4歳くらいの頃だったかな?
お母さんが外食に連れて行ってくれた「白山」っていうお店で、ナポリタンを食べた。
スパゲティって、長くていつまで吸ったらいいのかわからない。。
でも、美味しいから、いつもこれを食べるんだ。一生懸命吸って食べる。
。。口のまわりが、ケチャップでベタベタになる。
お母さんが、すごく怖い顔して見てる。
お母さんは、外出するときにはいつもグレーのアイシャドウ。
その顔が、いつもすごくこわかった。
「拭きなさい。」
と言われて、紙ナプキンで一生懸命口を擦る。
でも、ケチャップはきれいにとれない。
お母さんは、やっぱりすごく機嫌が悪い。
こわい。
どうしたらいいか、わからないよ。。
今朝、お母さん、おじいちゃんとケンカしてた。
子供二人、預け先なくて仕事したいのに仕事にいけなくて、ずっと家にいるのが嫌みたい。
なんか、いつも怒ってた。
そんなときは、お母さん、決まって掃除機に当たる。
掃除機の大きな音と、引き戸を力任せに開けたり閉めたりする音。
掃除機があちこちに乱暴にぶつかる音。
嫌だった。
けど。
なんか、いつも、やめてとは言えなかった。
それからまもなくして、近所の保育園に行くようになった。
初めての運動会で、綱引きをしたことを覚えている。
「お母さん、あそこにいる!」
すぐに気づいたから、お母さ〜ん!って呼んだ。
手元の綱は持ってたけど、お母さんの方向いてて全然引っ張ってなかった。
したら、あっという間に向こう側に引っ張られて行って。。負けちゃった。
「ゆみ!綱引っ張らんとあかんやろ?!」
って、あとで言われた。
そうなんや。。
でも、お母さんを呼びたかったんよ。
振り向いて欲しかったんよ。
そうか。
私は、お母さんに気持ちを分かってもらいたいけど、思ったままをやっちゃ、言っちゃダメなんだ。
私のやることは、どこか的が外れている。
だから、言うのがこわい。
小学校に入学し、クラスメイトと全然仲良くなれず、誰ともしゃべれなくて休み時間のたびになぜかトイレへ。。
で、チャイム鳴っても気づかずに、そのままトイレにいた感じ。
そのとき何を考えてたのかは全く覚えてない。
朝礼のとき、整列したみんなの中に、「入れて。」って一言が言えなかった。
(今思うと、雰囲気でわかるやろ?入れてくれや!って思うけど!)
「言わへんから入れたげへん。」ってクラスメートに何も言い返せなくて。。すごく悲しかった。
放課後は、近所のA子ちゃんが頻繁に遊びに来てた。
よく覚えているのは、ピアノのある部屋でコンクールごっこをして遊んだときこと。
A子ちゃんに、いつも「私、一番でいい?ゆみちゃん二番ね。」って言われて、「うん、いいよー。」って毎回表彰式してた。
一番でなくて全然いいよ。
A子ちゃんはやっぱり一番が好きなんだね。一番になりたい人がなればいい。
「。。でも、私もたまには一番やらせてくれないかな?」
とは、言えなかった。
小学校のクラスで、何かですごく褒められたことがあって。
やっぱり褒められると嬉しいなって思って、A子ちゃんに「こんなことがあった♡」って伝えてみた。
後日、A子ちゃんから「うちのお母さんが、『あんな子、そんな褒められるところあるん?』って言ってたで。」って言われた。
ああそうか。やっぱり、私、そんな褒められる子に見えないのか。
「でもさ、なんでそんなこと言うの?」
とは、言えなかった。
で、なんで私、「やっぱり」って思ったんだろう?
とにかく、言えなかった。
気持ちを言葉にするのが苦手だった。
そして、理不尽な当たり方されても言い返せない。
お母さんが仕事できなくて我慢してるんだったら、私も我慢しなきゃって思ってたのかもしれない。
。。
それは、いらない思い込みだったって今ならわかる。
私は、オタマメソッド®︎を学ぶことで、そんな思い込みに向き合って自分を癒すことを知った。
近日、オタマメソッド®︎個人セッションの募集を再開します。
まりじら思い込みアルバム
その2 へ つづく
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