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mikinの勉強部屋

改装し、現在は映画の記憶倉庫。(これは過去です→日々の学習成果を記していきます。少しずつ、着実に…。)

この映画「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」(La cérémonie)を最初に見たのが映画館だったのが、家でテレビだったのか記憶が定かじゃないです。上映年からして映画館だと思うのですが、いずれにしろ、この映画の原作がルース・レンデルの小説『ロウフィールド館の惨劇』だということを知らずに見始めました。見ているうちにすぐにこれってレンデルの『ロウフィールド館の惨劇』だということに気づきました。
一時期レンデルのミステリーをかなりたくさん読んでいたのですが、その中でも印象に残っているのが、この『ロウフィールド館の惨劇』。そして、それが映像になっているのです。映画として、文句なく良い作品になっています。田舎のお屋敷での、隔絶された中で起こる惨劇。じわっじわっとくる静かな恐怖感がすごくリアルです。
レンデルはイギリスの作家で原作の舞台はイギリスですが、この映画ではフランスです。でも全く問題ないです。
監督はクロード・シャブロル。昨年亡くなったフランスの巨匠ですね。
一度見ておいて損はない映画です。おすすめです。原作のほうもおすすめです。

映画「仕立て屋の恋」(Monsieur Hire)は、大好きなフランス映画です。映画館で公開当時に見ました。
監督はパトリス・ルコント。当時、小さなルコントブームがあって、いくつか作品が公開されました。「髪結いの亭主」という映画のほうが好きという人も多いけれど、私は「仕立て屋の恋」派です。
ずっとフランスで映画を作り続けている監督ですが、ここのところ見る機会がないのが残念です。きっと良い作品だと思うのですが。
さて、映画ですが、頭の禿げた真面目一徹そうで面白みのない男が、若い女性に惚れ込むという話です。しかし彼自身、自分がもてないことはわかっています。その一途の愛情が、彼の視覚、嗅覚からびしばし伝わってくるという、独特の映像です。とても官能的です。子ども向けではありません。
ストーリーはサスペンス仕立てで最後まで引きつけられます。かなり違いますが、東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』を読んだときに、この映画のことをちょっと思い出しました。
マイケル・ナイマンの音楽もとてもマッチしていて良いです。

映画「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」(Mitt Liv Som Hund)はスウェーデン映画です。映画館で見ました。北欧など、小さな国の映画って独特の雰囲気があって好きです。また映画を見るとその国の生活がわかるので、馴染みのない国の映画が上映されると見に行きたいなと思い、よく足を運んでいました。主に単館上映なんですが、そういう映画館もまた落ち着いたたたずまいがあってよかったですね。今は東京に住んでいないので行けませんが、神保町の岩波ホールとか、渋谷のシネマライズとか。
さてこの映画、12歳の不器用な少年が主人公です。少年の目線から語られており、その目の付け所が子どもらしくもあり、ユニークです。北欧の短い夏がとても活き活きと映像にまとめられています。素朴な町の人々の様子もほのぼのとしていてよいです。少年は、いろんな面でアンラッキーな状況にありますが、それを彼自身のユーモアある解釈で現実とうまくわたりあっていこうとします。子どもっぽい少年が少し大人になる物語です。この少年を演じたのは、アントン・グランセリウス。純真な笑顔といじらしい演技に、もう後半は涙、涙でした。
監督はラッセ・ハルストレム。この映画で高い評価を得て、その後ハリウッドで、「ギルバート・グレイプ」や「ショコラ」といった素晴らしい作品を作り続けています。