岐阜新聞テストの仕組み | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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 いよいよ岐阜新聞テストの季節がやってきましたね。

 これから1月にかけて順に4回のテストが実施されます。テストの中身は、特にこれと言って大したことは無いのですが、受験生中の順位が出ることは大きいです。今日は独学者のために、この岐阜新聞テストの使い方を書きますね。

 1回目は皆よく考えずに志望校を書くものですから、受験校の生徒総数にはあまり意味がありません。もし自分の志望校の定員をはるかにオーバーするような人数がいたとしても、気楽に読み飛ばしてください。どうせ直前になるにつれて修正されていくものですからね。

 逆に、受験する高校のレベルが低めの場合は定員内に入っていても安心しないでください。誰もが最初は志望校を高めに設定しますが、直前になるとだんだん自分にあったレベルに下げてきます。つまり、トップレベルの高校に書いていた生徒がすぐ下の高校に変え、その高校の生徒がさらに下の生徒に変更するようなことが起こりますから、偏差値が下の学校ほど受験者数が増えやすいです。しかも、上の高校から志望校を下げる生徒たちは、当然変更後の高校ではトップクラスになることが多いです。そうして、順位が定員ぎりぎりのところにいた人は上から降りてきた人の分だけ順位が下がって、定員から押し出されてしまうことが起こります。

 

 

 また、今後は私立への強制的な振り分けがはじまっていきます。学校の三社面談を通じて、推薦や授業料免除などの甘いエサをぶら下げたり、このままでは受からないと脅迫じみた言葉をかけたりして、受験する生徒がバランス良くなるように調整が行われます。

 これが学校にとってのノルマなのか、自分のクラスから不合格になる生徒が出ないしたいだけなのか、はたまた本当に生徒のためを思っての提案なのかは、提案内容だけを見ても分かりません。学校の先生もいろいろですから、あくまでも最後は自分の意思で決めるようにしましょう。

 同様に、塾も塾で少し無理な志望校を奨めて、表向きは「夢をつかめ!」「下のレベルの高校に入るくらいだったら私立に行ったほうがマシだ!」「確実とは言えないが、可能性はあるから最後まで諦めるな!」などと言いつつ、合格実績を伸ばすために受かるかどうか怪しい高校に無理やり受けさせるようなこともあります。

 合格数にノルマが存在する塾もありますから、慣れ親しんできた先生が言う事でも安易に信じるのは危険です。特に、全国規模の大手塾や、地方の最大手と呼ばれるような有名塾で、合格実績を大々的にチラシに載せているような塾は、合格実績に対して過剰に意識しているわけですから注意しましょう。

 

 

 テストはあくまでもテストです。「今の実力を測る」ことと、「自分の弱点を補強する」ことが目的ですから、結果に一喜一憂しないで、できなかったところをしっかりと見直して少しずつできるようにしていきましょう。岐阜新聞テストに関しては1回目で出たところが次に出る可能性は極めて低いですが、別の実力テストや入試本番で似たような問題が出る可能性は十分にあり得ます。同様に他の実力テストなどもしっかり見直すことで入試本番に生きてきます。

 テストに追われるのではなく、テストを有効に活用していきましょうね。
 

 

 

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