新興化粧品メーカー。マスカラやアイライナーが主力。アイライナーの国内シェアは2割以上とみられ、カネボウ化粧品や資生堂など大手ブランドを上回る。
新ブランド「UZU(ウズ)」の販売を始めた。第1弾として目元を彩るアイライナーを発売、初の海外展開も始める。
新商品「UZU」はデザインを刷新。筆の毛の量も3割増やし使い勝手を高めた。パープルやオレンジなども追加し、14色まで色のバリエーションを増やした。伝統的な職人の手作業も組み合わせ税抜き価格は1500円。全国のドラッグストアやバラエティーショップ、百貨店など約千店程度で展開する。自社ネット通販サイトでも販売する。
リップやマスカラ、ファンデーションなど「フローフシ」ブランドで展開する7種類の商品について、2020年をメドにすべて「UZU」ブランドに刷新する。「フローフシ」から外国人に発音しやすい「UZU」に切り替えることで、海外展開を進めやすくする。将来は売上高の過半は海外で稼ぎたい考え。
同社は自前の工場を持たず生産は基本的に外部企業に委託している。マス広告は利用せず、商品情報の発信はSNSが主体。大規模な生産設備を擁する大手メーカーより固定費の負担が低い強みを生かし、職人の手作りなど品質にこだわった商品を送り出す。自分らしさへのこだわりが強く、品質重視の消費者の間で高い支持を集める。
『日経産業新聞』2019/03/11付。
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