第4回岐阜新聞テストと、受験直前期の勉強法 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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 第4回岐阜テストも終わり、結果を待つばかりですね。

 ここのところ「岐阜新聞テスト」で訪れる方が多いです。

 

 問題は「どういう情報を求めているか」ですね。塾に通っている方は塾で聞けば良いとして、独学でされている方向けに簡単に書いてみましょう。

 

 

 

(1)第4回岐阜テストをどう活用すれば良いか?

 

 「あなたの志望校にどれだけの生徒が受験を希望していて、あなたがどれくらいの位置にいるか」がおおよそ分かります。これは非常に重要で、枠内に入っていれば安心できますし、枠外であれば志望校変更のおおよその参考になります。

 

 ただし、この数値はあくまでも「1月時点」でのものです。これから私立に切り替える人もたくさんいますし、不安になってランクを下げる人もいます。その反動で、中ランクの高校では、それまで定員割れをしていたのが一気に定員オーバーになることもあります。毎年、実際の出願状況とずれるものですから、そのままを信じても意味がありません。また、どの程度の誤差があるかは年によっても、学校によっても、地区によっても異なるため、生徒や保護者が自力で判断することは難しいです。何より、岐阜テストは内申点が加味されていないため、内申点が良いか悪いかでひっくり返ることもあります。だからこそ、「おおよそ」ですね(笑)

 

 また、苦手範囲などの傾向も分かるため、今から入試本番までの間に克服するという手もあります。

 

 

 

(2)テストの見直しについて

 

 もちろん見直しはしたほうが良いですが、特別視をする必要性は無く、他のテストと同じ扱いで良いです。

 

 たまに岐阜テストだけ異常にしっかり見直す人もいますが、岐阜テストの問題の質は特別良くも無ければ、入試に出やすい問題ばかりでもありません。他の実力テストなどと同様に見直しをすれば十分です。

 

 

(3)今後の勉強について

 

 この時期になると、入試直前で焦る生徒が多くなります。はっきり言うと、今から焦っても「手遅れ」なのですが、少ないとはいえ、ここからの頑張りで大逆転する生徒がいるのも事実です。諦めずに最後まで頑張ってください。そのために、具体的な勉強方針を書きましょう。

 

 指導力がある良い先生に教えてもらえる場合は、「苦手範囲の克服」が今からでも間に合います。80点の教科はいくら頑張っても10点程度しか上がりませんが、20点の教科は30点でも40点でも上がりますよね。そういった良い先生がいる場合は、苦手教科や苦手単元をできるようにしたほうが、圧倒的に効率が良いです。

 

 普通であれば、今まで苦手だった範囲を今になっていきなりできるようになるはずがありません。ところが、この時期は危機感が強いせいで集中力もやる気もアップするため、今までは無理だった内容が急に理解できるようになることがあります。ただ、やはり自力のみでは厳しいです。指導力のある先生、または、相性の良い先生の力を借りることで格段に伸ばせるでしょうから、どんどん先生を有効活用してください。

 

 

 自力でやる場合は「得意でも無いが、苦手と言うほどでもない教科」をやるか、または「そこそこ得意教科だが、部分的に苦手な範囲」をやりましょう。苦手な範囲ばかりをやっていると気が滅入ってしまいますから、ペースを落とさずに、それでいてすぐに成果が出やすいところから手をつけるのですね。

 

 時間が限られているからこそ、手のつけられるところからやっていきます。ただし、上にも書いたように「すでにできる範囲」をやっていても得点アップはたかがしれていますから、好きなところばかり偏ってやるのは控えましょう。

 

 私立受験をする人はもう入試目前ですよね。そういう人は、相当力のある教師に学ぶのでない限り、今さら個別の範囲をやっていては間に合わないですから、入試の過去問をひたすらやりましょう。すらすらできるようになるまで何度もです。100点はとれなくても良いですから、必要最低限の得点を確実にとれるように意識して勉強しましょう。

 

(あまりに難しい問題は飛ばしましょうね)

 

 公立受験をする人は、特色化選抜が2月にあるとは言え、一般選抜は3月ですから、結局のところまだ2ヶ月あります。今年から普通科で50%以上が特色化選抜で合格することになりましたが、残りの半分はまだ一般選抜で決まるわけですから、最初から3月まで頑張るつもりで勉強すると良いでしょう。すでに合格圏にある人は特色化対策をどんどんやれば良いですが、ぎりぎりボーダーの人は2月までと思って焦ってやると逆効果ですから、3月まであると思って計画を立てた上で取り組みましょうね。もちろん、公立入試も過去問はひととおり挑戦しておきましょう。

 

 なお、特色化選抜が50%になったことは、上位半分の人はほぼ受かって当たり前になったことを意味します。つまり、前よりもさらに「狙って受かる」テストになったのですね。

 

 

 公立進学校の普通科を志望校にしていて、岐阜テストで上位半分にいたならば、普通に受験すれば受かるのですから、強気で狙っていってくださいね。そういう人は塾に通っていることがほとんどでしょうし、塾なら対策をしてくれて当然ですから、特に問題はないと思います。特に岐阜新聞テストで上位30%以内の位置にいれば「受かって当然。落ちたら塾の指導力不足」と思ってもらって良いでしょう。あなたがきちんと結果を出してくれる塾に通っていることを願います。

 

(岐阜新聞テストを過去問を解きまくって高得点を出したような生徒であれば話は別です)

 

 独学の人は、過去問を買ってやってみましょうね。普段のテストとは傾向が違うため、当日焦ることの無いようにしっかり練習しておきましょう。


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