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【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴい★PR事例■

 

オールスターゲームを前に、NBA×高級デパート×
雑誌GQがコラボ!
NBAファンのオシャレ心に火が付くか!?
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》

 


 



読者の皆様、こんにちは。

 


有名なスポーツ選手などが、ファッションブランドのモデルとして
キャンペーンや広告、PR等に起用されるのは、世界中でおなじみ
ですよね。


今回は、来月2月15日に、ニューヨークのマディソンスクエアガーデン
で開催される、第64回目の2015年NBAオールスターゲームに合わせて、
NBAとデパート、そしてファッション・ライフスタイル雑誌がコラボして
展開している取り組みについて紹介します。

 

この取り組みの主体となっている高級デパートは、


「Bloomingdale's/ブルーミングデールズ」


 

Picture:Screen shot of ronsaari.com

※Bloomingdale's official website
http://www1.bloomingdales.com/


 


アメリカ国内に34店舗、同アウトレットストアを13店舗、そして国外では
ドバイに1店舗を構える高級デパートチェーンのブルーミングデールズは、
「Bloomie/ブルーミー」の愛称で親しまれています


1861年に創業した同社は、ニューヨークに本社を構え、親会社はこちらも
有名かつニューヨークを拠点とする「Macy's/メイシーズ」であるため、
今年のオールスターゲームが開催されるニューヨークには並々ならぬ
こだわりと繋がりを有しています。


 

実は昨年はNFLとコラボをすることで成功を収めた経験を持つブルーミー。
今年は自社のおひざ元、ニューヨークでNBAのオールスターゲームが開催される
こととなったため、この機会を逃す理由はありません。

そこで、先述のファッション・ライフスタイル誌「GQ」とタッグを組み、
NBAのヒューストン・ロケッツでシューティングガードを務める、「James
Harden/ジェームス・ハーデン」を広告塔
として起用したのです。



 

Picture:Screen shot of espn



彼は、メディアで「おしゃれさん」として取り上げられたことも多数。
試合地などにバスがついてからロッカールーム入りする間にパパラッチ
される私服スタイルに定評のあるNBA選手の一人。


※ジェームス・ハーデンのおしゃれぶりとそのこだわりについてはコチラで
http://www.si.com/nba/photos/2014/11/20/james-harden-fashion-icon#NaN
http://www.gq.com/style/ten-essentials/201201/james-harden-10-essentials#slide=1

 

Picture:Screen shot of pinterest



 

日頃からオシャレにはこだわりがあり、雑誌GQなどにも数度登場した事のある
ジェームス・ハーデンが、ブルーミーのスーツとネクタイを素敵に着こなした
姿が、同デパートのウェブサイトに登場。


ウェブ上では、同選手とGQのスタイリストが登場する3つの動画シリーズも
公開される他、スポーツテイストを取り入れたタウンスタイルから、オール
スターゲームの応援に必須のTシャツなどカジュアルかつ定番の商品まで
多くの特別商品がラインナップされています。


 


Picture:Screen shot of Bloommingdale official website

 

Picture:Screen shot of Bloommingdale official website

 

Picture:Screen shot of Complex

 

※ジェームス・ハーデンが登場する特別動画はこちら

http://bcove.me/9miupz3e

 


また、オールスターゲーム開催までの期間中、ブルーミーは
ニューヨークの59番外、ソーホー、ニューヨーク郊外、フロリダ、
カリフォルニア、ペンシルベニア、マサチューセッツなど16か所に
バスケットボールがテーマのポップアップ店舗をオープン


これらの店舗では、「Mitchell & Ness」、「Sportiqe」、「Junk Food」、
「Been Trill」、「Mark McNairy」、「Stance」などのブランドによる、
ヴィンテージグラフィックTシャツやレトロジャージなどが販売される
のだそうです。


 

Picture:Screen shot of Bloommingdale official website


 


さらには、ファン参加型のオークションを開催し、アメリカでケアを必要と
している若い世代との継続的なコミュニケーション支援活動などを行っている
「Mentoring USA」への、売り上げ全額の寄付を表明しています。

 

他にも、2月12日には同デパートのニューヨーク59番街店にファンを招待
しての、オールスターゲーム前のプレパーティーの開催が予定されていたり、
「Bloomingdale's Loyallist Program」に参加している顧客は、1月15日から
29日までの間、NBAのライセンス商品やオールスターゲーム関連商品を
購入すると、付与ポイントが3倍になるキャンペーンを実施するなど、
様々なイベントや特典で盛りだくさん。

 

来月のオールスターゲーム当日には、例年よりも少しこじゃれたNBAアイテム
に身を包んだファンがニューヨークで多く見られるかもしれませんね。

 


 


※ニュースソース

※Business Wire
http://www.businesswire.com/news/home/20150109005654/en/Bloomingdale%E2%80%99s-Celebrate-NBA-All-Star-Game-NYC-NBA#.VLR1xWffTIU

※Complex
http://www.complex.com/style/2015/01/bloomingdales-nba-all-star-game

※Retailing Today
http://www.retailingtoday.com/article/bloomingdales-teams-nba

※Licensing.biz
http://www.licensing.biz/news/read/bloomingdale-s-teams-with-nba-for-all-star-game-pop-ups/041354

 

 


■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


今、我が家でちょっとしたブームなのが


「燻製」


です。

 

ビールや日本酒、ワインなど、お酒の肴として抜群の燻製。

以前は、少々高いお金を払って、ごくたまーにお店で購入していましたが、
昨年から、電気式と炭式の2つのスモーカー(燻製機)をゲット。



様々な素材を燻製にして楽しんでいます(失敗もありますが)。



牡蠣やサーモンといった魚介類の燻製も美味しいのですが、アメリカ人に
人気なのは、


・ゆで卵
・ソーセージ
・ベーコン


といったところでしょうか。



次回は、ナッツ類の燻製にトライしてみたいと思います。

 

 


※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
ニュースをタイムリーにお届け。

『にっぽんのマーケター』

http://nipponmkt.net/

■今号のスゴい★PR事例■

 

伊オンライン新聞が制作したDV撲滅を啓発する動画が、Facebook公開5日間で再生回数4200万回超を記録!
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》


 


読者の皆様、こんにちは。


そして、明けまして2015年、今年も「にっぽんのマーケター」並びに
「スゴい★PR」をよろしくお願い致します。


 

さて、2015年1月一つ目にご紹介する話題は、去る1月3日にYoutubeや
Facebookで公開され、3日間で3300万回超、現時点で4250万回に迫る
再生回数を記録
している、世界中に拡散したとある動画について
取り上げたいと思います。

 


"What happens when you put a boy in front of a girl and ask him to slap her?"

「女の子と対面している男の子に、女の子をぶつようにたずねると何が起きるのか?」


 

話題になった動画の詳細にはこんな説明文が記載されています。

 

 

Picture:Screen shot of Fanpage.it Official Facebook Page

 


そして、

 

"Here is how children react to the subject of violence against women."

「これが子どもたちの、女性に対する暴力という問題への反応です。」



と続いています。



 


まずは、動画をご覧ください。

 

※“Slap her": children's reactions

http://youtu.be/b2OcKQ_mbiQ

 


※動画が公開されたFacebookページはこちら
https://www.facebook.com/video.php?v=935640966457578


 

 

この動画を制作・公開したのは、イタリアでオンライン新聞を発行している
ニュースメディアの「fanpage.it」。



 

Picture:Screen shot of Fanpage.it Official Website


※fanpage.it Official Website
http://www.fanpage.it/

※fanpage.it Official Facebook Page
https://www.facebook.com/fanpage.it


 

イタリアでは、家庭内暴力(中でも諸外国では夫婦間や恋人同士などで起こる
暴力を指す/Domestic abuse)が長く問題とされていて、2012年の国連による
報告書では、イタリア国内で最も蔓延している暴力・虐待として指摘されて
います。

そして16歳から70歳の女性のうち32%が、何らかの性的虐待や暴力を家庭内で
受けた経験があると答えたと報告されていました。



前イタリア首相のEnrico Letta(エンリコ・レッタ)氏は、「femicide」即ち
「身近なパートナー(元パートナー)による女性殺人」という言葉を用いて
危機感を表明しました。



 

この重要な社会問題について、人々にもう一度考え、見直してもらおうと
啓発動画を制作・公開したわけなのですが、その内容については、同意や
賛辞だけではなく、批判的な声も聞こえてきています。

 

動画では、7歳から11歳の男の子が登場しますが、彼らに対しては、年齢や
将来の夢、その理由などが質問され、視聴者はそれぞれの男の子性格や
個性を垣間見ることができ、感情移入することができます。



しかし、「Martinaちゃん」として登場する女の子に対しては何の質問も
発言の機会もありません。



それが、制作者側が女の子の人格や個性を尊重せず、目的物化しているとして
批判の対象となっているのです。


 

他にも、男の子たちに彼女をぶつようにたずねる前に、彼女をなでるように
言う場面がありますが、そこでまずは彼女の側に身体に触れることに対して
是非を問うていない所にも問題があるという声も見受けられます。

 




とは言え、キュートな男の子たちの「男らしさ」ぶりや、その真っ直ぐな
メッセージとともに大半の視聴者には好意的に受け止められているようです。

 


特にある男の子の、




「諺にもある通り、たとえ花束ででも女性をぶってはいけないんだ」


 

 

Picture:Screen shot of Fanpage.it “Slap her": children's reactions


という答えはとても可愛らしいものでした。

 

皆様はどうお感じになりましたか?

 

 

※ニュースソース

※Huffington Post
http://www.huffingtonpost.com/2015/01/06/italian-domestic-violence-psa-slap-her_n_6424404.html

※Mashable
http://mashable.com/2015/01/06/boy-wont-slap-girl/

※Boston.com
http://www.boston.com/news/nation/2015/01/06/slap-her-video-shows-little-men-with-big-hearts/CY3EzXRCzApgCzRtKgCUDK/story.html

※Ad Week
http://www.adweek.com/adfreak/young-boys-are-told-slap-girl-remarkable-psa-about-domestic-violence-162172

※Rebecca Hains
http://rebeccahains.com/2015/01/06/slap-her-fanpage-it-video-objectifies-girls-exploits-boys-and-trivializes-domestic-violence/



 


■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。

 

遅ればせながら、

明けましておめでとうございます。

 

2015年は未年。
私の周囲には2人の年女&年男がいます(だからどうした(笑))。


読者の皆様は、年末年始をどのように過ごされましたか?


私は、実家に帰省をし家族や親戚、旧友との再会を果たすことができました。

やはり地元は良いものだ・・・と満喫したのですが、両親などは
色々と世話を焼いて逆に気疲れしているやもしれません。

 

さて、2015年はどのような年になるのでしょうか?

新年になると「New Year's Resolution」=「新年の抱負・誓い」
アメリカでも話題になりますが、読者の皆様はどんな目標を立てられ
ましたか?



私は、、、

「家計簿の記入を一年間全うする」


というものです。


節約を心がけながら、気負わず頑張ります。

 

 

※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
ニュースをタイムリーにお届け。

『にっぽんのマーケター』

http://nipponmkt.net/


■今号のスゴい★PR



112年の歴史ある団体が方針転換。
ガールスカウトの人気クッキーが
ついにオンラインで購入可能に!
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》

 


読者の皆様、こんにちは。


 

「Girl Scouts/ガールスカウト」に参加していたことのある方、
また団体やその活動と何らかの形でかかわったことのある方は
いらっしゃいますか?



アメリカでは、1912年の設立以来112年の歴史を誇る同団体は、日本
でも1920年に活動が開始されるなど、世界中で145の国と地域、1000万人
以上の団員
が所属しています。


アメリカでは、200万人ともいわれる女子が参加している同団体。
(日本では47都道府県約4万人)



団員の年齢や成長のステージに応じた様々な活動への参加を通して、
人格向上、人生で役立つスキルの習得などを支援し、社会に貢献できる
女性の育成を目指しています。

 


 

Picture:Screen shot of Girl Scouts Organization Official Website



※Girl Scouts Organization Official Website
http://www.girlscouts.org/



 

さて数あるガールスカウトの活動の中で、最もアメリカ人が楽しみに
しているものといえば・・・


「ガールスカウトのクッキー」


です。



 

アメリカ人に、「好きなガールスカウトクッキーは?」と聞くと、
たいてい瞬時に答えが返ってくるくらい、老いも若きも、そして
男女問わず人気のものです。



同団体のウェブサイトにもガールスカウトクッキーのページがありますが、
例年1月から3月がクッキーの販売が行われる季節。


この時期には、スーパーの店先などで、親御さんに付き添われた少女たちが
ガールスカウトクッキーを販売する姿を多く見かけます。




 

Picture:Screen shot of Girl Scouts Organization Official Website

 

Picture:Screen shot of Bloomberg Businessweek

 

余談ですが、アメリカで一番人気なのは、「Thin Mints」という、チョコミント
味のクッキーにチョコがけされたもの。

他にも写真のようなラインナップがあります。



 

Picture:Screen shot of Girl Scouts Nation's Capital

 



さて、このクッキーを販売のする目的はというと、「団体の資金集め」とともに、
「クッキーの販売を通して団員たちが物を売る経験を得て、お金やビジネスに
ついて学ぶ」という事なのだそうです。



そしてこれまでは、スーパーや路上などでの販売や、ご近所さんなどへの
ドアtoドアの訪問販売、そして団員の親御さんが職場や友人知人に購入を
呼びかけて子どもをサポートするのが主だった販売方法でした。



私も、昨年・一昨年と、子どもが団体に参加している友人の夫婦から、
どの味が何箱いるかという希望を聞かれ、事前に注文をしました。



参加している子どもたちには、それぞれ売り上げ目標があり
それを達成することは名誉であることから、親も子供も必死です。


 


そして、インターネットやSNSの普及と子どもたちへの浸透とともに、
オンライン上でクッキーの販売を告知したり、SNSを活用する
子どもたちが出てきました(有名なのは、「Honey Boo Boo」など)。


が、昨年まではガールスカウトはこれらの活動を発見すると、即座に
取りやめるよう指示し、また広く禁止の告知を出していました。



※Honey Boo Booの経緯を報道した記事はこちら

http://www.foxnews.com/entertainment/2013/03/01/thin-mint-mess-honey-boo-boo-banned-from-selling-girl-scout-cookies/

 



しかし、そんな団体の方針も時代の流れには逆らえず、2014年12月、
ついに、ガールスカウトクッキーをオンライン上で販売するという
決定を、「Digital Cookie」というプラットフォームの導入とともに
発表しました(ウェブベース、モバイルベースの2種)。

 


ウェブベースのプラットフォームでは、団員は個人のクッキー販売
ページを持つことができます(団員の氏名や居住エリアは非表示)。
そして、自分がどんな目的でクッキーを販売するのかというビデオ
などもアップロードできるのだそうです。


 

 

Picture:Screen shot of NY Times



※Click for cookies: Girl Scouts go digital

http://i.cdn.turner.com/money/.element/script/7.0/players/embed.js?videoid=/video/news/2014/12/01/girl-scout-cookies-sold-online.cnnmoney




この歴史的な決定は、各メディアがこぞって報道。

 


ただし、「Digital Cookie」の使用を団員に許可するかどうかは、
地区のガールスカウト団体に一任されています。


そして、オンラインで実際に購入できるのは、子どもたちの両親に
よって事前に承認されたユーザーのみ。



まだまだ制限が厳しいようにも感じますが、この「Digital Cookie」は
Facebookとシンクするということもあり、両親などのSNSのネットワーク
を通じて、オンラインクッキー販売の輪は広がっていく可能性が
あるようです。


 


より多くを売り上げたい子どもたちと、お気に入りのクッキーを間違いなく
手に入れたいクッキーファンの両者にとって、嬉しい変化となった
今回の米ガールスカウト団体の舵取り。



昨年は1000箱のクッキーを売り上げたという、マンハッタンに住む9歳の
Zack Bennettちゃんは、今年は1500箱を目標にすると、新たに導入された
「Digital Cookie」のトレーニングを受けて意気込んでいるそうです。

 

 


※ニュースソース

※Businessweek
http://www.businessweek.com/articles/2014-12-01/buying-girl-scout-cookies-online-thin-mints-finally-reach-the-web

※CNN Money
http://money.cnn.com/2014/12/01/technology/girl-scout-cookies/

※Fortune
http://fortune.com/2014/12/01/girl-scout-cookies-online/

※abc News
http://abcnews.go.com/blogs/entertainment/2013/03/girl-scouts-ask-honey-boo-boo-to-stop-cookie-sales/

 

 

 


■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。

 

2014年も残すところあと数日となりました。


この一年、当ブログ「スゴい★PR」をご愛読いただきまして
本当にありがとうございました。

来年も、様々な話題を読者の皆様にお届けできるように精進してまいります。


よいお年をお迎えくださいませ。

 


 


※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
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■今号のスゴい★PR事例■

 


X'masと年末年始を世界のドーナツファンと祝おう!
クリスピークリームのインストア企画が楽しい
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》

 




読者の皆様、こんにちは。


そして、

 


ハッピーメリークリスマス!!!

 



今日、12月25日はクリスマス。



週の中日ということもあり、日本では仕事や学校の関係上、クリスマスの
お祝いやパーティーを、事前に済ませたという方も多いのではないでしょうか。



こちらアメリカでは、クリスマス休暇となるところが多く、我が家も去る12月24日
(23日の午後?)から日曜日にかけて4連休です(そしてそのまま年末年始休暇へ)。



 

さて、家族や恋人、友人と集まり楽しいクリスマス・・・という予定が無い方、
またクリスマスの日に、いつもと少し違ったお祝いをしてみたい方、新年の
カウントダウンや幕開けを世界中の人と祝いたいという欲張りなあなたに
朗報です。



 


「Joy Goes Around The World With Grobal Holiday Hangouts」


 

 

Picture:Screen shot of Krispy Kreme's Official Facebook Page


 


これは、アメリカ人も日本人も大好きなドーナツの「Krispy Kreme/クリスピー
クリーム」が、今年のホリデーシーズンにワールドワイドで展開している
インストア企画
のタイトル。



企画開催期間は、12月5日から来年1月5日までの1か月間。
クリスマスや年末年始のいわゆるホリデーシーズンにあたります。



そして、企画を実施している店舗がアメリカ国内だけではないところが
ユニークな点の一つ。



 アメリカをはじめ、カナダ、メキシコ、コロンビア、ドミニカ共和国、
イギリス、トルコ、ロシア、インド、シンガポール、タイ、フィリピン、
台湾、日本、韓国、オーストラリアの各国の店舗が参加しています。

 


企画の内容はというと、タイトルの「Hangouts」には「遊ぶ、出かける、
行きつけの場所」といった意味があるように、クリスピークリームが
行きつけの場所になっている世界中のドーナツファンが、ホリデー
シーズンの喜びを世界中のファンと分かち合うというもの。



企画に参加している店舗には、店内にグーグルクロームブックが設置
され、タッチパネル式の画面を操作しながら、世界中のクリスピー
クリームを訪れているファンと繋がり、チャットや、お祝いのメッセージ
を交換し合えるようになっています。


 

※Krispy Kreme Joy Goes Around

http://youtu.be/9CAegZCEAK8


 

いかがですか?



クリスピークリームに行かれた際には、是非世界各国のドーナツファン
との交流を楽しんでみてはいかがでしょう?

 


先日、イギリス西部の都市ブリストルにオープンしたクリスピークリーム
の店舗では、開店前夜から徹夜して最初のお客様になった、ドーナツ大
ファンのBen Estersonさんが、1年間毎月24個のドーナツが無料という
ゴールドカードをプレゼントされていました。



 

Picture:Screen shot of Bristol Post



 

そんな各国のクリスピークリームファンにも会えるかもしれませんね。

 

 


 


※ニュースソース

※Yahoo Finance
http://finance.yahoo.com/news/krispy-kreme-joy-goes-around-120000167.html

※QSR Magazine
http://www.qsrmagazine.com/news/krispy-kreme-gives-chance-hangout-holiday

※Krispy Kreme Official Website
http://hotnews.krispykreme.com/blog/rotating-featured-content/krispy-kreme-joy-goes-around-world-global-holiday-hangouts

※Bristol Post
http://www.bristolpost.co.uk/Overnight-wait-earns-Krispy-Kreme-fan-coveted/story-25749311-detail/story.html

 

 

 

 


■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。

 

今回はクリスピークリームのワールドワイドなイベントについて
お伝えしました。


東京の新宿に店舗が進出した頃、ながーい行列がサザンテラスに伸びて
いたこと、手土産として大人気だったことなど、ちょっと過去を
思い出してしまいました。

 

ドーナツと言えば、私は「ダンキンドーナツ」派であることは、
ブログを読んでくださっている方なら薄々感づかれているのでは
ないでしょうか。


ドーナツがどうというよりも、そのカフェラテのせいかもしれませんが、
定期的に恋しくなるのがダンキンドーナツ。


先日は、カリフォルニア州で「Winchell's/ウィンチェルズ」という
ドーナツ屋さんにお邪魔していくつか味見をしました。

※Winchell's Official Website
http://winchells.com/



 

こちらは24時間オープンの甘党にはうれしいお店で、アメリカ西部の
週でチェーン展開。

ダンキンドーナツよりも少し甘さが強いような感じがしました。


今後は、ご当地のドーナツ屋さんなども巡ってみたいと思いました。

 

 

 


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大人気のポッドキャスト番組「Serial」に安易に便乗ツイート
した量販店「Best Buy」が大炎上&謝罪の失態
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》


 


読者の皆様、こんにちは。

 


「Serial」


という言葉を聞いたことがありますか?



「Serial/シリアル」は、今アメリカで多くの人が熱中しているポッド
キャスト番組
です。


 

Picture:Screen shot of Hello Giggles


 

2014年10月3日木曜日にスタートした同番組は、こちらも人気のラジオ番組
「This American Life」のクリエーター陣によるスピンオフ。


番組は、1999年1月に実際に発生したボルチモアの高校生による元彼女殺害事件
を題材とした推理もので、番組内ではジャーナリストのSarah Koenigが、
移民第二世代でありこの事件を引き起こしたAdnan Syedのケースの真相に
迫っていきます。


※Serial Official Website(番組視聴はこちらから)

http://serialpodcast.org/



ウェブサイト上には、エピソードの更新と共に事件の舞台となったボルチモア
の地図や、登場する人物の相関図など、リスナー自身の推理を助ける素材
も公開されるなど、その凝った内容も人気の秘密。

 

毎週木曜日の更新が先月は感謝祭で途切れると、ファンの落胆の書き込みや
投稿がSNS上に氾濫するなど、人気のTV番組「Breaking Bad」を超えるほどの
注目と中毒性があると、メディアでも報じられています。

 

そんな「Serial」の過熱する一方の人気にあやかろうとしたのか、同番組
に関連した様々な周辺の動きも見られるようになってきました。

 

事件の発生したメリーランド州ボルチモアのabc系列のテレビ局、WMAR-TVは、
当時の関係者のインタビューやニュース報道などをまとめたウェブページ
を公開。


※"Who Was Hae Min Lee?" By WMAR-TV

http://www.abc2news.com/who-was-hae-min-lee


 

Picture:Screen shot of WMAR-TV Website


 

これらの実際の関係者の肉声や、当時の報道を見ると、現在放送されている
「Serial」がより現実のものと感じられます。

 

一方、人気番組とは言え、実際に起こった殺人事件を題材としているだけに、
安易に「ジョーク」を交えて同番組に言及するのは「NG」という世間の
判断に、SNS上への投稿の削除や謝罪を余儀なくされたものも。


 

事件(番組)の中で、犯人が車でのピックアップを頼むために公衆電話
から電話した場所として登場するのが、量販店「Best Buy」。

その「Best Buy」の公式アカウントが発した以下のツイートが、ネット上
で大批判を浴び炎上しました。


 

「公衆電話以外なら、必要な物すべてを揃えています」

Picture:Screen shot of the guardian


 

「Serial」がフィクションであるなら、こうしたジョークを交えた投稿を
違った受け取られ方をしたのかもしれませんが、題材が実際に発生した
悲しい殺人事件というだけに、メディアや世間から大ブーイングとなって
しまいました。

結果、同社は投稿を削除するとともに、以下の謝罪ツイートを投稿。


 

Picture:Screen shot of Ad Age


 

他にも、あの人気番組「Sesame Street」も、「Serial」の番組ロゴと
「Serial=シリアル=Cereal」に引っかけた投稿をツイート。

 


 

「バートは(Serialの最新エピソード放送される)木曜日がとっても
待ち遠しい」

Picture:Screen shot of Ad Age


 

 

ちなみに、大人気の「Serial」はシーズン1の12話が現在視聴できますが、
第二シーズンの放送については、クラウドファンディングを仕掛けて
十分な支援が集まったら実現できます!という呼びかけを行って
いました。


 

Picture:Screen shot of Ad Age


面白い手法ですね。

 

 

 

 

※ニュースソース

※Ad Age
http://adage.com/article/media/serial-tweeters-brands-jump-npr-s-podcast/296202/

※Buzzfeed
http://www.buzzfeed.com/kristinchirico/this-parody-of-the-serial-podcast-is-so-ridiculously-on-poin#.ugyYBmOPv

※abc2 News
http://www.abc2news.com/who-was-hae-min-lee
http://www.abc2news.com/news/region/baltimore-county/serial-podcast-brings-flaws-in-1999-woodlawn-murder-investigation-to-light

※the guardian
http://www.theguardian.com/tv-and-radio/2014/dec/11/best-buy-apology-serial-tweet

 



■編集後記■


 
読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。

 

今日24日は、クリスマスイブですね。

 

ここのところ、ケーブルTVなどでは、クリスマス映画の特集が組まれて
いて、新旧様々なクリスマスの定番が視聴できます。

そのうちのいくつかを勝手に列記してみました。

 

「Bad Ssanta/2003」
・・・コーウェン兄弟製作総指揮。ダメ中年男のサンタが繰り広げるドタバタ。

「ELF/2003」
・・・コメディアンのウィル・フェレル主演。

「A CHRISTMAS CAROL/1951」
・・・原作はイギリスの文豪ディケンズ。何度も映画化されています。


「A CHRISTMAS STORY/1983」
・・・BBガンをクリスマスプレゼントに欲しがる男の子と家族のお話

「IT'S A WONDERFUL LIFE/1946」
・・・「素晴らしき哉、人生!」。ツキに見放され、自殺を考えていた
主人公が天使と自身の人生、存在意義を振り返っていく物語。
アメリカではクリスマスの定番、皆に愛される古典映画です。

 

オーソドックスなものから、コメディーまで様々なクリスマス映画が
ありますが、読者の皆様のお気に入りは何ですか?


エッグベネディクトの朝食、プレゼントの交換、家族で夕飯の食卓を囲み、
クリスマスの定番映画を見ながら夜が更ける。

そんなアメリカのクリスマスが結構好きだったりします。


メリークリスマス★

 



※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
ニュースをタイムリーにお届け。

『にっぽんのマーケター』

http://nipponmkt.net/