要さんがパーソナリティをやってる、
FM NACK5 の『NACKでROCK』に、
「底なし沼からこんばんは!」
っていうコーナーがある。
「底なし沼」とは、
スタ☆レビの沼のこと。
スタ☆レビの推しポイントを
深堀りしてください、
というコーナー。
私は「底なし沼」にハマってないわけがないのに、
絶対コレッ!というものが決められない。
そもそも、一番好きな曲は何かと聞かれても、
とっさに出てこない。
あまりに考えすぎると、こんがらがって、
「え?それかあ??」という状態になる。
よく、好きな人のどこがいいんですか?
と聞かれて、出てこないのと一緒だろうか?
★
でもきっと、
子供の頃から、生の舞台を観に行くことに、
ひたすらゾクゾクしていた私にとって、
ライブに命を懸けている
スタ☆レビのステージングが、
一瞬でハマってしまった要素であることは、
間違いないのだろう。
その要素の一つが、
要さんのフェイクなんだと思う。
「と·つ·ぜ·んFall In Love」のイントロ部分や、
「ブラペ」のコール&レスポンスでの煽り、
「Baby, It's You」のフレーズ間に入るささやき…
それらの楽曲で繰り出されるフェイクに、
きっと、やられてしまったのだ。
他を知っていたわけでもなく、
ただ純粋に、
初めて要さんで体感したフェイクというものに、
気持ちよさを覚えたんだけど、
あとあと、要さんを超えるそれには、
まだ出会っていない。
★
もちろん、声がカッコよかったり、
グルーブのセンスがよすぎるのは、
間違いないんだけど、
それ以外に、私の沼落ち要素は3つある。
1つめは、
MC同様、「立て板に水」なところ。
まだ続く?まだ続く?というくらい、
スルスルスルスル言葉が出てくるから、
盛り上がった気持ちが途切れない。
そして、ナチュラル。
2つめは、
開放的な、明度の高いトーンで、
シャウトしてくれるところ。
これが、
ロックでありながらポップに聴こえて、
威圧感がない。
私は男の人の大きな声は好きじゃないけど、
要さんの声は大きくても、怖くない。
男女年齢問わず、
ボーダーレスなシャウトなのだ。
3つめは、
演奏に要さんの声がうまく馴染んでいて、
違和感がないところ。
例えば「と·つ·ぜ·んFall In Love」のイントロは、
キーボードの伴奏がずっと鳴ってるけど、
楽器と要さんの声が同じ曲線を描きながら、
動いているように聴こえてくる。
へんに声だけが立たないし、
かといって、演奏にも埋もれないし、
ちょうどいい波長で、
音に乗ってくるフェイクは、
実に気持ちがいい。
それに加えて、
緩急つけながら、
最後は、絶頂へ向けて駆け上がっていく。
気持ちよくならないわけがない。
★
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