先週末にビデオで「There Will Be Blood」(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)を見ました。
夫が選んだ映画だったので、私は何の予備知識もなく見ることになりました。
アメリカの石油発掘で富を得ようとする男の波乱万丈な人生を描く映画です。
ああ、石油王の立身出世物語か、と思って見ていたのですが、かなりグロい場面もあって、見ているうちに主人公の狂気、若き宗教家の狂気にどんどん毒されていきます。
後で調べてみると、アカデミー賞8部門にノミネートされた作品だったのですね。そして、ダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞のオスカーを獲得しています。狂ったように石油を掘り、パイプラインを引き、家族には恵まれない、偏屈な男の役は、もうその役の男にしか見えなくて、最後になり、やっとダニエル・デイ=ルイスだと気づくくらい迫真の演技でした。
しかし、それにも増して、演技力で目を見張らせたのが、村の若い宗教家イーライの役を演じたポール・ダノ。この宗教家のなんとなく気持ちが悪い感じ、でも本人は神に精神がいっちゃってる感、すごく役にぴったりで、寒気がするほどでした。まったく好みのタイプではないのですが、異様感に目が離せなくなってしまうという感じです。このポール・ダノって、「リトル・ミス・サンシャイン」の口をきくことを拒否するお兄さん役の俳優でもあるのですね。あの役も確かにうまかったです。
映画のストーリーはどう展開するのかと気になる部分もありましたが、この映画はストーリーよりも、俳優陣の演技がいちばんの見どころだと思います。子役の男の子もかわいいです。
原作は、アプトン・シンクレアが1927年書いた小説「Oil!」です。ストーリーから何を感じ取るかは人それぞれですけど、唯一、主人公の息子役の男の子だけはなんとか幸せな道を歩いてくれるようにと思わずにはいられませんでした。
大学生のとき、実家のほうへ週末で帰っていて、午後家には誰もいず、夕方の電車で大学のある町へ帰らなければいけないけどまだ時間があったので、暇つぶしにテレビで放映されている映画を見ました。
そのとき、とても気分が落ち込んでいたのですが、この映画「ドノバン珊瑚礁」(Donovan's Reef)を見て、元気になったことを覚えています。
南の島を舞台とした、アメリカの王道コメディです。
自分が生まれる前の映画で、特に知っている役者さんとかも出ていないと思っていたのですが、ジョン・ウェイン主演、ジョン・フォード監督作品だったんですね。ジョン・ウェイン、ジョン・フォードって名前は知っていますけど、顔と経歴とか実際のところピンとこないんです。
まあそれはさておき、60年代の映画って、なんかほのぼのとしていて安心して見ることができる良い映画があり、好きです。なんかゆったり見ることができるというか…。それでいて物語はよくできていて、飽きさせることがないです。最近の映画のような目を見張る映像やド迫力の音響などはないですけれど、それはそれで別の世界の良さです。
また、映画の中のハワイアン的な音楽が、気持ちを軽快な感じにしてくれます。
少し元気がないときに見る映画として、とてもおすすめです。
ああそうそう、当時、このドノバンと、加藤和彦氏のあだ名のトノバンが関係あるのかなあと考えていました。関係ないようですけど。
なんか、映像がリフレッシュされたHD版で見ると印象が違いますね。当時は、荒いTV画像だったので、古い映画だと頭から思って見ることができました。それはそれで独特の雰囲気があるんですよね。
そのとき、とても気分が落ち込んでいたのですが、この映画「ドノバン珊瑚礁」(Donovan's Reef)を見て、元気になったことを覚えています。
南の島を舞台とした、アメリカの王道コメディです。
自分が生まれる前の映画で、特に知っている役者さんとかも出ていないと思っていたのですが、ジョン・ウェイン主演、ジョン・フォード監督作品だったんですね。ジョン・ウェイン、ジョン・フォードって名前は知っていますけど、顔と経歴とか実際のところピンとこないんです。
まあそれはさておき、60年代の映画って、なんかほのぼのとしていて安心して見ることができる良い映画があり、好きです。なんかゆったり見ることができるというか…。それでいて物語はよくできていて、飽きさせることがないです。最近の映画のような目を見張る映像やド迫力の音響などはないですけれど、それはそれで別の世界の良さです。
また、映画の中のハワイアン的な音楽が、気持ちを軽快な感じにしてくれます。
少し元気がないときに見る映画として、とてもおすすめです。
ああそうそう、当時、このドノバンと、加藤和彦氏のあだ名のトノバンが関係あるのかなあと考えていました。関係ないようですけど。
なんか、映像がリフレッシュされたHD版で見ると印象が違いますね。当時は、荒いTV画像だったので、古い映画だと頭から思って見ることができました。それはそれで独特の雰囲気があるんですよね。
ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画「1900年」(Novecento)は、高校生の時からずっと見たいと思っていた映画でした。実際に見たのは、大人になってからで、銀座か新宿の映画館で数日間のリバイバル上映があったときです。休憩をはさんで6時間近くもの長い上映時間で、平日だったので仕事を少し調節して(さぼって)見た記憶があります。
この映画、人生で一度は見ておくとよいおすすめ映画です。そして、一気に見たほうが良いと思います。
舞台はイタリア。1900年に生まれた農園の領主階級の男と小作人階級の男の社会の変動に翻弄される人生を描く物語です。
「ヴェルディが死んだ!」というイタリアの大詩人の死を伝えるメッセージから始まります。これは、一つの時代の終わりを示しています。そして、2人の男の子の誕生。それぞれの人生がまた一大叙事詩なのです。
物語自体の面白さももちろん楽しめますが、俳優陣がこれまたすごいです。
主役がロバート・デ・ニーロ、30代前半のデ・ニーロです。品の良い感じの繊細な領主役を演じています。また、ジェラール・ドパルデュー、ドナルド・サザーランドも重要な役どころです。彼らも若く、年老いてからの姿しか知らなかったので、この映画を見た時は目を奪われました。
特に、ドナルド・サザーランドの演技は、まあ役柄もあるのですが、奇怪で、残酷さというか醜悪さというか、とても存在感があって、強く印象に残っています。
学校では、歴史的事象の丸暗記的勉強しかしませんが、この映画を見ると、イタリアの21世紀前半の歴史を、人々の生活および人生にどう影響を与えたのかということを含めた、より体感的な歴史として、学ぶことができます。
エンニオ・モリコーネの叙情豊かな音楽もよいです。
もう一度、ゆっくりDVDでいいので、見てみたいです。
この映画、人生で一度は見ておくとよいおすすめ映画です。そして、一気に見たほうが良いと思います。
舞台はイタリア。1900年に生まれた農園の領主階級の男と小作人階級の男の社会の変動に翻弄される人生を描く物語です。
「ヴェルディが死んだ!」というイタリアの大詩人の死を伝えるメッセージから始まります。これは、一つの時代の終わりを示しています。そして、2人の男の子の誕生。それぞれの人生がまた一大叙事詩なのです。
物語自体の面白さももちろん楽しめますが、俳優陣がこれまたすごいです。
主役がロバート・デ・ニーロ、30代前半のデ・ニーロです。品の良い感じの繊細な領主役を演じています。また、ジェラール・ドパルデュー、ドナルド・サザーランドも重要な役どころです。彼らも若く、年老いてからの姿しか知らなかったので、この映画を見た時は目を奪われました。
特に、ドナルド・サザーランドの演技は、まあ役柄もあるのですが、奇怪で、残酷さというか醜悪さというか、とても存在感があって、強く印象に残っています。
学校では、歴史的事象の丸暗記的勉強しかしませんが、この映画を見ると、イタリアの21世紀前半の歴史を、人々の生活および人生にどう影響を与えたのかということを含めた、より体感的な歴史として、学ぶことができます。
エンニオ・モリコーネの叙情豊かな音楽もよいです。
もう一度、ゆっくりDVDでいいので、見てみたいです。