Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee -32ページ目

Sweet Dream*from SuperJunior & SHINee

SuperjuniorとSHINeeの小説を書いています。
全てフィクションです。

…Key Side…



実は僕は気付いていた。



ヌナがあの日コンビニで会った女性だという事を。

テミナがぶつかってしまった女性だ。



コンビニを出てからも話しかけていたのも知っている。



テミナはあの時に一目惚れをしたのかな…

事務所で会った時に物凄く驚いた顔をしていたし。



いや確かに僕だって驚いた。

会ったのは日本で、ここは韓国だったから。



こんな偶然ってあるんだって思ったほどだ。








ヌナが宿舎に来た日、

多分テミナはほぼ目が覚めていたと思う。



部屋から出てきた時の機嫌が良すぎたし

ヌナと何か話したようだったし。



僕から見る感じではヌナは自分の気持ちに気付いていないけど

きっとテミナに惹かれていると思う。








それから気になるのは…あの人だな。



あの人が自分の気持ちに気付くまで

少し様子を見守るのがいいのかもしれない。



僕がとやかく言えることじゃない。








そんな事をもやもやと考えていると

窓の外が明るくなってきた事に気がついた。



(少しだけ寝よ…)



気になることは山積みで何も解決はしていないけど

今は体を休ませる事の方が大事だ。


…Key Side…



とりあえずフロントでスペアキーを借り

ヌナの部屋へ向かった。



ノックをしてもベルを押しても反応がない。



まさかとは思うが何かあって倒れていないかと不安がよぎる。



数回ノックしても反応がないため

思い切って部屋の鍵を開けた。









『ヌナ?キボムだけど。』



部屋の中に入ると電気はつけっ放しで

正面のソファに丸まって寝ているテミナが見えた。



(はあ…無事だったか…)



ふとベッドを見るとブランケットに包まって寝ているヌナが居た。



テーブルの上には2つのいちごミルクと

2つあるうちの1つだけ封の開いたメロンパン。



(コンビニに行ったのか。)



その様子から何もなかったと判断し

小さな声でテミナに声を掛けた。








『テミナ、部屋に戻ろう。』



テミン『んー…?キボミヒョン…?』



『うん、迎えに来た。ヌナ寝てるから静かにね。』



ほとんど目も開けずに寝ぼけているテミナの荷物を持ち

テミナを背負い部屋を出た。








部屋に戻るとメンバーはぐっすりと眠っていた。

お酒が入っているのもあるだろう。



テミナをゆっくりとベッドに下ろすと

テミナもまた夢の中へ戻っていった。



(ふう…本当マイペースなやつ…)



テミナをおぶっていたからなのかお酒のせいなのかは

ハッキリしないが、重い体をソファに投げ出す。



暗い部屋の中で、1人考えていると

やっぱり確信に変わるものがあった。


…Key Side…



喉が渇いて目が覚めた。



ぼんやりと目を開けると

そこにはありがちな壁紙の貼られた天井が見える。



ベッドから起き上がり、

冷蔵庫からペットボトル取り出し水を一口飲んだ。



その時ある異変に気がついた。








…テミナがいない?



まさかと思いトイレとバスルームを確認するも姿は見えず

荷物を確認するとどうやら携帯と財布だけ持って行ったようだ。



(落ち着け…落ち着け…)



外に1人で出てファンに見つかっていたら…

何か事故に巻き込まれていたら…



その時自分の記憶がなくなる前のテミナの言葉を思い出した。



テミン『コンビニ行こうよー!』



ハッと気がつきマネージャーに電話すると

案の定自分も酔いつぶれていたのでほとんど覚えていないと。



ただ木之本さんの携帯番号を聞かれたので教えたとの事だった。



その電話の声で他のメンバーがもぞもぞと動き出したので

バスルームに移動し、テミナの携帯に電話を掛けた。








プルルルル…



プルルルル…



プルルルル…



留守電に繋がるかと思った瞬間、

プツリと繋がった。



『テミナ?テミナ?』



テミン『ん…ヒョン?』



『テミナ無事なのか?今どこにいるんだ?』



テミン『ん…あ…ヌナのとこ…』



その後は何度話しかけても返事はなかった。

携帯を持ったまま寝ているようだ。








やっぱり。









…これが素直な反応だった。



だてに何年も一緒にいる仲じゃない。

テミナがヌナを気にしているのは分かっていた。



だけどまさかこんな展開になっているとは…



(さすがにヌナは大人だし…大丈夫だよね…)



少し不安はあるもののヌナの真面目さからして

何かが起こっているとは思えなかった。



予感は的中。



こういう時まで冷静な自分に少しがっかりするけど

この冷静さが自分なんだと思う事にしている。



さて…どうしようかな。