映画「There Will Be Blood 」(2007) | mikinの勉強部屋

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改装し、現在は映画の記憶倉庫。(これは過去です→日々の学習成果を記していきます。少しずつ、着実に…。)

先週末にビデオで「There Will Be Blood」(ゼア・ウィル・ビー・ブラッド)を見ました。
夫が選んだ映画だったので、私は何の予備知識もなく見ることになりました。
アメリカの石油発掘で富を得ようとする男の波乱万丈な人生を描く映画です。
ああ、石油王の立身出世物語か、と思って見ていたのですが、かなりグロい場面もあって、見ているうちに主人公の狂気、若き宗教家の狂気にどんどん毒されていきます。
後で調べてみると、アカデミー賞8部門にノミネートされた作品だったのですね。そして、ダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞のオスカーを獲得しています。狂ったように石油を掘り、パイプラインを引き、家族には恵まれない、偏屈な男の役は、もうその役の男にしか見えなくて、最後になり、やっとダニエル・デイ=ルイスだと気づくくらい迫真の演技でした。
しかし、それにも増して、演技力で目を見張らせたのが、村の若い宗教家イーライの役を演じたポール・ダノ。この宗教家のなんとなく気持ちが悪い感じ、でも本人は神に精神がいっちゃってる感、すごく役にぴったりで、寒気がするほどでした。まったく好みのタイプではないのですが、異様感に目が離せなくなってしまうという感じです。このポール・ダノって、「リトル・ミス・サンシャイン」の口をきくことを拒否するお兄さん役の俳優でもあるのですね。あの役も確かにうまかったです。
映画のストーリーはどう展開するのかと気になる部分もありましたが、この映画はストーリーよりも、俳優陣の演技がいちばんの見どころだと思います。子役の男の子もかわいいです。
原作は、アプトン・シンクレアが1927年書いた小説「Oil!」です。ストーリーから何を感じ取るかは人それぞれですけど、唯一、主人公の息子役の男の子だけはなんとか幸せな道を歩いてくれるようにと思わずにはいられませんでした。