な月が出ていた。