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mikinの勉強部屋

改装し、現在は映画の記憶倉庫。(これは過去です→日々の学習成果を記していきます。少しずつ、着実に…。)

当時、フランス映画が好きで、監督ルイ・マルが好きで、少年映画が好きだった私は、映画「さよなら子供たち」(AU REVOIR LES ENFANTS)が上映されるやいなや、見に行きました。
その頃、フランス語も少し言葉の意味がわかるようになっており、最後に教師が子どもたちに向かって叫ぶ「AU REVOIR LES ENFANTS(さよなら子どもたち)」という言葉の響きが心に残りました。
映画館で見た映画で良かったものはパンフレットを買うことにしていて、この映画のパンフレットも買って、入念に読みました。
この映画は、ルイ・マルの子ども時代の体験を下敷きにしているとのことです。子ども心に、親近感を感じていた友人や教師がドイツ側の将校によって連れ去られていくことは、何とも言えぬ義憤を感じたことでしょう。
主要登場人物は、ジュリアンという少年とユダヤ人の少年ジャンです。ジュリアンがさらさらの髪で、少し女の子のような顔をしていて、とても良い感じです。ジャンのほうは、黒髪で身体が一回りジュリアンより大きいです。見たときは、同級生役なのにジャンが大きすぎる…と思ったのですが、実際に彼らは当時12歳で同じリセに通う同級生だったそうです。
寄宿学校が舞台で、少し都市から離れた町の雰囲気、戦時の雰囲気、冬の寒さが、詩的に伝わってきます。
フランスの人がナチスの侵攻に、ユダヤ人迫害に、当時どう感じていたかも、レストランでのエピソードなどで推察することができます。もちろん、ユダヤ人を密告する側の人もいて、また社会の弱者と強者の関係も複雑に絡んでいる社会というものを感じとることができます。
また、子どもの世界がもつ独特のあどけなさと残酷さもエピソードを重ね、とてもよく描かれており、私のお気に入りの映画です。

映画「300」を、自分の好みではないけれど、なんとなくテレビで最近見ました。
有名なグラフッィクノベルが原作であること、コンピュータグラフィックが壮大に使われていることなど、公開時に話題になっていて、記憶にありましたが、あまり興味をそそられず、当時、映画館には見に行きませんでした。
今回見てみて、けっこうおもしろかったです。スパルタとペルシャの戦いの映画なので、残酷なシーンもありましたが、映像がとても美しく、おそらく原画の雰囲気をうまく残せているのではないかと思います。
ペルシャ側の豪華な感じと、スパルタ側に少し質素でありながら剛健な感じが対象的でした。
また、全体的に少し黄色がかった映像も印象的でした。無数の矢が空から降ってきて、盾に突き刺さるシーン、敵を崖に突き落とすシーンなど、スペクタクルなシーンがいくつもありました。
この映画を見て、原作を見てみたいと思いました。また、ギリシアの古典を読んでみたいとも思いました。とりあえず、ヘロドトスの「歴史」かな。

今日は、映画「愛のほほえみ」(La bellissima estate)についてです。
子どもの頃(小学5年ぐらい)に見て、とても印象に残った映画です。主人公の少年ジャンルーカ役のアレッサンドロ・コッコが美しくて、かわいくて、好きになりました。また、ジャンという名前とルーカという名前がつながった、ジャンルーカという名前がとても不思議に響いて、それがまた良い感じでした。
ストーリーは、男の子とお母さんが浜辺のコテージで夏を過ごします。夏が終わっても都市にある家には戻らず、そのコテージのある田舎の学校に通い始めます。お父さんを恋しく思った男の子は、田舎の学校の同級生のヘルプを得て、学校をさぼって、都市へお父さんに会いに出かけます。しかし、実はお父さんは…。という話で、最後の最後にもショッキングな結末が…。
当時の私は、主人公の男の子(設定9歳?)と同じくらいの年齢。私の友だちの中には、田舎の学校の番長的存在のマルコのほうが好みという子もいたけれど、私はジャンルーカ派でした。
また、ジャンルーカの母親が、美しくてやさしくて、しゃれていて、そのこともとても衝撃でした。いつもジャンルーカを学校まで車で送り迎えしてくれる運転手もとてもよくジャンルーカをサポートしていて、運転手とジャンルーカの関係をうらやましく思いました。
それから、途中で重要な役割を担う、ちょっと頭のいかれた陽気な飛行機好きの男のエピソードも、秀逸です。
それにしてもこの邦題「愛のほほえみ」っていうのはどうなのかな。アレッサンドロ・コッコはとても美しい子役だったけど、この映画では、愛のほほえみというよりも、少し悲しげな表情が印象的でした。原題「La bellissima estate」は「美しい夏」という意味だと思いますが、こちらのほうがまだ合っているかなと思います。
アレッサンドロ・コッコは、もう1本「Il giustiziere sfida la città」(1974)という映画に出ているようですが、主役ではないみたい。でも、見てみたいです。