朝起きたら大量の購入出来ましたDMが届いており大変励みになります。(現在申し込み開始1時間後位で確認した所によると、12月17日(土)は全て完売。12月18日枠(日)残り僅かです🙇‍♂️これをご覧になる頃に全て売り切れていたら本当に申し訳ありません。)

限定キャンバスアートを購入するにあたってクレジット情報やらその他諸々の手続きが必要となるそうです🙇‍♂️

キャンバスアート購入者付録のサイン会にて希望時間帯を選択して頂き、持っていらしてくれた時に、僕がカラフルなサインと共にご希望であれば、表側に一部彩色し色を足す試みとなっております。

お手軽な価格でもプリント作品であっても出来るだけ一つ一つが違う"オリジナルアート作品に近い状態"を体験して持って貰うというのがこの企画の狙いでもあります。

現代アートの不思議な力を体験して貰えたらと思います。
クリスマスの是非大切な人にプレゼントや、自分へのご褒美にどうぞ。

詳しくは下記をご覧になって下さい。↓





昨日11月14日午前10時スタートだった"子供ワークショップ"は開始10分で満員御礼となっていたようで現在キャンセル待ちだそうです。沢山の方に興味を持って貰い本当に有り難く思います。

先月の伊勢丹さんのイベントもそうだったのですが、いつも非常に多くのエントリーがあり、ご希望に沿えなかった方に対して申し訳なく思います。今後も時折多様なイベントがありますので挫けずエントリーして貰えたら幸いです。

続いて11月15日午前10時からライブペインティング(本番12月16日)の観覧席予約申し込みが始まってます。ご希望の方は、下記の西武そごうさんの特設サイトをご覧になって問い合わせてくれたらと思います。申し込み時、大変混雑が予想される為、お席が既に埋まってしまってる可能性があります。(現在、満席キャンセル待ちとなっております。)

今後の11月12月の来店イベント及びグッズ先着限定開始日、個展などのスケジュール一覧表です。

・個展が、あるなんて知らなかった、、
・ライブペインティング観覧事前応募なんてしらなかった、、(申し込み11月15日スタート)
・アートプリント作品が先着限定で買えるなんて知らなかった、、(申し込み11月16日スタート)
・オリジナルアートスケッチブックカレンダー付き、保冷バックが貰えるなんて知らなかった、、(11月18日スタート)

のようなDMが毎度届く事が多々ある為、多くの方に知って貰えるよう祈りながらこれを書いています。
西武そごう杉田陽平イベント各種スケジュール一覧


そごう西武杉田陽平トピック一覧






















明日2022年11月14日(月)午前10時〜から数日に分けて、来月の個展に関する事前予約が必要なもの(来店イベントやサイン会参加チケット付き キャンバスアート)についての予約(先着順)がスタートします。

詳しくは、西武・そごうさんのサイトに書かれているので、ご興味がある方には見ていただきたいのですが、複数のサイトに別れて記載されているため、事前予約が必要なものをまとめました。

よかったら参考にしてください。🙇‍♂️分かりづらい場合、西武さんに直接お問合せして貰うのが一番早いかもしれません。

なお、個展の会場は西武池袋本店さんですが、それに先立ちまして、12月4日(日)にそごう千葉店さんでライブペインティング&トークのイベントをします。

来店イベントは、西武池袋本店さんとそごう千葉店さんとなっていますが、それ以外の西武・そごうさんでもさまざまなアートワークやプレゼント企画が展開されていますのでぜひ楽しんでください。

《西武池袋本店》

【EVENT《1》】
[予約制]こどもお絵かきワークショップ。杉ちゃんと一緒に絵を描こう!
■会期:2022年12月17日(土)
■時間:午前10時30分から(約40分)
■対象:小学生で絵を描くことが好きなお子さま
■定員:先着10名さま(要予約)
■参加費:税込1,000円(画材含む)

■ご予約期間:2022年11月14日(月)午前10時~12月15日(木)午後9時(先着順)

【EVENT《2》】
[着席観覧予約制]杉田陽平のダイナミックなペインティングを堪能!ライブペインティング&トーク
■会期:2022年12月17日(土)
■時間:午後1時から(約40分)
■定員:先着30名さま(着席・要予約)
■入場:無料

■募集期間:2022年11月15日(火)午前10時~12月15日(木)午後9時(先着順)

【e.デパート先行販売】
杉田陽平サイン会参加チケット付き キャンバスアート《限定90点》
価格:11,000円

■販売期間:2022年11月16日(水)午前10時~11月30日(水)午後11時59分
■販売会場:西武・そごうのショッピングサイト「e.デパート」

≪サイン会について≫
■会期:2022年12月17日(土)・18日(日)(時間枠あり)
■定員:各回10名さま(お一人さま約3分前後)
■対象:西武・そごうのショッピングサイト「e.デパート」で『杉田陽平サイン会参加チケット付き キャンバスアート』を購入いただいた限定90名さま

詳しくはこちらのサイトを確認してください。↓

《そごう千葉店》

[杉田陽平 ライブペインティング&トーク]
■12月4日(日)午前11時から〔約40分〕
【定員30名さま】参加費無料

■募集期間:11月18日(金)午前10時~12月2日(金)午後5時(先着順)

[『杉田陽平サイン会参加チケット付き キャンバスアート』販売のご案内]
■12月4日(日)午前10時から
価格:11,000円【先着30点】

商品をご購入された方は、杉田陽平のサイン会にご参加いただけます。

【キャンバスアート購入整理券配布について】
■配布時間:12月4日(日)午前9時30分~午前10時
■配布場所:1階=駅側正面口横

【サイン会について】
『杉田陽平サイン会参加チケット付き キャンバスアート』を購入いただいた先着30名さまに参加チケットをお渡しいたします。
■12月4日(日)午後1時から/午後2時から/午後3時から〔お一人さま約3分〕
■定員:各回先着10名さま

詳しくはこちらのサイトを確認してください。↓西武・そごう×杉田陽平クリスマスコラボレーション


開催中&実施中これから実施される西武・そごうさんの予定のイベント、グッズ、ディスプレイ、動画など一覧PDFです。↓

西武そごう×杉田陽平コラボレーションスケジュール一覧

































宮城県仙台市に小さな美術館"プチ・ミュゼ・アブストレ"では、学生時代から現在に至る杉田陽平作品を常に鑑賞出来る空間となっています。(展示作品総てコレクションの為非売品)&(完全予約制)

住宅地にある為、余りに沢山の方が来てしまうのも作品を静かにじっくりみたい方や近隣などにご迷惑をお掛けするかもしれない為、オープン以降大袈裟な告知などは控えてきました。
中々東京まで来れない方や、じっくり鑑賞したい人にはとっても適した空間になっていると思います。

この度、初の杉田来店イベントの12月の日時が決まりましたのでお知らせ致します。

以下詳細です。

12月22日木曜日に10時から、13時から、16時から。それぞれ2時間ずつの3部制で計画しています。

内容としましては

①特別な作品のお披露目会

というのがメインの企画として1つ。
もう1つが

②現代アート作品購入相談会
という形でアート作品の所有、購入等に興味をお持ちの方に向けて作家さん、購入経験者のお話を直接聞くことができる機会を設けてみるという試みを先生と相談して取り行うことに致しました。

もちろん所有、購入にご興味がない場合でも参加頂いて大丈夫です。各時間帯少人数で催しますので先生とじっくりコミュニケーションをとって交流頂く貴重な機会としてもぜひご利用ください。

当日は入場料としてお一人様、税込2,000円を頂きます。

参加を希望される方はご希望の時間帯を11月30日までにInstagramかTwitterのDM、もしくは0223023527にご連絡ください。各時間帯5名程度の定員になります。複数の時間帯が大丈夫であれば第二、第三希望まで教えて頂けますと幸いです。参加希望者数が定員を超える場合は抽選を行い当選の方にご連絡をさせて頂きます。よろしくお願い致します!との事です。

Petit Musee ABSTRAIT 
宮城県仙台市若林区
10:00-19:00
完全予約制

以上です。
以下がインスタグラムとなります。空間を訪れたお客様など素敵な写真があるので良かったらウォッチしてみて下さいね。
仙台市Petit Musee ABSTRAIT











もう既に知っている方もいるかもしれませんが、

池袋駅直結の西武池袋本店さんにてクリスマスの装飾など様々な展開が始まっています。

池袋駅は、"世界の駅の乗降客数ランキング3位"にもなる程、多くの方の通勤通学で行き交う世界最大級のプラットフォームです。

少しでも多くの方にとって嫌な事や悩み事があっても気が紛れるような、明るい道にしたく様々なカラフルな装飾やグッズを考えて見ました。一人一人に響いてくれたら幸いです。

既に多くの方から、見たよ!とかわざわざ通り道して見てきました!や、12月に結婚するのでオリジナルアート婚姻届貰いに行きます!といったdmが沢山届いています。

単なるアナログタイプの画家がこのようなスケールの大きな貴重な仕事に繋がったのは、日頃、このブログを読んでくれている方や展覧会に見に来てくれる方、購入し続けてくれる方々がいるからに他なりません。そしてそのような方に僕を知って貰うキッカケを作ってくれたのもまた、昔から応援し続けてくれた方々がいるからに他なりません。

話が長くなってしまう為今日は、ご案内までにします。
重ね重ね深く御礼を申し上げます。
本当に有り難う御座います。

イルミネーション及び個展スケジュールやイベント情報、限定グッズ情報など是非下記特設サイトを一読してくれたら幸いです。↓




初日、平日にも関わらず、大変多くの方に足を運んで頂き誠にありがとうございます。

毎分状況の変わる会場で臨機応変に最善の対応をしてくれている全ての伊勢丹立川スタッフさん方へもお誘い頂き、手を尽くしてくれて深く感謝と御礼を申し上げます。未熟でありますが、一日一日を大切にフィードバックしながら工夫しながら、理想に迎えるよう会期を終えれたらと思います。忙しなく全員一人一人に伝える時間がなさそうな為、此方に記します。

昨日、初日は、予想していたより遥かに多くの方がきてくれて、閉店時間を過ぎても列が途切れなかった為、お客様には大変ご迷惑をご不便をお掛けしました。深くお詫び申し上げます。
土曜、日曜は、混雑が予想されます。もしかしたら、僕とサインや写真お話しする時間は、お一人に対して1分から数分の制限時間を設けるかもしれません。折角いらしてくれた方には一瞬でも作品の解説なり取り組みの思い、買う良さや、感謝などを僕の口からお伝えしたく何卒ご了承頂けましたら幸いです。勿論時間が余ったり、人数が落ちついていた場合は、全然お尻気にせず大丈夫です。

会場は、とても広くゆったりと一点一点作品を鑑賞する事が可能です。

作品の意図や思いなどを全てではないですが幾つかInstagramにて確認する事が可能です。もし来られる際の作品を読み解く手がかりにして頂けたらと思います。

以下日程詳細となります。ご参考にして頂けたら幸いです。
過去の作品の写真と一言解説などインスタグラムに載せているので良かったらフォロー下さいね。↓








光栄な事にFM立川さんにゲスト出演します。
アプリを入れれば全国何処からでも聴く事が可能です。何か感じとってくれたら励みとなります。

僕は、どういう訳か、言葉チョイスを褒められる事が昨今増えて参りました。
皮肉ですが、僕は大きな後ろ盾がなかった為に、自分で自分の作品を伝える他ありませんでした。当初、無名の作品の前には誰も立ち止まってくれませんでした批評家や有名コレクターさんを展覧会に呼んだって見向きもされませんでした。偶々前を通りかかる人の中で僅かに作品を気にかけてくれた方、その数秒でどれだけ記憶に留めて貰えるかいつもどうやったら自分と自分の絵のファンになってくれるだろうかと、来る日も来る日も悩みトライアンドエラーの繰り返しでした。

空回りして不用意な言葉を発しようものなら、無数の刃が一瞬のうちに飛んできて蜂の巣にされました。
同業者からは、アイツはコンパニオンだとか営業マンにでもなった方がいいんじゃないかとも言われ続けました。葛藤はあったものの、最後の最後に自分を守ってくれるのは自分自身の言葉と作品でしかありませんでした。

作品が売れるのには幾つかの要因が考えられますが、どの理由においても、他人の身銭を動かす事なのですから、相当なある種の感動を与えないといけませんでした。
今では優秀なギャラリストさんが売ってくれる場合も多々ありますが、即決でない場合、多くの場合、最後の決め手(成約)となるかは、お客様に僕の話を通して魅力的な未来を感じて貰えるかが鍵でした。

何回も何回も他人と自分を傷付けたり、伝わったり誤解されたり後悔をしながら、泥臭い整っていない拙い言葉達が頭の中には残りました。

FM立川さんで皆様に何を伝える事が出来るでしょうか。

よしなに耳を傾けてくれたら幸いです。

10月10日(月・祝)午後3時から4時です。

↓スマホに、リスラジというアプリを入れるか、あるいは、パソコンのブラウザで、全国から聞けるそうです。参考まで。

↓FMたちかわ視聴方法










学内の雰囲気《写実系の直向きさと現代アート系の知的さに刺激を受けた

ここでの通っていた武蔵野美術大学の油絵科当時について少し書きたいと思います。


※あくまでも自分の受けた体感や印象なのでそれは違うだろと言いたくなる人、不愉快になる方もいるかもしれません。15年以上も前の事ですし現在は全く雰囲気も違っていると思います。誰かを批判したり一定の組織を揶揄したい訳ではないです。多くの方にとって参考にならないと思います。なお、僕は、全ての作家が幸福に活動できる基盤作りも重要な夢の一つです。その為には、先ずは、アート村以外の"アートに興味がない人"にも美術という見えない白壁の向こう側を先ずは知って貰う事が、重要だと強く感じています。なのでくれぐれもスルーするか、ご容赦または、ご理解頂きたく何卒よろしくお願い申し上げます。



 さて


当時一学年に油絵科だけで100人以上の学生がいました。皆、異なる背景で入学しており、実はバラバラの価値観目的意識を持っていた気がします。(絵を描く事が好きだという事以外は。)


主に

ストレスにならない範囲で将来アートに何か携わっていけたらいいなって層。

美術の先生になりたいという層。

大学職など研究職、例えば教授になりたいという層。

偶々受かって入ってしまったという層。

アートで食う事が目的なってしまっている層。

イケてるヤバい作品を作る事だけ考えていたい層。

学芸員に興味がある勢。

などに朧げに分かれていて。


その中で、更に、アーティストを目指している層の中でも価値観やタイプが分かれていて

 

職人型

兎に角、写真機以上にそっくりに描きたい。

写実タイプ、フェチタイプ、工芸家気質、伝統主義、手技で魅せたい職人気質。


研究者型

いやいや、そもそも何で人間は絵を描くのか?どこに向かってるのよ?など哲学や美学、思想、コンセプトを重んじる、美術批評や美術史至上主義タイプ。


デザイナー型

漫画、アニメ、イラストが大好きで授業などは真面目に取り組むけれど、好きな絵は勝手にうちで分けて描いて活動してるよ勢。



などになんとなく分かれていたでしょうか。


そもそも、学生一人一人のルーツも目指している先も違う人間が何百人もいる訳ですから、混沌としてるというのが正直な所でしばしば、呑み会などでは、ディスカッションというなのぶつかり合いや、現実逃避の為の活動が行われました。

人間不思議なモノで授業の内容より、仲間とのくだらない思い出ばかりが鮮明に記憶に残っています。きっと、感情が揺れ動いていたんだと思います。



油絵科には3年次になると3つのコースのどれかを選択する必要がありました。ざっくり言うと、写実系画壇系のコース、現代アート系のコース、版画のコースです。僕は現代アートのコースでしたが、僕は写実系画壇系のコースの人とも交流がありました。彼等は本当にいつ行っても、作品を作り、口ではなく手を動かしていました。


一方で現代アート系の方は、知性が豊かで、作品のコンセプトの話を聞いているだけで楽しかったのを覚えています。偶にやたら難しい言語を使いたがる方や、他人の美術を批判する事が正義だという人もいて、それも特長でした。←僕にとっては超ストレスでしたが、、。


 

それぞれのコースにはなんとなくのカラーがあって、写実系の人たちの作品を制作をする事に対する直向きさ、画面に向かい続ける集中力、そして、現代アート系の人たちには独創性、知性、新規性、単純にカッコよさお洒落さ、若々しさなど、それぞれのいい所に僕は憧れを抱いて参考にしていました



タイプは違っても、同じ志を持った友人に沢山出会えるが美大の最大のメリットだと思います。違う価値観の方の中で自分の得意不得意を学ぶ事ができ、自分と他人の美術を尊重する癖が身に付きます。(本当にアートが広く"深く"好きなのであればですが)←重要




努力や結果を周りに認められないもどかしさ

美大に入っていいもありましたが、もどかしもありました。

 

その一つが、あるコンペで入賞したです。入賞ではありますが、誇らしい気持ちもあり、担当の教官に結果を伝えたいと思ったのです。

 

ある日、入賞したコンペのチラシを持って担当教官の所にいき、今度何々美術館に飾られる事になったから良かったら見に来て下さいと言った所、君はまだ1年生なのだからこんな所には大学院を出てから出しなさいと言われたのを覚えています。担当教官が言っている一理あるのわかりましたが、よく話も聞かず作品も見ようともせず、僕のパーソナルな情報もスキルも知ろうともせず、自分の取り組みさえも承認さえして貰えがっかりした事がありました。万が一その言葉を鵜呑みにして大学院を出てから種を蒔いていくとして、花開くのには更にまた年月が予想されるのに、そこまで誰か何か活動を保障をしてくれる訳でもないのに、なるほど牧歌的な風潮なんだなぁとしみじみ感じたのを覚えております。


現状を広く見渡せばイケてる作品を描きさえしていたら神様が引き上げてくれるとは到底思えませんでした。

とは言え、先生達からすると、人数が多いですし、焦って空回りして自分を見失う学生を山のように見てきてるんだろうな仕方ないんだろうなとも感じました。



友人からは僕はどのように見えていたのでしょうか。

卒業した時にとある知人から杉ちゃんに似てるからと言って矢沢永吉の"成り上がり"という本を貰ったのを覚えています。



ここまで読んでくれて有り難う御座います。第三章に続きます。


ここで宣伝をさせて下さい。


僕が20代の全てを過ごした故郷とも言える場所での個展が始まります。気にかけてくれたら幸いです。↓




若き日20代を過ごした立川での個展の前に、美大と駆け出し作家時代の歩みをまとめてみました。

 

10月12日(水)-17日(月)に伊勢丹立川75周年記念個展 杉田陽平"色の雫、形の空、光の線"が開催予定となっております。

 


東京都立川は、僕が20代のほとんどを過ごした東大和市の隣の市の地元という感じで愛着のある場所です。

その地で大きな個展に呼んで貰い心から感謝しています。

 

個展に出品する作品を、自ずと20代を思い出しながら制作する時間の中で、現在の僕のスタイルに至る今までの取り組みについて、多くの方々に知ってもらいたい気持ちが湧き上がってきました。

 

誰かに特別役に立つ内容ではないかもしれませんが、過去を見つめるで目指す未来が浮かび上がる気もするので、画家を志してから今までの活動や思いの積み重ねについて、これから何回かの章に分けて少しずつブログに書いていけたらと思います。


もし誰かの1人でも何かヒントになれば幸いです。


※読んだ人によっては不愉快にさせてしまったり、各立場の方々に配慮が欠けた表現があるかもしれません。誰かを批判したり組織の批判の意味もありません。多方面を尊重しつつ超個人的な当時の思いなので、予めどうかご容赦頂けたら幸いです。





美大生活とコンペ、地道に展覧会活動をしていた20代

 

まずは、今回の個展が開催される立川で多くの時間を過ごした20代のから書きます。

 

20代の前半は美大生活であり、後半は美大を卒業し、縛りのないギャラリーで展覧会活動をしつつ企業などの奨学金制度を駆使しながらなんとか食い繋ぐ日々でした

 

様々な出来事や人との出会いに影響を受けて今の自分がありますが、ここでは特に20代に影響を受けた4つの事「美大生活」「mixi」「三菱商事アートゲートプログラム」「ワンピース倶楽部」でのエピソードについて書いていきます。

 

※この文章では、武蔵野美術大学を含めた私立の美術大学を「美大」とし、国立の東京藝術大学を「藝大」としています。

また、コンペとは、コンペティション(競技会)の略で、ここでいうコンペとは、企業などが、アートサポート活動として、広く作品を公募し、審査員に見合った作品を選ぶ事です。

 

1. 学内と学外を切り離して活動する必要があった美大生活

すぐには拭いきれなかった藝へのコンプレックス

僕は2浪武蔵野美術大学に入りました。だから、もし現役で合格していれば3年生と同じ年齢1年生になったというになります。そのから、入学早々に、いくつかの葛藤がありました。

 

まず、本来ならあと2年で世に解き放たれるのかという怖さです。というのは、自分は1年生で卒業まで4年間あるけれども、もしも現役で入学をしていたら2年後には美大生でも何者でもないまま、社会に放り出されてしまうかもしれない恐怖をリアルに感じたのです。あと2年で、何かを手に入れられるイメージが全く湧かず、何かしなければならないという焦りのような思いが既にありました。

 

た、僕は美術系の高校に通っていたのですが、そのから、いやもしかすると潜在的にはそのずっと前から藝大を目指して過ごしてきた、藝大に対する憧れを強く持っていました。さらに、美術予備校でも藝大至上主義という洗脳にも似た状態があり、美大に入学した喜びよりもむしろ、挫折感が強く、そのコンプレックスをどうにかこうにか何かで埋められないかもがいていたように思います。

 

一方で、藝大美大受験のように一日数時間で即座に完成させるよりも、じっくりと考え抜いた末、時間を気にせず納得した作品を提出する事が可能な一般のコンペは、藝大美大受験よりは、幾らか自分にとっては楽にも思いました。

 

 

コンペで学んだ

コンペに挑もうとしたのはまず、腕試しになると考えたからです。学外の人が審査員をやっているコンペで評価を受けるで、実際に世の中に出た時のリアルなジャッジに近いものが感じられるのではないかとも思いました。

また入賞できたら副賞でお金も貰えて、名前を人に知って貰えるし、そもそも展示場所を提供して貰えるという魅力もありました。

 

いざ応募しようとすると、想像以上に沢山あって戸惑いましたが、自分なりに決めたいくつかの基準をもとに、100箇所近くある中から3つくらいに挑戦するコンペをったのです。

 

じっくり考えて挑戦できるコンペは僕の気質に合っていて、挑戦したいくつかに入賞したり、落選したりを繰り返しながら、少しずつ覚悟と自信につなげていきました。

 

2004年から、2008年という20代前半の間に「トーキョーワンダーウォール賞」「シェル美術賞」「GEISAIなど他複数のコンペ入賞できました。

 

実際に、いくつも実践するで、何かに外部にチャレンジするという癖を身につけられたのも大きな収穫でした。

 


一方で、受かったからといって直ちに優秀なでも価値が保障されるでも、また売れるでもなく、次に繋がるチャンスのキッカケを手に入れたに過ぎないも実感する事となりました。


世の中には圧倒的に努力してる人も圧倒的に自分より才能に優れた方も沢山いてそういう人達と出会えるのも大きなメリットであり、落選も多かったですが、成果を上げた方を表面的に見ずに何が魅力なのかと謙虚に受け入れたり、成果に結びつかない時もまた、なんとか前向きであり続ける図太さみたいなものを鍛える事が出来た気がします。


そして、一番学びになった事は、傾向に合わせたり、対策をしないでヘンテコでもいいので自分の作品を出して審査員やお客さんを驚かしながら認めて貰う事に一番喜びを感じるように変化していった事です。


この時の経験が現在のスタイルに通ずる、売れる絵、流行りの絵を描く、受身スタイルではなく、今は主流ではないけれど、こんな稀な絵が売れる世の中って素敵じゃないですか?こんな画家のタイプがもしいたらどう世の中を変える事が出来るだろう?などと提案していくのが一番難しいですがレベルの高い自分自身が盛り上がるスタイルな気がして積極的実践型スタイルが自分が向いたい方向に思うようにもなりました。


 

美大ではプロになる方法は教えてはくれる場所ではない

先ほども書きましたが、僕は美術系の高校に通っていたので、高校年生から予備校時代を合わせると、受験生としての生活がとても長く続いていました。

その中で得た情報から、美大や藝大は、プロを育てる養成所ではないとなんとなく認識はしていました。


美大や藝大は、美術の思想や哲学、美学を学び、自分を深める場所であって、必ずしも学生全員がプロを目指しているではな、むしろ、絵一本で暮らせる人は何年に一人のレベルだと、受験生の時から散々聞かされていた、それは何故なのか?自分なりに仮説を立て、学校の美術の課題とは切り離して、食うには自分で何とかしないといけないだろうなと感じていました。

だからコンペに応募する以外にも色々事にアンテナを張っていたように思います。

 

美大時代の僕の生活は、昼間は学校の課題に取り組み、夜間は、コンペに出す作品の制作などの学外に向けた実践をしていました。そして、土日は、お客さんと画廊を巡ったり、オークション会場や美術館などに行く、時折学校をウロウロするというサイクルでした。

 

話には聞いていたものの、いざ美大に入ってみると、先輩にも同期にも絵の上手な人たちがゴロゴロいるのに、本当に、皆、普通に就職していく感じでした。

あんなに凄い人も、プロを目指さずに、普通に辞めていくのだから、自分がスムーズにプロでやっていけるはずがな道は険しいのだというが一目瞭然でした。

 

方や草間彌生さん奈良美智さんのように一点の作品が何億で売れるという、世界中の方が作品を待っているというような作家が世の中にるのも事実です。

 

同じサイズであっても僕の作品が当時3万円程度なのに対して、彼等は億という風に途方もない差が生まれているのは何故なのかと、愕然絶望するのと同時に、アートの不思議さ奥深さに加え、自分も取り組み方や努力の組み合わせでそうなれるかもしれないと細やかな可能性としても捉える事は出来ました。(浅はか)


 今日は、以上です。

第二章に続きますのでお暇な時に読んで貰えたら喜びます。



余談ですが

↓2002年浪人時代に新宿紀伊國屋で買った本です。奇跡で本棚に残っていました、、付箋多過ぎ、、。知らなかったのですが実践アートシリーズというシリーズだったのですね、、後で考えるとこの本との出逢いが原点なのかもしれません。やっぱり実践派だったのか、、







伊勢丹立川75周年記念個展
杉田陽平"色の雫、形の空、光の線"
場所 伊勢丹立川
会期 2022年10月12日水曜日-10月17日月曜日
日時 10時-18時半
最終日は17時まで
(入場無料)
出品作品は全て会場にて申し込みによる抽選販売です。
価格帯は、小品70万〜大作700万前後、中央値300万前後
作品観覧に事前申し込みなどは必要ありません。
参加型イベントは、専用サイトより事前申し込み制となります。

杉田来場日及び、フリーの時間帯
12日水曜日16時-18時半
15日土曜日12時-14時、17時-18時半
16日日曜日13時半-18時半

参加型イベント(抽選)
水曜日、限定数アートエコバックライブペインティング、
日曜日、お子様参加型作品制作イベント
既に非常に多くの方にお申込みを頂き本当に有り難う御座います。深く御礼を申し上げます。
参加〆切は9月29日となります。参加希望及びご興味ある方は、此方から→伊勢丹立川75周年記念個展 イベント詳細、申し込みなど