2両親愛と家族の絆を取り戻す佳奈美の人生逆転物語 | 復縁したい人が最後にたどり着くあなたと彼がもう1度"幸せな恋人"に戻る『復縁の成功法則』心理コーチ さとうみちこ

 

 

 

 

最初のお話はこちらからどうぞ↓

 

 

 

 

 

もしかして、同じ様な中学と
学生生活になるだろうか?



佳奈美の不安は、嬉しいことに
見事に外れた。




本来の自分を取り戻したかのような
友達にも恵まれ、最高の高校生時代
だった。



友達と笑って、楽しく過ごす!
「人と喋って、何かを一緒にやって
分かりあえるって、こんなに楽しい
ことなんだ!」



佳奈美の心がどんどん潤って
いくのを感じた。




ただ…




佳奈美が望む部活は全部
父母に却下されてしまった。
元々身体を動かすことが
好きだった佳奈美だったのだが



「体育会系の部活は、上下関係が
厳しいんだ。まったくバカみたいだ!」
と、佳奈美にはまったく関係がない
理由の言葉が、父の口から飛んだ。



佳奈美は
本当はバトン部に入部するか
野球部やサッカー部のマネージャー
を、やりたかったのだ。




母に至っては
「他人の応援なんかしないで
自分のことを頑張りなさい!」と
 

 

 

高校の部活は
両親に否定されなさそうな
無難と思える茶道部に入ったが



活発な佳奈美にとっては、物足りなく
結局帰宅部になったのだった。
できるだけ家に帰りたくなかったのに…。




自分の意思が、ほとんど反映
されない人生を思うと、佳奈美は
楽しそうに部活動をしている
友人たちを、羨ましく思うようになった。



「いいなぁ…」




その佳奈美の短い呟きには
「自分は何をしてもどうせ否定される」
「些細な願いも受け入れてもらえない」
そんな暗澹としたな気持ちが
込められていた。



まだ高校生の、切ない佳奈美の
つぶやきだった…。




 






高校を卒業して
佳奈美は短大に進学した。
受験の際に、やっと塾にも
通わせてもらい、一生懸命
やってきた。



それでも父からは
「この大学も、お前入れないのか!」
という、父の容赦ない一言に
心底打ちのめされてしまった。



「浪人になってしまったらどうしよう…」
「お父さんとお母さんに
なんて言われるかな…」



そんな人生の岐路に立たされた
佳奈美が、怖さと戦いながら
一生懸命勉強して、たくさん努力をした。




両親が、自分と一緒に合格を
喜んでくれると思っていた
佳奈美に、この反応は
生きる気力を失わせるのに
十分なものだった。



学歴社会を戦い抜いてきた
父親にとって、4大でなければ
意味がないというのだ。



父の抱える苦しさを
佳奈美が背負っている
ことなど、知るわけもない。




佳奈美は、自分の人生の
ビジョンがまったく見えなくなって
しまっていた。



希望しても、否定される。
親の望み通りでないと
バカにされる生活が待っている。



「じゃあどうしたらいい…?
何をやれば正解なの…?」




一生懸命頑張ってきた結果が
この父の態度だ。母は佳奈美を
守ることもなく、惨めそうな視線を
佳奈美に与えただけだった。




すっかり自信を失ってしまい…
佳奈美は、自分が決断することや
今、自分がやっていることが
「正しいのか間違っているのか」
いつも不安が付きまとうようになった。






 



佳奈美の就職活動は
氷河期と言われた時代だった。
そんな時代に佳奈美はなんと
望みの就職先を見つけて
内定を手に入れていた。





「こんな会社はダメだ!」
そんな父の言葉を聞いた時




ああ…
やっぱりこうなるんだ…




せっかく佳奈美が努力して
手に入れた内定を、父は
当然のように「否定」した。



この時の佳奈美は、はっきりと
「父が嫌い」とだと思った。



何もかも自由にできないことに
佳奈美は泣けばいいのか?
自分に腹を立てたらいいのか?



佳奈美は父の望むような会社に
見事、就職したが



「またやりたいことと違うことを
させられている」という無力感で
いくら真面目な佳奈美でも



さすがに落ち込んでしまって、
やる気など出るわけもなかった。









初めての仕事は…
すぐにやることがなくなってしまう
面白みのない業務内容に、佳奈美は
疲れが出てきているのを感じていた。




同僚などを目にすると
軽蔑の気持ちが湧いた。
こんな暇な会社にいる同僚を
ジャッジすることで
佳奈美は自分のストレスを
解消していたのかもしれない。





そんな態度を敏感に感じ取る
先輩から、気が付いたらやっかみの
対象になってしまい仕事を先輩から
教えてもらえなくなり適当な扱いを
受けるようになった。



学生時代のように、職場にも
「あの感覚」が蘇ってきた。
 

 

 

まるで佳奈美の存在が
ないかのような、あの
自分だけ浮いているような
薄ら寒い感覚…。





直ぐに終わってしまう仕事。
だが、やることを佳奈美に回して
くれる先輩もいなかった。




父のいる家にも帰りたくなかったが
会社にいる時間が、とても
苦痛を伴う時間となっていた。



そうだ…
学生時代の人間関係を
そのまま繰り返しているんだ…。





そんなことなど
佳奈美は知りたくもなかったし
知ったところで、どう行動しても
「変わらない」という気持ちが
染み付いてしまっていた。








私は希望を聞いてもらえなかったのに
何であんた達は叶えてもらってるんだ!
何で家でくつろげるんだ!ずるい!





思わずそんな
激しい気持ちがわいた。





佳奈美は他人にも自分にも
悔しくて、悲しくて
怖い父や、自分を守らない母を
嫌ってはいけないような
腹が立つような



「自分の気持ちがよく分からない」
ということが、最近よく起こっていた。



子供の頃から、自分に決定権がない。
「私はただ、お父さんとお母さんの
考え方と同じにして、言うとおりに
していればいいのかな…」



それは、子どもの頃の佳奈美が
父から叩かれずに、少しでも愛されるよう
その環境に適応していくためには
必要な、人への関わり方だったのだ。




今、佳奈美を悩ませているのは
子どもの頃に続けてきた
その両親への関わり方や



両親と同じような価値感、
人への感じ方を持ってしまった
自分を変えられずに
苦しんでいることだった。

 

 

 





そんな佳奈美に人生の変化が
訪れたのは、会社が倒産して
親会社に吸収された時だった。




「倒産したところから来た子でしょ?」
と、失礼なことを言うおじさんもいたが
人が入れ替わって、活気があり
同年代の同僚に恵まれた佳奈美は
まさに今という時間を謳歌していた。




そして佳奈美は自分が美しく
器量良しという特性を持っている
ということを、十分理解していた。



佳奈美の元カレは
「高学歴という肩書」を
両親が大変気に入っていたが
佳奈美は興味もなくなり
別れることにした。



そこへ、待ってましたと言わんばかりに
佳奈美に一目ぼれをした男性が、よく
視界に入るようになってきた。



相手の照れた気持ちが
誰が見てもよく分かる
アプローチに





佳奈美は何となく彼に好感を
持ちはじめた気がした。




彼は同じ会社の違う部署に
所属しており、佳奈美と仕事で
やりとりがあった。



グループでの飲み会に、知人が佳奈美を
誘ったのも、彼が佳奈美と話す機会が
欲しかったからだと、後で知った。




彼の佳奈美への想いは
強烈で、一気に佳奈美との
距離を縮めていった。



佳奈美が知らなかった世界を
どんどん広げていく彼に
佳奈美の気持ちは、少しずつ
和らいでいった。




週末は資格の勉強をしたり
スポーツを楽しむ彼に
自分の将来に相応しいのかどうか?
時々思うようになった。




佳奈美が彼に気を許すように
なったのは「父のいる家から出たい」
という佳奈美の希望を彼が叶えるために



「遊びじゃないから、同棲するなら
結婚しよう…!」




そんな真面目なプロポーズだった。
彼だったら幸せな家庭が作れるかも
しれない。



怖いお父さんじゃなくて
褒めてくれるお父さんがいて
子どもが産まれたら、家族そろって
笑って食事ができる愛のある家庭!




彼は佳奈美へのサプライズは
下手をしたが、彼から伝わる
真面目な緊張は感じていた。




海岸の演出もあって
指輪ではなくネックレスを
プレゼントしてくれた。





「あれ…?私嬉しくない…?」
ふと、ざわッとした瞬間的にわいた
自分の心のセリフは、不安を
掻き立てた。



お互い両親に挨拶済みという
のもあったが、何よりも佳奈美は
「結婚して幸せになったモデル」を
知らないのだ。





むしろ佳奈美は、その逆の例を見て
育ったと言える。



結婚したら…苦労するんじゃ
ないだろうか…。






漠然とした不安。
ぎしくしゃしていた両親を
子どもの頃から見ている
佳奈美は、ふとそう思った。



彼の佳奈美への惚れ具合は
他人が見てもよく分かるもので
佳奈美の不安は、それで無いことに
できると思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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