(高蔵寺まなびと交流センター運動場整備工事の請負契約について 末永けい 建設委員会)

末永けい

このグルッポ敷地内の駐車場不足というのは、開所以来、市民・利用者の方、市民生活の中で非常に大きな問題になっています。また、駐車場が不足していることによって、グルッポ自体の利用を控えているというか、足が遠のいている方も大勢いらっしゃるということは、ぜひ御認識をいただきたいというふうに思います。また、そういったことは市が目指す方向性ではないと、要するにあそこのグルッポという場所は多世代が交流する目的でつくられていると思うんで、より多くの方が集まれるような環境を整備していくことを考えていかなくてはいけない。
 しかし、なかんずく市長の現状認識があまりにも甘いと、情けない状態になっている。さきの3月議会では、市長に、市民の皆様にとって駐車場が近いほうが便利なのか遠いほうが便利なのかと、こういったことをお尋ねしたところ、市長答弁は「駐車場についてはそれぞれの考え方がある」という非常に唖然とするものでした。市民とか利用者がどれほど困っているのかということを理解していれば、このような答弁にはならないというふうに思います。
 そこで、今回、案に示されておりますけども、敷地内駐車場を、結局、何台から何台になるのかということについてお尋ねしたいと思います。

多和田ニュータウン創生課長 敷地内の駐車場は、従前の44台から31台増えまして75台となります。

末永けい

今現状、敷地内の利用できる駐車場ですね、利用者の方が、44台から31台追加されて75台になるということです。で、さきに示されている整備案、イメージ図ですけど、広場とか遊具ゾーンとかも整備されますけども、広場や遊具ゾーンを整備することで、普通に考えればグルッポ全体の利用者はこれまで以上に増えることになるというふうに思います。
 そこで、今回、運動場の整備に伴って駐車場のニーズというのも必然的に増えていくというふうに思います。さきの市の答弁によりましても「滞在時間は長くなるというふうに考えている」というふうに答弁がありましたので、そのような積算、駐車場の必要台数の増加の積算について伺いたいと思います。

多和田ニュータウン創生課長 今回の整備内容は、現在供用している運動場部分について、園路や芝生広場の整備、遊具の設置等をするものであり、適切な算定方法がないため、今回の整備で必要となる駐車台数は算定しておりません。

末永けい

グルッポについては、もともと100台の駐車場ニーズがあるというふうに想定していたと思います。であれば、想定できると思うのですが、100台というのはどのように想定されているのでしょうか。

多和田ニュータウン創生課長 100台の必要台数の算定につきましては、平成27年に設計を行う際、既存の東部市民センターの図書室であるだとか児童館の利用の状況等を勘案して、建物に関する利用の実態について一定の推測を行いまして100台を算出しております。

末永けい

今回の整備案には駐車場の増加ということについては、その点については一定の評価はするんですけども、グルッポが供用開始されてもう3年目に入っていて、実際の利用実績ももう出ているわけです。それで、利用者や市民の方の声としては、「駐車場が敷地内に不足している」という声がたくさん届いているわけで、そういう状況を見ながら改めて必要台数というのを積算する必要があると思うんですけども、いかがでしょうか。

多和田ニュータウン創生課長 今回の整備に当たりまして、適切な算定を行うというのは必要であるとは考えておりますが、今回の整備内容は、先ほど申し上げましたとおり、様々な機能の複合施設である高蔵寺まなびと交流センターの現在供用している運動場部分について、園路や芝生広場の整備、遊具の設置等するものであり、他の公園等を参考にして単純に駐車台数を算出するというのが適切なものとは考えておりませんので、算出はしておりません。

末永けい

先ほど申しましたけど、市長の現状認識が甘いということは、これまでの経緯からしても明らかだと思います。そんな状況では、担当課のほうとかにも適切な指示が送れていないのではないかというふうに考えているんですが。
 市内外に、公共施設があってさらに運動場とか広場とかもあるというような類似施設というのは幾らでもあるわけで、参考となるような施設は幾らでもあるので、積算というのはある程度できると思うんですね。で、積算した上で整備をしないと、後々また不足したりとか足りていたりとか、後々検証、振り返りもできませんので、やはりある程度の積算をもって整備をしていかないと、今回みたいな利用者の方に不便を感じさせるようなことが起きてしまうということだと思います。実際にこの2年間、200メートルも離れた暫定駐車場のところで利用をお願いしていたということで、例えば2歳児の方が転んでしまったという話も入っていまして、当局のほうにもその声は届いていると思うんですけども。また同じようなことを繰り返すのかということを非常に心配しているんですね。実際、子育て施設もあるグルッポの利用に際して、200メートルも離れた暫定駐車場を利用することを前提に設計されているというのはおかしいと思います。
 ですので、これは今回の整備に関して言えば、やはり広場とか遊具ゾーンというのも含まれております。ただそれは、今、グルッポを利用されている市民や利用者の声からすると最優先のものではないと思います。やはり最優先に考えなきゃいけないのは駐車場、アクセス性の問題だということで、やはり今回の整備の内容に関してはそうした市民ニーズというのを大前提に考えられたものではないというふうに評価させていただきますので、申し訳ございませんが賛同することはできませんのでよろしくお願いします。

 

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