前回の記事の続き
水窪川跡を巡る散歩も佳境です。
音羽通りへ出て左へ進むと、
鳩山会館!
水窪川は、門を入ってすぐの辺りを流れていたよう。
東京時層地図を見ると、明治の終わり、水窪川がまだあった頃には鳩山会館もすでにあったようです。
普段は中に入れますが、8月は休館と貼り紙がありました。ドラマのロケ地としても有名な立派な洋館は、一度見に行ってみてもいいでしょう。
鳩山会館を通り過ぎてすぐの小道を左折し、崖側の水窪川跡へ戻ります。
正面が鳩山会館側です。
逆側は、
こんな感じの小道。
直進すると、
道路に石畳が。
どうやらこれ、音羽今宮神社の前にあった水窪川の石橋跡らしいです。
ここまで歩いて、唯一残された川の名残りの建造物ですね〜!(≧∇≦)
下流でこの川幅なので、水窪川自体、この石橋より少し細いか、今まで歩いてきた道路の最細部くらいの川幅だったんでしょうか。
この辺りはずっと崖下です。
崖が途切れると、
目の前は江戸川橋。
ちょっと見えてる高速の下は神田川です。
右折して音羽通りへ戻り、江戸川橋へ。
というわけでやって来ました神田川。
この時期はドブっぽさが凄いですね〜。
正面の護岸側壁に見える穴は、神田川の北側にある水窪川の暗渠から注ぐ流れの跡。
水の流れはほとんど無いのかな。鵜の糞の跡みたいなのが目立つだけです。
池袋から流れていた水窪川は、江戸川橋で神田川へ流れ落ちて終わり。
ここまで水源とおもわしき場所から下って来たけど、歩いてみて思ったのは、
水源から下るよりも、神田川から川を上って行くほうがより楽しめるんじゃない?
ということ。
これは渓流のような細い川歩きをしたことがある人ならわかると思いますが、下から上へ行くほうが川の勾配も感じられますし、より川を辿っている感覚もわかりやすいのです。
暗渠と言えど、実際の川同様に上って行くほうが楽しめると思いました。
これは途中で振り返って下流から上流を撮った写真ですが、勾配の感じ方が違いますね!(って写真じゃよくわからないか)。
約20m下っているので、ビルで言うとだいたい6階分の傾斜。
水窪川は歩いても3.6km、40〜60分あれば歩けるので散歩には最適。谷端川や弦巻川ではなく水窪川を選んだのは、流程が短いからというのもあります。
江戸川橋を起点にして、最後は池袋で軽く飲んで帰るルートのほうがオススメですね!(≧∇≦)
これって、お子さんの夏休みの自由研究の課題にも面白いんじゃないでしょうか?
暗渠をテーマに自由研究発表する子供って渋いな〜(*´艸`*)
ルートの詳細は以下をご覧ください!
(一部間違って歩いたかもですが、だいたいこれであっているはずです)
※水窪川の流れがわかりやすいように、一部信号を無視したルートを引いています。歩く際は付近の信号を渡りましょう。