3両親愛と家族の絆を取り戻す佳奈美の人生逆転物語 | 復縁したい人が最後にたどり着くあなたと彼がもう1度"幸せな恋人"に戻る『復縁の成功法則』心理コーチ さとうみちこ

 

 

 

 

 

 

 

 

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佳奈美は、彼と結婚をしても
仕事をしている自分に
生きがいを感じていた。




母からは
「何があってもいいように
妻でも働く」態度を見てきた。



上司からも
「出産しても辞めないよね?」
という引き留めがあって




佳奈美は自分の能力や
仕事ぶりが分かってもらえた
ようで、嬉しかった。





同時に、子どもが産まれ
初めて尽くしのことで
育児と仕事の両立の
つらさも思い知ることになった。



子どもがいつも熱を出したり
会社に急な休みを申請するのも
つらかった。



真面目な佳奈美は、急に
仕事を休むことで、人に迷惑を
かけて、同僚や上司の反応を
想像すると怖かった。





やむを得ない事情ではあるのに
「これが頻繁に続いたら」職場で
どのような扱いになるのか?





佳奈美が同僚や上司に、
どんな風に思われるのかと思うと
気持ちがどんどん落ちていく気がした。





イレギュラーな出来事は
佳奈美にとって、落ち着かない
不安と、人から「どう思われるのか」
という大きな怖さがわいた。






その根底にあるのは、佳奈美自身が
「人の役に立たない私はダメ」
「私は人より劣っている」
「ダメな私を人は攻撃する」





という、歪んだ価値観に
がっつりと縛られていたのだった。



まだまだ佳奈美は

そんなことは知ることもない。













仕事でクタクタに疲れているところに
保育園に子どもを迎えに行かねば
ならない。朝も早く、家事も育児も
こなさなければならない。



まったく佳奈美の時間が取れてない
ことに、我慢の限界を何度も感じる
ようになって、いつもイライラしてた。



夫は夜泣きをする子どもを
交代してあやしたり、子どもの
吐しゃ物を片付けたりしていたが
ほとんど佳奈美が負担している
もののほうが多かった。





佳奈美は自分のほとんどが
犠牲になることがあっても
我が子のために、素晴らしい
母親でありたかった。








会社の休みである週末は、公園に
子供を連れて遊ばせたり、山になった
洗濯物や部屋の掃除、買い出しと…





だが、手の抜きどころが
分からない佳奈美にとって…




とても息の詰まる生活に
佳奈美は既に限界を感じて
いたのかもしれない。




義理の両親や実家の親の
助けもない。全部自分でやる生活。
佳奈美は1人で家庭を
回しているのではないか?





そんな気持ちになってしまうくらい
疲れていた。




いつか義父母が
「何かあったら何でも言ってね」と
よく言われていたので、佳奈美は
真正直に、彼にもう少し家のことを
手伝ってもらえるよう、言ってもらえるか?
と、義の母に伝えた。




『そんなにあの子が仕事してるのね…。
あの子の身体が心配だわ。
かわいそうに…』






佳奈美が期待していた言葉とは
真逆のものを聞き、佳奈美は
しばらく無力感で動けなかった。



「言うだけバカみたいだった…
やっぱり私には助けがない…
ずっとそう…いつだってそう…」





佳奈美の幼少期を考えると
そんな苦しい「信念」を
持つのも、無理のないことだった。








義理の両親は、ただ夫となった
彼を労うのみで、佳奈美の助けに
なるようなことは言わなかった。



ここでも、佳奈美の願いを
聞き入れてもらえることが
なかった。



他の家庭は、義理の両親や
実家の助けがあるのに…。






佳奈美は
両親や義両親や夫の助けがあると
話していた人を「いいなぁ…」と
ボーっと見ていたことを
思い出さずにはいられなかった。








「いいなぁ…」








かつて、そのセリフは
子どもの佳奈美が近所の塾に
通いたくても通わせてもらえず



高校で部活をやりたくても
許してもらえず、部活を楽しんでいる
同級生を眺めながら言ったものと
似たような感覚だった。









1人目の妊娠中から毎週末
夫は資格の学校に通い、
それは出産後も変わらなかった。
相変わらず真面目な夫ではあった。




佳奈美は相変わらず慣れない育児で
大変だったが、夫を応援しなきゃ!と
週末は送り出したり、過去問を
答えるのに付き合う良妻だった。



しかし、その試験結果が不合格で
佳奈美はがっかりしてしまったのだ。
一言目に冷たく夫に『何やってるの?』
と言葉が出た。




それはまるで自分の父と
同じようなセリフだと思った。

 


佳奈美は夫が傷ついているのを
何となく分かっていたが




幼少期から、慰めて励まされて
褒められた関りが、両親から
ほとんど与えられなかった佳奈美は






どう行動し、試験に落ちた夫と
接するのが「正しい」のか
分からなくなり
、正解を母に
求めて電話をした。



母がすぐに謝ったほうが
いいと言うので
佳奈美はそれに従った。



夫はプライドを保つように
『そんな風に言われて思わず
離婚を考えたよ』と佳奈美に言った。




あれだけ自分のことを好きだと
言っていた夫のセリフとは
考えられなかった。



彼にとっては「離婚」という
言葉は、佳奈美を試したり
動かせる、自分が持つ唯一の
「切り札」でもあった。



佳奈美はどんな顔をして
夫を見ていたのだろうか…。
佳奈美は




こんなことで離婚を
言われちゃうの?!
この状況で?
子どもがいるのに?



人生が怖いと、初めて思った。




それから夫にできるだけ気を使う
ようになり、まるで父の機嫌を
取っている子供のころの佳奈美を
再現しているようだった。







それでも
佳奈美は、多分ありったけの
勇気を使ったのだと思う。
夫に自分の気持ちを伝えてみた。



「なんだか1人で育児をしている
みたいで苦しいの。もう少し
家事とか育児を手伝ってくれない?


私1人が働いて家事をして、育児を
するなんて、もう我慢の限界だよ!」





すると、夫はたまたま
近くにあった子どものおもちゃを
床に叩きつけ、佳奈美にこう言ったのだ。




『こんなに一生懸命働いてるのに、
何で文句を言われなきゃいけないんだ!!
夜中までお酒飲みに行ったり
遊んだりしてるなら言われてもわかるけど
そんなことを言われる筋合いはない!』



と怒鳴って佳奈美を睨みつけた。
夫の怒号が怖くて、一瞬凍り付いた。






まるで自分の父が、子どもの
佳奈美を威嚇する「あの感覚」に
似ていた。





だが佳奈美は、何としてでも夫に
自分の現状を知ってもらわないと
自分が壊れてしまうと思った。



もしかしたら、身体のどこかが
震えていたかもしれない。
だが、何も言わずに目を逸らさないで
佳奈美も負けじと夫を睨むだけで
精一杯だった。



「もしかして…私を助けてくれる人は
誰もいないの…?」





そして…佳奈美は気が付いたら
「助けて」という言葉が言えなく
なっていた。

 

 

 

 

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