2023年のお盆休みに行った長野県ダムスタンプラリーに行った際、ダム以外にどこか寄れそうなところがないかGoogleMapを眺めてるときに見つけた場所に向かいました。
時間的にここを最後に宿に向かうのが良さそうです。
17時過ぎ、目的地の近くに到着しました。
場所はこの辺、長野県安曇野市明科東川手。
ここに駐車場があって、線路がないのに踏切があります。
暑い時期で歩く人はほとんどいないせいか、夕方だからなのか、平日だからなのか、駐車場は自分以外は休憩中の営業車らしい車両が1台いるだけでした。
ここは旧国鉄篠ノ井線の廃線跡を遊歩道として整備された場所なんだそうです。
松本に住んでる頃は全然知らなかったんですけど…。
当時ここが整備された遊歩道になっていたのか、放置された廃線跡だったのかは少しググってもわかりませんでした。
遊歩道そのものはここから両方向に続いていますが、時間的に全区間を歩き通すのは厳しいのでこの周辺だけのつもりで来ました。
元々もっと早い時間帯に着いたとしても熱中症の恐れがあるので今回に関しては全区間を歩く気はなかったですが…。
ここに駅名標のような道しるべが設置されている通り、すぐ近くにトンネルがあるようなので、そのトンネルを目的地としてやって来ました。
と、いうわけで整備された遊歩道を歩いてみます。
路面そのものは普通の砂利道になってしまってますが、鉄道時代の名残っぽいものが一応は残されています。
信号ケーブル。
写真が暗くなってしまいましたが、碍子の残された架線柱(たぶん)。
途中でこんな案内を見つけました。
坂を下りていくと「小沢川橋梁」という煉瓦橋梁があるらしいです。
これはここに来るまでまったく知らなかったのですが、せっかくなのでトンネルの後で寄ってみましょう。
するとほどなく目的の漆久保トンネルが見えてきました。
何やら色々と案内があります。それに、トンネル左側に上っていく道も見えます。
時間の都合で行かなかったし、何があるか書いてあったのですが、すみません忘れてしまいました。
右側はトンネルの構造物の説明。
それと、廃線遊歩道の案内図。
時間がある時にここメインで再訪したいですね。
左側はトンネル説明書き。
「このトンネルは明治30年代に造られており、トンネル内の壁が崩れやすくなっております。安全のため、なるべく中央部を通行してください。また、壁にはお手を触れないようお願いします。安曇野市観光課」
はい、気を付けて真ん中を歩きます。
というか、この先老朽化や、災害等で何かあった場合にここ通れなくなってしまう可能性もあったりしますかね?
そういう意味では今回、来ることができて本当に良かったと思います。
そしてトンネル正面。トンネルというより隧道と呼びたい。
事前に知ってはいたものの、煉瓦です。煉瓦。
少し綻びが生じている部分もあるように見えますが…。
見るからに短いのですぐ通り抜けできそうです。
時間が遅めなので、駐車場から近くて、藪とかなくて、短いというのは好条件です。
では、お邪魔します。本当に総煉瓦!!
天井部分。
たぶんだけど、これは振り返って撮ったんだったと思います。
進行方向。
入口にあった看板の通り、崩れかけているような箇所もあります。
そして、通り抜けしました。
数字の書かれた元標識だったらしきものが立てかけられています。
元々ここに設置されていたものなのか、どこかで倒れてたのが今ここにあるのかは不明。
で、ここに来てようやく気付いたのですが、ピラスターに角度がついていてが下部に向かって広がっていますね。
煉瓦なのにめちゃくちゃ凝ってるなぁ…。
トンネルを抜けた先も遊歩道が続いていますが、時間がない(宿へのチェックイン予定及び日没後に暗闇に包まれる恐れ)ので今回はここで戻ります。
いずれここメインで計画を立てて訪問できたらと思いました。
思ったのですが、帰宅後にここの写真をTwitter(現X)にUPしたら「遊歩道として整備されてない筑北村側がおススメ」というようなコメントをいただいたのでそっちも気になってます。そちらにも隧道あるみたいだし。
戻ってきて、駐車場側(明科側)のピラスターも確認。こちらも広がってました。
というわけで、ここから先ほど案内を見つけた小沢川橋梁に寄ってから車に戻ります。(次回紹介予定)
戻る時に見かけたこれ、何だろう?
駐車場側から反対方向(明科駅方向)にももちろん遊歩道が続いているのですが、やはりこちらも時間がないので今回は省略。
すぐ隧道があるとかなら行ったかもしれないけど、けっこう距離があるようなのでまたの機会にします。
そしてこの翌日、たまたま詳細を知ることとなったトンネル・峠カードですが実はここ漆久保トンネルもカードがあることを知りました。
次回、明科周辺訪問時に貰いに行けたらと思います。