ファンを気にしながらホテルに到着し
部屋まで送ろうとエレベーターに乗り込んだ。
『23階だったよね?』
テミン『えっ?一緒に食べないの?』
『何を?』
テミン『メロンパン!ヌナと食べようと思って買ったのにー』
『い、今から食べるの?』
テミン『ヒョン達寝てるしヌナの部屋に行ってもいい?』
最初は断っていたものの悲しそうな顔をする彼が
何だか可哀想になってきてついつい許してしまった。
カードキーでドアを開け、部屋に通す。
『散らかってるけど…』
テミン『お邪魔しまーす^^』
そう言って部屋に入った彼は何のためらいもなくソファに座り
コンビニの袋から買ってきた物を取り出す。
テミン『はいっ♪』
そしていちごミルクとメロンパンを差し出した。
ニコニコと愛くるしい大きな目をこっちに向けている。
『あ、ありがと…』
パーカーを脱ぎながら受け取ると
彼は自分が座っている隣ポンポンと叩いた。
仕方なく隣に座る。
あたしが座ったのを確認すると
彼はいちごミルクのパックを開けて飲み始めた。
いちごミルクとメロンパンだなんて
自分だったら甘すぎて絶対買わない組み合わせ…
テミン『ヌナ?飲まないの?』
『だって…これ甘いもん。』
テミン『だから美味しいのにー♪』
開けるまでじっと見つめられそうなので
あたしも仕方なく開けて飲み始める。
その間にテミン君はいろんな話をしてくれた。
メンバーの事、デビューしたときの事、自分の生い立ち。
若い割には苦労もしているし
人一倍努力もしている事を知った。
それはテミン君だけじゃなくて他のメンバーも同じだ。
こういう背景があるからこそ
ステージの上で輝く彼らの姿に惹かれるものがあるのだろう。