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先日、経済ニュースで、ある大学(商学部)の教授が、労働力と賃金に関する記事を掲載していました。
記事は「労働力不足が原因で、賃金が上がっても労働力不足が解消しない」というもの。
この記事を、何度も読み返してみたんですが、的外れな指摘ばかりで、現状をまったく理解していないのです。
過去の常識と原則を基に理論を組み立てており、「変化」や「感情」を考えていないのです。
しかも、文末には、「個人の見解であり、厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。ご了承ください。」
と締めくくっている。
もちろん、「個人の意見」ですから、何を発言しても、いいのでしょうが、
問題なのは、誤った内容の記事でも「大学教授の名で記事にすれば、真に受ける人がいる」。
さらに、「真実として、拡散される」ことなんです。
この記事のポイントは、
・「価格は需要と供給の一致」「労働力の価格である賃金も同様」これは経済学の大原則
【反論】賃金が決まるのは、需要と供給だけでは決まらず、社会の先行きを考えた、経営者の「考え」が繁栄される。
というのは、働き手は、一旦上がった賃金が、下がる事に対しては当然不満がでる。
そのため、将来の賃金調整の余地を残すため賃上げに慎重なるのです。「人間の感情」によって、左右されることは行動経済学の入門書にも載っている。
・非正規労働者の時給は労働力需給に反映して上昇している。
【反論】現在、非正規労働者は「高齢化」がいっきに進み、その結果として、非正規労働者全体の賃金は増えていない。
その他にも、どうしたらこんな考えを思いつくのか、理解に苦しむ理屈が続くのです。
データもなければ、引用文もない。
改めて、ネット記事の信憑性を疑います。
私は、「労働力不足」と「賃金」の組み合わせを論点にする事自体おかしいと思っています。
労働力不足は、自動化や仕組みを変えて対応し、賃金アップは、優秀な人材の確保が本質だと考えます。
もちろん、経営者・従業員双方に教育は必要です。
経営者だけではなく、スタッフも一緒に企業運営を考える。企業は従業員を大切に思い、職場環境を整える。
従業員は仕事に誇りを持ち、企業の未来を考えて働く。これからはそんな企業だけが生き残っていくのではないでしょうか。
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