約束した時間になると携帯が鳴った。
画面を見るとテミン君からの着信で
もう部屋の前についているとの事だった。
準備をして部屋から出ると
彼は壁にもたれるように立っていた。
ラフなTシャツに黒のサルエルパンツにダテメガネ。
髪は少しくしゃっとしているけどセットしたわけではなさそうだった。
『ファンに見つかったら困るから用事済ませたらすぐ帰るよ?』
テミン『うんっ』
コンビニに着いた瞬間彼は子どもみたいな笑顔で
店内を汲まなく見まわし何を買おうか悩んでいた。
ドリンクのコーナーから
うきうきといちごミルクを2つ持って来た。
『これだけ?』
テミン『あとメロンパン買う♪』
いちごミルクをあたしの持っていたかごに入れ
軽い足取りでメロンパンを取りに行った。
彼がメロンパンも2つかごに入れたのを確認し
レジに行こうとすると腕を引っ張られた。
驚いて振り返ると彼も驚いたような顔であたしを見ていた。
『どうしたの?』
テミン『ヌナ…何も買わないの?』
『あ、特に欲しいものないし。』
テミン『ふう…ん。』
彼は少し納得していない顔をしていたが
レジを済ませコンビニの外に出ると普段と変わりはないように見えた。
テミン『ヌナ。』
後ろを歩いていたテミン君を見ると
にっこり笑って空を指差していた。
その方向を見上げると
あの日と同じような綺麗な月が出ていた。