面会③ | 平凡なようで平凡じゃない主婦の話

平凡なようで平凡じゃない主婦の話

同居嫁歴35年。
老害いまだ衰えず。
おまけにダンナもクセ強で
もはや周りは敵だらけ。
最近は実家じーさんのことで
頭を悩ませることも多々あり。
穏やかに暮らせる日が来るのはいつ?!


続きです。



看護師に連れられて

やって来たじーさん。


もしかして車椅子かな?と

思っていたけれど

自力歩行。


事前に娘さんが来ますよと伝えていたら

穏やかに待っていたらしい。



先週末、聞いた話では

食欲が回復しつつあるので

月曜日から点滴は外し

貼り薬などで治療を再開すると

聞いていたんだけど


目の前にいるじーさんは

以前と変わらず元気そう。

(良い意味ではない)




畑に肥料をまかないといけないから

◯◯(店名)へ買いに行くから

お前今から一緒に行くぞ


車は車検出したか?

もうあの車はクラッチが滑るから

⬜︎⬜︎(兄)が買ってくれるって

言ってたから買い替えないとな!

(そんなこと言ってない)


グループホームの悪口てんこ盛り


ここは(病院)

眠り薬ばっかり出しやがる




あーーーー。

相変わらずだわ。



こんなんいつまでも退院なんて

出来ないし

受け入れ先が見つからないわ。



畑は私とお兄ちゃんでやるから

任せて

車はまだ大丈夫だよ。

ちゃんとバッテリー上がらないように

乗ってるから安心して



なんてね。

こっちの言うことなんて

1ミリも聞かないのがじーさん。



⬜︎⬜︎(兄)はなんで来ないんだ!



お兄ちゃんは今日娘の引越しで

滋賀県に行ってるから来れなかったよ

また会いに来るね

よろしく伝えてって言ってたよ

(言ってないけど&私にも

 行けなくてごめんすら

 言って来ないけどな!)



じーさんが湿布の色が

今までのと違うと文句言い出し

じゃあ貼り替えに行こうかと

看護師さんが連れて行き

そこで面会は終了。



病棟を出る際

解錠をしてくれた男性看護師さんと

少し話をした。



しばらくは穏やかだったんです

週明けのお薬投与で

かなりおとなしくなって。

でも少し薬が効きすぎかなと

ちょっと調整しまして

今、薬が抜けた状態で、、、、

そしたらまた怒りが出てしまってます



そうなんですね

今のままだとグループホームにも

帰れないですし

部屋の押さえも期限が来ますし

元々の性格に認知症で

拍車がかかってあんな状態なので

薬でおとなしくしてもらうことは

仕方がないことだと思っています


その後も少し話をし

挨拶をして帰った。



たいして時間を

要したわけではないのに

すごく疲れた。


じーさんのあれやこれやで

疲弊していた頃の

あの嫌な気持ちが蘇った。


素人が軽々しく

言うものではないけれど


じーさんへの薬の投与は

躊躇せずにやって欲しい。


ひどい娘だと思われても仕方ない。

全く変わってなかったじーさんを見て

ある意味ショックだった。


薬に過度の期待をしないようにと 

看護師さんから言われてるけど


あれだけ何も変わってないんじゃ

期待どころか不安しかない。


まぁそれでも


連れて帰って下さいと

言われないだけでも

ありがたいと思ってる。