お読みいただきありがとうございます。
午後から急に時間が空いたので、日頃から思っているコトを記事にしました。
しばらくお付き合いください 笑
リゾート・観光地にある、ホテルや旅館の宿泊形態は1泊2食が主流となっています。
ご存知ですか?1泊2食
宿泊と夕食と翌日の朝食が宿泊料金に含まれた宿泊形態のコトですよね。
私たち日本人には馴染みが深く、リゾート・観光地に宿泊する場合は「1泊2食」のプランを選ぶのではないでしょうか?
ご家族連れでしたら、ほとんどそうですよね。
ところが、近年外国人観光客が増え、馴染みがあまりない、「1泊2食」よりも、宿泊に翌日の朝食がセットになった、「1泊1朝食つき」の需要が高まっています。
先日も「1泊朝食付きプラン」や「1泊食事なしプラン(素泊まり)」の充実を図るコトが今後の集客を左右する・・・
といった宿泊業関係の記事を読みました。
対応しているホテル・旅館も徐々に多くなっています。
楽天トラベルや、じゃらんなどの宿泊予約サイトを見ても、
室料
夕食代金
朝食代金
それぞれの金額わかるプランが次々にできています。
そこで、
多くの方の疑問「1泊2食」の「夕食代」「朝食代」はいくらなの?
一例をあげて説明しますね!
1泊2食20,000円(サービス料込・税金別)の場合
夕食代は12,000円
朝食代は2,000円~3,000円となります。
ホテル・旅館によって違いはありますが夕食代は、1泊2食20,000円の60%料金。朝食代は1泊2食20,000円の30%といった考え方があるのです。
え?
朝食代30%だったら、20,000円×30%=6,000円じゃないの?
となりますが・・・
6,000円の朝食はあまりにも高額なため、妥当な金額を当てはめているのです。(ホテル・旅館によっては、定額にしている場合もあります)
この点は、ホテル・旅館のガイドブックや宿泊の手引きに明記しているとおもいますので、一度ご確認ください。
宿泊料がシーズン・曜日・料理ランクによって違いがあるので、金額を「%」にしています。
ところが、
1泊2食の予約が、お客さまの事情で食事だけをキャンセルした場合、夕食代は8,000円引き(20,000円の40%引き)、朝食代は2,000円引き(20,000円の10%引き)といった計算をしている施設があります。
夕食をプラスした時と、キャンセルした時の「%」の違いが、「グレーゾーン」だったのです。
リゾート地のホテル・旅館は「1泊2食」が基本のため、以前からの宿泊形態が今でも残っています。
外国人観光客の多くは、日本のホテルや旅館での食事に興味がある方が多いのですが、
「日本食が合わない」
「旅費を少しでも低くする」
この様な理由から、食事代が宿泊代に含まれないプランが人気となっているようです。
これからは、「1泊2食」ではなく、部屋代・夕食代・朝食代を別々に設定する流れになってきています。
「じゃあ!1泊2食を単純に3要素に分けたらいいじゃん」
簡単にはいきません!
まずは、食事にかかる「原価」の問題。
リゾート観光地では、使用する食材によって、高価なものがあります。
特に「魚介類」と「肉」
南紀でいえば、「伊勢海老」・「クツ海老」・「クエ」・「熊野牛」など、野菜も結構高かったかな?
使用しないわけにはいきません 笑
普通に仕入れて、普通に原価計算すると、とんでもなく高い食事代になってしまうのです。
材料費の他には人件費・光熱費などの経費も計上します。
次に、
金額の「意味」と「イメージ」を考えなければいけません。
お客さまは、旅行に行くとき必ずと言っていいほど、「比較」します。
「ココ高いな!」
「おっ!このホテルお得じゃん!」
「値段の割に夕食メッチャ豪華♫」
といった感じ。
ホテル・旅館側が提示する「金額」には、
・金額に見合った部屋が求められ
・金額に見合った夕食が求められ
・金額に見合った朝食が求められるのです。
1つとしてアバウトにはできません!
皆さんの意識の中で、
ホテル・旅館の食事代のイメージはどのくらいですか?
夕食代5,000円?10,0000円?
朝食代1,000円?3,000円
ヒトによってそれぞれ違いますよね!
地域的な金額もあるでしょう
ホテル・旅館の規模やイメージによっても違いますよね!
そして、
「接客」に魅力がなければどうでしょう?
予約の時点ではわからないかもしれませんが、
夕食代が3,000円でも「高い」と感じるかもしれません。
だって、
利用者の口コミがあるんですから。
「夕食はまあまだったけど、朝食にはガッカリ」
「部屋は最高!でも大浴場が残念!2度目はないかな?」
こんな「口コミ」を見ると「ゾー」っとします。
次に、経営面から見ていきましょう。
客室販売には大切な数値が2つあります。
1つは皆さんご存知の「客室稼働率」。客室がどれくらい使用されているかを表すものです。
稼働率が高ければ、それだけ、客室が売れているといったものです。
2つ目が、「平均客室単価」。客室1室あたりの販売単価のコトです。
この数値が高いほど、いい訳ですよね。
「客室稼働率」と「平均客室単価」ともに高い数値を維持できれば最高ですが、実際はそううまくはいきません。
「客室稼働率」を上げるためには、「平均客室単価」を落とす必要があります。
逆に、
「平均客室単価」を高めると、「客室稼働率」が落ちてしまいます。
施設の魅力を高めて、接客の質を高めるコトができれば、「平均客室単価」・「客室稼働率」の両方を上げることは可能です。
客室に意味と目的を持たせ、
夕食に物語と幸せを感じさせ
朝食に健康と美しさを想像させ、
接客に感動と思い出を乗せてください。
そんな旅館やホテルが1つでも多くできるように、プロの接客術やサービスオペレーションを教えていきたいと思っています。
ホテル・旅館様限定企画
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