レッズの主力が続々と流出。 | 日々此修行也

日々此修行也

Jognote終了につき、2019年12月からこちらに移行。
過去の記事を復元し、以前やっていたLivedoorブログや楽天ブログの記事もインポート。
人生の備忘録として此処にて一括記録していきます。

この夏にレッズから4人の主力選手が移籍。
キャプテンと副キャプテンが揃って流出という異常事態に。
強化責任者のレッズOB堀之内が異例の声明も発表。

まずは酒井宏樹。
ニュージーランドの新興クラブのオークランドFCへの移籍が決定的。
既に移籍を前提としてチームから離脱。
先日の磐田戦終了後にお別れのあいさつも。

2021年6月にマルセイユから完全移籍で加入。
日本に復帰するならば古巣の柏と思っていたけれど、縁も所縁もないレッズに来てくれて感謝。
周囲の人間は全員反対していたらしいけど。笑

移籍の理由は、ACLで優勝したいから。
そして本当に優勝させてくれた。
これで周囲の人間を見返したのでしょう。

昨年度からキャプテンに就任。
しかし昨季から怪我を押してのオーバーワークが祟り、故障がちに。
故障中に今年加入の石原が右サイドバックに入り、かなり良い働きを。
酒井が復帰してもスタメンの座は奪えず。
そして本人も新たなチャレンジをしたいとの意欲もあり、声を掛けてきたオークランドへの移籍となった模様。
スポーツ新聞で噂が立った時はまさか、、、?と思ったけれど、本当にいなくなってしまうなんて。

次はアレクサンダーショルツ。
彼もスポーツ新聞で移籍の噂が立って、まさかね、、、。と思っていたら、本当に移籍とのこと。
酒井同様移籍を前提とした手続きのため、チームを離脱。
一緒に磐田戦の後にお別れのあいさつを。
全て日本語でカンペも読まずに話した点が、彼の人間性を表している。

レッズへの加入は酒井同様、2021年の夏。
屈強なセンターバックで、早々にレギュラーに。
ハッキリ言ってJリーグでは規格外の選手で、いまのJリーグの中じゃ最強のDFと言っても過言ではない。

2年連続でベストイレブンを受賞。
地上戦でも空中戦でも相手に競り勝ち、プレーは非常にクリーン。
相手のボールを単純に跳ね返すだけでなく、パスもさばけてロングフィードも出来る。
前が空いていればドリブルで駆け上がることも可能。
欠点のない超万能型のDF。

性格も紳士的で、日本の文化にも積極的にチャレンジ。
ラーメンとかジャンクフードが好きなユンカーとは異なり、納豆が好きになったり。
人間性も非常に出来た超人。
そんな彼のチャレンジ精神は、次の舞台へと目が向いてしまったのかもしれない。
クラブとしても最大限の留意をしたけれど、中東クラブのオイルマネーには勝てなかった様子。

次は岩尾憲。
こちらはスポーツ紙で噂が立ったその日に移籍が発表。
予期も出来ない電撃的なものに。
移籍先は古巣の徳島ヴォルティス。

岩尾の加入は2022年。
見た目は落ち着いたおじさん風で、課長のニックネームも。
当時監督だったリカルドロドリゲスの愛弟子で、早々にボランチのポジションに定着。

リカルド監督が解任されたら岩尾も一緒に居なくなってしまうかと思いきや、しっかりと残ってくれた。
そしてその後2度の監督交代でシステムが変わっても、その器用さと戦術理解度でスタメンは譲らず。
しかし今季はボランチに現役スウェーデン代表のグスタフソンが加入し、慣れない2列目をやるハメに。
それでもしっかりと役目はこなしてくれた感じ。

でもやはり本職のボランチがやりたかったのか。
また徳島への恩返しがしたいという思いもあり、まだ身体が動く内に古巣に戻る決意をしたのでしょう。
もう36歳なので、徳島で骨を埋めるのかな。
サポーターへの直接のあいさつもせず、早々に徳島入りしてしまった淡白さは意外だったかな。笑

最後はソルバッケン。
今年の加入の目玉としてセリエAのASローマから半年間のレンタル移籍。

キャンプ中にずば抜けたプレーを見せて、こりゃ本物が来た!と色めきだった記憶が。
しかしシーズンが開幕してみると、ずっとケガで離脱。
ベンチ入りもせずにレンタル期間の6月が迫る日々。
このまま幻のまま居なくなってしまうのか、、、と思っていたら、5月末の町田戦でようやくJリーグデビュー。
身体はかなり重たそうでコンディション不良だったけど、一つ一つのプレーは秀逸。

その後はそれなりに稼働し、そのままレンタル延長か、、、?と思ったけれど、ローマとの交渉は不調に終わり、そのままレンタル期限を迎えることに。
契約最終日の磐田戦まできっちりと出場してくれたのは感謝。
クラブとしては最後の最後まで交渉していたとのことで、あいさつの機会もなし。

しかしローマとしては不要な選手らしく、そのまま他のクラブへ売り出す模様。
とは言えその移籍金の高さがネックになり、買い取ってくれるクラブが現れていないのが現状。
このまま移籍先が見つからなければ移籍金が下がり、レッズが購入、、、なんてこともあり得るかも?
レッズとしてもこれからも粘り強く交渉を続けるとのこと。
費用対効果で損をしない価格で移籍してくれれば最高だけど、、、どうなることやら。

とにかく主力の4選手が一気に居なくなってしまうのは痛いし、寂しい。
怪我人ばかりだけど、残った戦力で残り半分のシーズンを乗り切っていかないと。
欧州から二田と本間の加入の明るいニュースもあるし、期待もある。
我々に出来ることは、精一杯応援するのみ。
Forza REDS!!