ハンガリー音楽セミナー(海外講習会/ 短期留学/ヨーロッパ)受講生募集中! -10ページ目

ハンガリー音楽セミナー(海外講習会/ 短期留学/ヨーロッパ)受講生募集中!

ハンガリー音楽セミナー(海外ピアノ講習会/短期留学/ヨーロッパ)
7月31日〜8月6日


オペラ座は、スプリングフェスティバル最終日26日、
ハンガリー国立バレエ団によるチャイコフスキー「白鳥の湖」が上演されました。
長い時代上演のなかった演目に、チケットは即刻完売、成功裏に終わりました。

次の大きな演目は「FAUST225」
5月15日から始まります。




ゲーテ戯曲ファウストに発想を得たオペラ:
以下の作曲家、それぞれのファウストが上演予定です。

グノー
ストラビンスキー
ブゾーニ
ウェーバー
ボーイト


オペラ座ロビーをご紹介します。

今年のオペラ座ポスター、ロビーも建物正面の上にも掲げられています。



床のモザイクが素敵です。
ハンガリーは、住居用マンションも
古い建物ならば、素敵な模様の床が多く見られます



ロビーにあるギフトショップ(おみやげ屋さん)
可愛い小物であふれています。
右はハンガリー刺繍のマグネットですね。



グノー オペラ「ファウスト」よりワルツ




プルニ・イロナ先生は、聞かせて頂いたその夜のコンサート、
すべてハンガリーの作曲家をお弾きになりました。
 
スプリングフェスティバルのコンサートと同じく、
先生は、当時は人気があり良く弾かれていたけれども、
今となっては忘れ去られているハンガリー作曲家の作品、
それを世に広めることをライフワークになさっています。




何より素晴らしかったので、お礼のごあいさつを
・・・楽屋でお目にかかりました。

それから間もなくのある日、お電話をいただき、
先日のコンサートの曲、コピーをして製本もしたから
取りにいらっしゃいと。
音楽をひたすら愛し、興味がある人には、むしろ喜んで開示なさる。


リスト音楽院のレッスン室にお邪魔すると、
本当にご丁寧に製本をした楽譜が目の前に。たいへんありがたい事でした。

アブラニー・コーネール
コダーイ・エンマ(コダーイ・ゾルターン夫人)
ゴールドマーク・カーロイ
ドホナニ・エルヌー


その後しばらくお話をさせていただき、
先生は4度ご結婚をなさり、最後は生徒さんともご結婚(!)
お若い方と再婚するというのは、バルトークもコダーイもそうでした。

でも、女性の先生が生徒さんと・・・レアケースです。
とてもロマンチックだったけれど、結局はうまくいかなかった。
やっぱり、ピアノをしているからかしら?
もうねーアナタ、ひとりが何より一番よ ・・・・・とのことでした。

音楽の大先輩はどこまでも刺激的でした。

プルニ・イロナ ドホナニ作曲 ハンガリー民謡による変奏曲


オルフェウス室内オーケストラ、後半のプログラム。

ファジル・サイ Chamber Symphony Op.62 (室内交響曲)
ハイドン   交響曲 80番 ニ短調 Hob.I:80


ファジル・サイは 1970年 トルコ・アンカラ生まれのピアニスト・作曲家。
ドイツの音楽学校で学び、NYのヤング・アーティスト・コンペティション優勝。
その後は、世界各国~ご活躍は目覚しいものがあり、来日もしています。



プログラムによれば、オルフェウス室内オーケストラは、
チャールズ・ディケンズの旅行記『アメリカ紀行』から発想を得て
現代のアメリカとは? を表現した、言ってみれば『音楽レポート』を
ファジル・サイを含む3人の現代作曲家に委嘱しました。

彼のChamber Symphony 、世界初演はまず4月にNYで行われ、
最近NY タイムスに批評が掲載されたところです。


トルコやバルカンの民俗的な音楽を多彩に取り入れ、
弦楽器をふんだんに駆使し、時には中国の二胡のような音が聞こえてきたり、
あれ? 今の楽器はどれ? 何をしたらああいう音が出るの?
ちょうど、前の客席の男の子、その度に首が長くなり、
けして飽きさせない個性的な曲でした。

もともと、彼のピアノ作品「ブラック・アース Black Erath」の
鮮烈な個性に魅せられ、いつか弾いてみたいと楽譜も入手していました。

バルトークを踏襲した部分も感じましたし、
シンコペーションのリズムもふんだん。


言ってみれば、「ハンガリーにとってのバルトーク」に匹敵する、
トルコ出身、気鋭の作曲家なのだと思いました。


2007年には、日本のアニメ「オオカミくんはピアニスト」の音楽を担当しています。
ヴェネチア国際映画祭に出品されたそうです。

ファジル・サイの自作自演『ブラック・アース~黒い大地』
その後に続く動画、ファジル・サイ風モーツアルト「トルコ行進曲」も必見です♫










ある日、リサイタルのホールへ
迫るコンサートの打ち合わせに行きました。

ホールから・・・実力派の、そして、みずみずしいピアノが聞こえてきます。
お聞きすれば、その夜は本来、声楽のコンサートだったけれども、
声楽家急病のため、伴奏を受け持つピアニストが、
ソロリサイタルをなさるということです。

ソロだけを弾くのは、準備をしていても大変なことなのに、
急に決まってもこなせるとは・・・どなた?
ホールの方に、聞いていったら?とおしゃっていただきましたので、
ありがたくお聞きしました。

プルニ・イロナ先生その方でした。
今もこれだけお美しいのですから、お若い時はさぞ。
ハンガリー国内のコンサートが多いようです。
リスト音楽院でもお教えになっています。


Perunyi

ものすごくよく弾けて、何より音楽に力がある。
ハンガリーの音楽界は、やはり層が厚いなとしみじみ思いました。

今回のスプリングフェスティバルもご出演なさり、
バルトーク博物館でバイオリンとのコンサートでした。
ちょうど、前述のチェロとリスト室内管弦楽団コンサートと同じ日、
後から気がつき、もったいないことをしました。


当日のプログラムは、ハンガリーの19世紀から20世紀にかけて、
ロマン派の作品の数々、しかしながら、今では忘れられている作品が披露されました。
生誕200年に当たる、モショイ、フォルクマン。
没後100年に当たる、ゴールドマーク など。



上記の作曲家の録音があればと思いましたが、あいにくです。
フランツ・リスト 自身の歌曲をピアノ編曲
「御身 天から来たり」 S279
 ピアノ:プルニ・イロナ







ブダペスト・スプリングフェスティバルも
早いもので、本日26日が最終日となりました。

NYからオルフェウス室内オーケストラがやって来ました。
いぶし金の装飾がそれはそれは見事な~リスト音楽院大ホールでの公演。





オルフェウスはNYを中心とした実力派若手演奏家が1978年に創立、
指揮者がいない室内オーケストラとして、曲によってコンサートマスターが変わり、
メンバー全員が音楽に対して役割と責任を担うことが大きな特徴です。

そして、今となっては世界有数の室内楽オーケストラに成長し、
70以上のCD録音から、グラミー賞も2度受賞しています。


NY時代はこちらの主要メンバーのおひとり、
素敵な先輩からたびたび招待券をいただき、
オルフェウスサウンドを堪能させていただいていました。

はつらつとした音楽作り、オルフェウスならではの他と比べようのないサウンド。
もう本当に長いことお聞きする機会もなくいましたので、
懐かしく、たいへん楽しみに行きました。


ワーグナー:ジークフリード牧歌~に続いて、
バルトーク:弦楽オーケストラの為のディベルティメント

ハンガリーのオーケストラの音と、まったく違いました。
こんなに違うものかと、NYを離れて幾星月・・・とても新鮮。
切れ味のあるしゃきっとしたバルトーク。
そして、オルフェウスサウンドは変わらず健在です。

何がどう違うんだろう?・・・その後つらつら考えていました。
恐らく・・ハンガリーサウンドは、もう少しだけ重さが入るのかもしれないと、
それは土着的な、足踏みのようなリズムと言えるかもしれません。

オルフェウスは、洗練されて明るく華やか、
オルフェウスならではの立ち上がるリズム。
最終楽章、最後に向かっての弦楽器の粒の揃いようや切れ味には、
周りからため息がでるほど。
まだ休憩前だと言うのに、拍手が鳴り止まずスタンディングオベーションも。
言葉もなく・・・ただただ圧巻でした。

人を魅了する音楽とは、圧倒的な個性を持ち、
それぞれがそれぞれ素晴らしいとことに改めて感じ入りました。

オルフェウス室内オーケストラ、 バルトーク:ルーマニア民族舞曲
日本公演の様子ですね。