第15回東京・赤羽ハーフマラソン完走記 兼 備忘録。 | 日々此修行也

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Jognote終了につき、2019年12月からこちらに移行。
過去の記事を復元し、以前やっていたLivedoorブログや楽天ブログの記事もインポート。
人生の備忘録として此処にて一括記録していきます。

第15回東京・赤羽ハーフマラソン完走記 兼 備忘録。


天気:雨
気温:7.1度
シューズ:adidas / アディオスプロ3
目的:レース
走前の体調:並 (両臀部に若干の張りあり)
走前の意欲:低 (雨かぁ~)


今季初戦のハーフとなる、第15回東京・赤羽ハーフマラソンに参加。
本命レースとなるさいたまマラソンの3週間前で、その調整としてエントリー。
昨年に続き、2年連続2回目の参加
エントリーは3回目だけど、第5回大会は大雪で中止に。

10月の水戸マラソン以降右足首痛が続き、改善の為にフォームを変えたら右脚に坐骨神経痛が発症。
その痛みを押しつつロキソニンを飲んで12月頭の越谷駅伝を走ったら症状はさらに悪化。
さらにフォームの見直しをし、痛みの改善が見られたのはレース2週間前。
なのでここ2ヶ月間ほぼ練習が出来ないまま挑むことに。

ようやく走れるようになってレースが楽しみになったけれど、週間予報では大雪の予報。
日を追うごとに雪マークは傘マークに変わったけれど、この週末だけ気温は極寒。
雨マークはなかなか取れず、DNSも頭を過ぎる。
この真冬のレースで雨は辛い。

しかし水曜日くらいの藤森さんのSTRAVAで「週末は雨でも突っ込む!」との決意表明。
それに心を動かされ、私も参加の意思を固める。
前日になって雨の予報はズレてきて、レース直前が本降りでレース中は止むような予報に。
困難な氷雨レースだけど、何かと後押しをしてくれる要素はあったように思う。
感謝。

レースの位置付けとしては、変えたばかりのフォームが通用するかの確認。
これで問題なければ、さいたまもその後のラン人生もこのフォームでやってく。
プランは前半無理せずにキロ4で巡航。
後半余裕があればペースを上げるプランA、余裕がなければキロ4で粘るプランB。
こんなイメージで。

結果は後半上げるプランAで走ることに成功。
前回大会よりも30秒落ちとなったものの、この天気と故障明けのコンディションとしては確かな手ごたえを掴める結果に。
タイムは、
グロスで1:23'05。
ネットで1:22'56。
種目別順位は20位/319人。(上位6.27%)
総合順位は165位/1327人。(上位12.43%)
でした。


それではまた長文で振り返ろうと思います。

前日は23:10就寝。
起床は6時の予定だったけれど、嫁さんも起きてしまいダラダラと会話。
雨が降ってるけど行くの?とか気持ちを揺さぶられるも、6:40に布団を出る。

会場は赤羽だし、開始は11時過ぎだし、のんびりしても大丈夫なレース。
でも雨天なのでレース直前までクルマの中に留まっているつもり。
当日の受付も無いので、レース用の恰好のまま駐車場を出てウォームアップがてら会場までjog。
身体が冷える前にレース開始。
という目論見。
なので近隣の駐車場を早々に確保しておく必要があったので、早めの行動に。

朝食は梅干しを入れた卵掛けご飯に納豆、ヨーグルト。
軽量化も難なく成功。
大方の準備は前夜にしていたので、最後に荷物をまとめて忘れ物チェック。
寝室の嫁さんに声を掛け、7時半に出発。

11時からのレースなので、走る前に何かしら食べておきたいところ。
しかし携行食を買い忘れていたので、近くの西友に寄り道。
5つに切れたロールケーキと500mlのポカリを買っていく。

道は空いていてR122をひたすら南下。
雨はしっかりと降っている。

本町ロータリーの交差点で、信号が変わった途端に左ウインカーを出して車線変更しようとするクルマが前方に。
オレンジ色のラインだったけど、気持ちにゆとりを持たせて譲り入れてあげる。
サンキューハザードなんかは無く、ちょっとイラっと。
迷っているのかケンカを売っているのか、何もないところでブレーキを踏んだりして法定速度よりも遅く走ってる。
頭がおかしいのか、面倒臭そうなヤツ、、、。
って思ってたら、川口パブリックゴルフ場の方へ曲がって行って消えてくれた。

荒川を渡り、いよいよ赤羽へ。
R122沿いに早速コインパーキングが両脇に現れるも、どちらも満車。
やっぱり厳しいかぁ。
路地裏の穴場を探すか、川口側に停めるしかないかな。
そう思っていたら、すぐに空車のタイムズを確認。
看板をチェックし、最大料金は1300円。
この界隈でこの価格なら相場でしょう。
迷わずに入庫。

空きは3台。
停まっているクルマを見ても、やはりマラソン参加者っぽい風貌。
ラッキーと思いながら無事に駐車。
時刻は8時。

雨が止まない限り、10時半まではクルマに留まるつもり。
まだまだ時間があるのでうたた寝を。
9時15分頃に板橋さんからグループにLINE。
雨が弱まらないからDNSかどうか迷ってるとのこと。
外を見てみると小雨になってる。
その旨を連絡したけれど、結局DNSにするとのこと。

ナンバーカードを付けたりロールケーキを食べたり。
まったりと準備をして過ごす。
9時半前に藤森さんからLINEで、クルマで赤羽に向かってると連絡。
この時間で空いている駐車場はあるのか?と心配に。

親子レースや子供の部が終わったのか、レースを終えた人が駐車場に戻って来る。
雨の中大変だな、、、と思ったけれど、今度は私の番だ。^^;
でも小雨にはなってきた。
10時半過ぎになりクルマから出発。

ウェアはオオノホームTシャツにcw-xのカームカバー。
2XUのハーフタイツにソックスはTABIO、シューズはアディオスプロ3。
100均レインコートのフードを被り、その上にadidasのバイザーを装着。
手先はNIKEのグローブで、雨養生としてポリ手袋の二重に。

R122の歩道には傘を差して会場へ向かうランナーが。
人の波のピークは過ぎたとは言え、まだそれなりに歩いている。
歩行者との接触に気を付けながら、jogで会場へ向かう。

わずか600mちょいで河川敷到着。
本当に良いパーキングに停められた。
河川敷はupをするランナーが沢山。
私もそこにまぎれてjog続行。


行き交うランナーの中に塩田さんや小澤さんの姿を確認。
藤森さんも居るかな?って思ってたら、難なく発見。
大塚さんと一緒に走っていて、少し会話を。
穴場の駐車場に停められたとのこと。

気付くともう11時ちょっと前。
スタート位置に移動すると、既に並びが出来ている。
11時スタートのAブロックが走り始め、列の移動が始まったところ。
そのどさくさに紛れ、前方へ進んでいく。
Bブロックの中ほどのやや前の位置に。
本気のレースではないし、無理に前へ進む必要もないでしょう。

近くにはゲストランナーの吉田香織さん姿。
公式ペーサーは豪華だと話していた。
ウルトラマラソン元日本代表の砂田さんの息子さんや現役の学生がペーサーをするとのこと。
砂田さん本人も一緒に並んでいたみたい。


そんな会話を聞いていたら11:05になり、号砲。

今シーズンのハーフ初戦。
故障明けの氷雨レースが始まった。

前に遅いランナーが多く、ジグザグしながら走り抜ける。
接触は無し。
すぐにバラけてそこまで窮屈な感じも無い。

左手前方にかなさんの姿を発見。
追い付いて会話を。
前方にはキノさんが居るとのこと。
彼に追い付くのは不可能だろうけど、折返しで見付けられれば。

レインコートを着ながら走っているけれど、特に走りにくい感じはしない。
もちろん着ていない方が走りやすいけれど、思ったほど邪魔な感じもしない。
身体が冷えるのが怖いし、背に腹は代えられない。
暑くなったら脱いで、フリップベルトに挟み込めば良い。

脚の痛みは大丈夫。
上手いこと本番に合わせられた。

ガーミンのペースは確認せず、ぼんやりと走る。
何となく周囲のペースに合わせて流される感じに。

2km手前付近で藤森さんに追い抜かれる。
「ファイト!」と声を掛けて見送る。
しかし彼を筆頭に6人くらいの集団が形成されている。
しばらく背後から眺めて走ると、藤森さんは後続のランナーにジェスチャーで水溜まりの場所を教えてあげたりしている。
それが私への「着いてこい!」ってメッセージの様に感じられ、せっかくなので着いて行くことに。

少しペースを上げ、集団の最後尾に付く。
呼吸は上がらず、ダメージも無し。
向かい風なのでこの集団を上手く使えれば。

しばらくすると藤森さんが集団の中段から後方に落ちてくる。
特に会話はしなかったけれど、存在は近くに感じられた。
先頭はピンク色のウェアの二人。
薄いピンクの方には「Team遥」と書かれている。
若干ペースが上がり、キロ4くらいで巡航。
私には心地好いペースで楽に走らせてもらった。
走後に藤森さんから聞いたけど、彼にとってはこの集団は少し速かったらしい。
でも私が居たので付いてきたと。

やがて前方からトップのランナーが折り返してくる。
実業団だったり大学生だったり。
エールは送らなかったけれど、本物の走りを間近で見る。

雨脚は少し弱まる。
でも橋梁から滝の様に水が落ちてきていたり、どうやっても避けられない大きな水溜まりがあったり。
靴擦れはしていなさそうなので助かった。

給水はスポドリを狙って取る。
汗は大してかいてないかも知れないけれど、補給は怠らずに。

折返し手前の10km付近の上り坂。
ここで若干集団から離される。
頑張れば食らい付いていけたと思うけど、無理はせず。

小澤さん、塩田さんとすれ違ってエールを。
キノさんは残念ながら確認出来ず。
下り坂の先に折返しポイント。
すぐに藤森さんとスライド。
まだ近くに居る。

上り坂の上の大きな水門付近でかなさんとスライドしてエールを送る。
ちょっとキツそうだ。

そして再び下り坂へ。
先ほど離された集団に同じ坂で追い付く。

坂道が終わると、その慣性のままペースが落ちず。
復路は追い風になるだろうし、集団走をしなくても良いと判断。
集団を抜け出して一人旅へ。

追い風になって体温が上昇。
暑さを感じてレインコートの上二つ以外のボタンを外す。
するとレインコートの裾が脚にへばり付いて気持ち悪い。
向かい風の時は上手く脚の後ろに流れてくれてたのに。

それでも暑さは解消されず。
結局ボタンを全て外して通気を促す。
すると肩から滑り落ちてはだけるように脱げそうになる。
これは走りにくい。
再びボタンを着けようとするも、手袋をしているから上手く着けられず。
仕方なく、両手でレインコートを握りながら残り7kmくらいを走るハメに。

復路のペースは3'50/kmくらいで安定。
まさにプランAにハマった感じ。
ペースが上がっても無理している感じはせず、呼吸も脚の運びも順調。

16km付近で前方を走るキロ4公式ペーサーを捕らえる。
一気に追い抜けるかと思いきや、差はなかなか縮まらず。
2kmの追走の末、18km地点でようやく追い抜けた。

ペーサーと一緒に走っていたのは一人のみ。
来週勝田を走るので、その調整とのこと。
一週間前にキロ4でハーフを走るとは、それなりのランナーだなぁ。
二人とも余裕そうに談笑しながら走っていた。
それを聞く私は、徐々に余裕が無くなってきた。

それでも残り3kmほど。
キツくはなってきたけれど、失速する兆候は無し。
このまま粘るべし。

そんな中、悠然と追い抜いて行くランナー。
地元練習会の角野さんに風貌が似ていて、どこかで見た背中だと思ったら、前半の集団走を引いていた濃いピンクのウェアの人だった。
全く力まず、腕も大して振らず、脱力しながら3'50/kmより速いペースで終盤に上げていく。
スゴいランナーなのかも知れない。

残り2km。
いつも走っている福祉村1周とほぼ同じだ!と自分を鼓舞する。

残り1km。
インターバルの距離を思い出せ!

前方に京浜東北線の鉄橋が見えて来る。
フィニッシュゲートはその手前だったはず。
と思ったけれど、その姿は見えず。
どうやら鉄橋の奥だったみたい。

コースが少しクランクし、その先に赤いフィニッシュゲートを発見!
思ったよりも遠いな~。^^;
去年の様なスパートは出来ず、ペースをキープしたままフィニッシュ。


振り返り、コースに一礼。
レインコートのフードを被り、ボタンを締める。
呼吸を整えながら、藤森さんの帰りを待つことに。

やがて藤森さん帰還。
中盤以降に脚攣りの兆候があり、ちょっと苦しんだとのこと。
二人でチップを外し、参加賞を受け取る。

参加賞は今年もアームカバー、、、。

うーん、ロンTの方が良いんだけどなぁ。^^;


身体が冷えてしまうので、早々に軽くdownjogへ。
R122の橋脚の下にDNSした大野さんの参加賞を置いているとのこと。
それを一緒に取りに行く。

そこから折返し、私は土手に上がってクルマに戻ることに。
藤森さんもレースを終えた大塚さんと落ち合えて、彼と一緒に駐車場に向かうとのこと。
挨拶をして別れる。

R122を歩行者に気を付けながら小走りで走り、歩道橋を渡ってクルマに帰還。
ラゲッジを開けて屋根替わりにし、バスタオルで身体を拭く。
エアコンを点けて冷え切る前に着替え。
持ってきたエネルギージェルを飲み込み、暖めた車内でしばしまったりと。
冬の雨レースはキツかった、、、。

フロントガラスからは、雨に濡れたまま駅に向かって歩く多くのランナーの姿が。
電車だとキツいよなぁ、、、。
そう思いながら、13:20出庫。
すでに最大料金に達していたので、特に焦らず。

駐車場から右折で出られず、そのまま北本通りへ。
遠回りと自覚しながらも、都内の道でUターンとかは怖いので鹿浜橋経由で帰宅。
14時過ぎに無事帰宅。
すぐに温かいシャワーでリフレッシュ。

食事を済ませ、少しソファでウトウトとしたいところ。
しかし次男にせがまれて、雨が上がったので自宅の前でサッカーを。
うーん、休ませてもらえない。^^;

レース後のダメージとしては、左足首痛が再発。
これはどうすれば改善するのか。
着地が悪いのか?

筋肉痛は一切出ず。
平均3'55/kmで21kmを走ったのに、筋肉はノーダメージ。
これはフォーム改善が奏功したとしか思えない。
いままで痛くなっていた大腿四頭筋を使わず、お尻やハムと言った大きな筋肉で走れていた証拠でしょう。
これは大収穫。^^

練習不足で心肺機能の衰えは感じたけれど、故障明けでこの結果は上々。
冬の雨のレースの走り方や対策も分かり、経験値を上げられた。

最後に、氷雨の中応援しに来てくれた方々、運営に尽力してくれたスタッフの方々。
共に走り刺激し合えたランナーの方々。
いつも理解協力してくれている家族のみんな。
どうもありがとうございました。
まだもうちょっと頑張ってみます。