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mikinの勉強部屋

改装し、現在は映画の記憶倉庫。(これは過去です→日々の学習成果を記していきます。少しずつ、着実に…。)

映画「Insomnia」(インソムニア)は、アル・パチーノ主演の映画です。昨日ビデオ録画で見ました。
Insomniaというのは、不眠症という意味です。YMOの初期に「Insomnia」という曲があって、当時辞書でこの語を引いて、訳語を頭に刻みこみました。この曲、細野晴臣氏の作曲で、不眠症というタイトルだと思ってきくと、すごくその雰囲気がある曲です。
話はそれましたが、この映画、アル・パチーノ演じるロサンゼルスの熟練刑事ドーマーが殺人事件捜査のためにアラスカへ赴くところから始まります。アラスカは24時間日が暮れることがない白夜の時期で、ドーマーは眠ることができず、幻想のようなものになやまされながらも、捜査を続けます。
監督はクリストファー・ノーラン。「メメント」や「インセプション」で有名です。
全編を通して、不眠症を感じさせる、なんか重い、鬱々として晴れやかさのない感じがよく表れています。
アル・パチーノは「ゴッドファザー」の頃など、若くて格好のよい俳優でしたが、この映画では、よれよれの疲れきった感じです。それにしては、犯人を追いかけてよく走ったり、跳んだりしています。
犯人を追いかけて、たくさんの丸太が流れる川を、丸太の上を跳び移りながら追いかけるシーンは圧巻です。アクション映画は多数あるけれど、こんなシーンは初めて見たと思いました。
そして、アラスカの大自然、目を見張るような素晴らしい景色が堪能できます。見たことがないような美しい風景なのですが、この映画ではなんとなく、不気味さも感じさせてくれます。
最初のアラスカへ向かう小さな飛行機の中から、下を見下ろすと、多くの突起状の氷の塊のような山のようなものが見えます。その光景は、ああこんな場所があるんだと目を奪われました。
ストーリー自体はたいした話ではないです。ただアラスカ、不眠症というサブテーマがかなり効いています。
クリストファー・ノーラン監督作品に興味がある人、老いたアル・パチーノに興味がある人、そしてCSIとか犯罪サスペンスが好きな人は、見てみるといいかなと思います。
あと、ロビン・ウィリアムズを出演しています。それから、主演女優はヒラリー・スワンクです。「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞を受賞した女優です。私はこの人の容貌はあまり好きじゃないんです…。






いろいろなところで言及されていたので、見たいと思っていた古い映画「Papillon」(パピヨン)を最近TVで見る機会を得ました。
この映画、まず和田慎二氏の漫画「スケバン刑事」の中で神恭一郎が昔まったくの暗闇の中に幽閉されていたというエピソードの中で、食べ物がないために、ゴキブリを捕まえて食べるシーンがあり、これが「パピオン」が元ネタだという話を聞いていました。
監督はフランクリン・J・シャフナー。「猿の惑星」や「ブラジルから来た少年」の監督です。
「パピヨン(蝶)」の刺青をしているので、そう呼ばれる男が南米に収監され、脱獄を繰り返す映画です。アンリ・シャリエールという人の伝記小説が原作なので、奇想天外な話ながらも、事実かもと思わせる場面があり、ぞくぞくします。長い映画で2時間半くらいありますが、飽きることなく、見ごたえ十分です。
主役はスティーブ・マックイーン。私は、スティーブ・マックイーンの世代ではないので、この映画で始めて、じっくりとスティーブ・マックイーンを見ました。
また、準主役でダスティン・ホフマンが出ています。若い頃のダスティン・ホフマン、演技がうまいです。
異常な状況で、諦めずに生きることに全力を尽くす、強靭な精神力を持つ主人公。そして、ちょっと軟弱な面を持つダスティン・ホフマンが演じる男。二人とも、ある意味で、はっきりいって狂っています。
いわゆる冒険大作ではありますが、フランスとその植民地の関係など、歴史的にも知らない部分を見せてくれます。一括りでは語れない、一度見てみるべき映画だと思います。
古い映画ですが、退屈せず、大きな物語を堪能できることと思います。

この映画「戦慄の絆」(Dead Ringers)は、デヴィッド・クローネンバーグが監督し、私の好きな俳優ジェレミー・アイアンズが主演ということで、楽しみにして映画館に見に行きました。もう20年以上も前のことです。クローネンバーグ監督の映画は強烈な印象が残ることが多いのですが、中でもこの映画は奇妙な見てはいけないものを見ているような映画として、強く印象に残っています。当時パンフレットも買いましたが、引越しの際に捨ててしまいました。今から思えば残念なことです。
内容の詳細は忘れましたが、一卵性双生児で産婦人科医の二人(ジェレミー・アイアンズが二役)が主人公です。話はサイコホラーで、この産婦人科医がある女性に会ったことで、これまでのバランスを失い、薬の使用も伴って、幻想を見たりして、関係修復につとめるがゆえに、どんどん泥沼に落ちていくという暗く、悲しく、不思議な映画です。
産婦人科医で、主人公の女性と初めて会うのも診察を通してです。手術シーンで、赤い手術着がすごく強烈に印象に残っています。そして、手術で使う銀色の奇妙な形をした道具たち。
ジェレミー・アイアンズの演技は最高で、繊細で、内に秘密を秘めた雰囲気の、知的な、ちょっとサイコな感じのする医師役にぴったりの容貌でもあります。
奇妙なカルト的映画が好きな人は一度見てみると良いと思います。私も機会があったらもう一度見てみたいです。