子どもを育てる時、親は愛すべきわが子にどんな思いを抱き、 何を求めるのであろう?
そして、親として何を与えられると考えるのだろうか・・・
初めに親がわが子に与えるプレゼントは、名前だと思う。
親の思い切りの愛情をこめて生まれ出づるわが子に送る名。
そしてその子の未来に思いをはせて育む時、絵本を沢山読むであろう。 親がわが子に向き合うとき、自然にできることは自分が子どもの時にして もらったことと聞く。自分がしてもらって嬉しかったことをわが子に送る。
幼き日に、親の声で読み聞かせてもらったお話の数々は、子が成長し、 困難にぶつかったり、迷った時の道しるべになるという。
昔話の中に3人のきょうだいの話がよくある。知恵を使い勇気を出し、
悪に立ち向かうとき、正義は味方してくれる。そこで物事の善悪を知る。
そのハラハラドキドキする楽しさを大好きな親の膝の上で聞いた子どもは、 大きな愛情を感じ人生の岐路に立った時、自己肯定感のある生きる力を
身に着けている。親が子どもに求めることは、独り立ちしてたくましく生きて ゆく力を身につけることではないだろうか?絵本を読み聞かせてもらった 子どもは、何よりそれを身に着けている。
それこそが、唯一親が子どもに与えられる愛ではないかと。。
このことだけは揺るぎのない真実であるだろう。 文責 高橋 裕美
すぎのこ文庫だより
令和6年3月26日(火) 太白すぎのここども園
今年度もたくさんの絵本を読んでくださり、ありがとうございました。
毎週木曜日、子どもたちが楽しそうに絵本を選ぶ姿を見ることができ、 私たちも嬉しい思いでした。ご理解とご協力、ありがとうございました。
今年度の貸し出しクラスの人気ランキングと、未満児クラスの人気絵本を
紹介します!今後、お子さんと絵本を楽しむ際の参考にしてみてください。
貸し出しクラス 絵本人気ランキング
〇2歳以上のクラスで貸し出しを行って、人気だった絵本を紹介します★
1位 昆虫の迷路・水の国の迷路 作・香川元太郎 出版:PHP研究所
2位 恐竜トリケラトプスの大めいろ 作・黒川みつひろ 出版:小峰書店
3位 乗り物の迷路・お化けの迷路 作・香川元太郎 出版:PHP研究所
4位 時の迷路 作・香川元太郎 出版:PHP研究所
5位 続・時の迷路 おもちゃの迷路 作・香川元太郎 出版:PHP研究所
いちにちなぞのいきもの 作 ふくべ あきひろ 出版:PHP研究所
0.1歳児 人気の絵本
〇未満児クラスで、人気の本を紹介します☆
かめ組(0歳児)
『いろいろばぁ』 作・新井 ようこう 出版:えほんの社
「あか!」・「あお!」と言ったり、「ばぁ!」に合わせて
声を出しながら楽しんでいます❤
『おーいかばくん』作・中川 いつこ 出版:ひさかたチャイルド
CD付きの絵本で、曲に合わせながらみんなで
「おーい!!」と呼んでいる子どもたち。
かばのおもちゃを見つけると、
「おーい!」と呼んだりする姿もありますよ★
ぞう1組(1歳児)
『だるまさんシリーズ』
『おしくらまんじゅう』
作・かがくい ひろし 出版:ブロンズ新社
一年を通して人気だった絵本は、『だるまさんシリーズ』
『おしくらまんじゅう』です☺「読んで~」とリクエストしてくれることは
もちろん、絵本の内容を覚えて、保育者の読み聞かせに合わせて
子どもたちも一緒に、声を出してくれることもありますよ!
繰り返しみんなで楽しんでいる作品です!
ぞう2組(1歳児)
『ねないこだれだ』 作・絵 せなけいこ 出版:福音館
子どもたちの大好きなおばけが登場するので大人気!!
絵本の台詞も覚えて先生と一緒に言葉を発して楽しんでいます★
『いやだ いやだ』 作・絵 せなけいこ 出版:福音館
イヤイヤ期にぴったりな1冊★
この絵本を読むと、「いやだしてないよ。」と話していた子どもたち(笑)
とても可愛らしく思えました♡
読み聞かせのQ&A
Q.どんな絵本が、良い絵本ですか?
A.大人が見ても読んでも、ドキドキハラハラする絵本。
A.文字を読まなくても、絵を見ただけで内容がわかる絵本。
A.初版の発行年月日から25年以上たっている本。
長く読み継がれている証拠です。
Q.同じ絵本を何度も「読んで」とねだられるが、読んであげるべきでしょうか?
A.子どもの希望に沿って、繰り返し読んで下さい。
子どもは、繰り返し聴きながら、自分の記憶と照らし合わせて、
確認しながら楽しんでいるのです。
☆大好きなおとなの声で聞くおはなし…何度も読んでほしくなるお気に入りの1冊に出会えたら幸せですね。その為には、大人が読んでも飽きない=良い本 を
お家の本棚に並べておくとよいですね。
Q.読んであげるのはいつまでですか? もう字が読めるけど…?
A.年齢の呼び方に「つ」がつく年の頃…「ここのつ=9歳」まで。
字が読めても、たどたどしく字を追う状態では、ストーリーのハラハラドキドキは、伝わりません。子どもが「もういい」というまで、9歳ころまでは、
子どもが望むままたくさん読んであげて下さい。絵本やおはなしの楽しさを幼い日に味わった子どもは生涯その楽しさを忘れないといいます。
今だけのワクワクドキドキを
お子さんと一緒に体験してみてください!