入試解答力養成 総合点25%アップする勉強法

入試解答力養成 総合点25%アップする勉強法

このままでは合格最低点に届かないという悩みを解決してきた塾講師・家庭教師(140名以上指導)による、短期間で入試の総合点が25%アップして合格する勉強法・思考法

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集中して勉強する前

これだけはやならければならない

ことがあります。


それは「集中の邪魔する全てのもの」

「取り除く」ことです。


たとえば 机の上にあるのは、

筆記用具、ノート、(その時に使う)問題集、タイマー

だけにする ことです。


仮に英語の問題を25分取り組むとします。

今やる予定でない教科のものは、とりあえず視界から排除しましょう。

次に数学の宿題をやる予定だったとしても、その数学の宿題は、やるべき時間帯にとりだせばいいのです。。


時々「今」使わないものを机の上に出しっぱなしにしたまま勉強している生徒がいます。

片付けるのが面倒なので、先の時間に使っていた道具を出しっぱなしにしていたりもします。


そのちょっとしたものが「視界」に「ある」か「ない」かによって、

集中力が微妙に気づかないくらいわずかずつ実は奪われています。


目的をもった勉強をするときは、目の前にあるものを

「目的の勉強に関係するものだけ」にしましょう。


最も集中の邪魔をするのはスマホ(携帯)です。

例えば、電話がかかってきたり、メッセージが届いたりします。

すると「うれしい」という感情だったり「えっ」という驚きが生まれます。

その瞬間、心が勉強から離れてしまいます。

そして本当に邪魔な電話やメッセージがくると

「勉強してるのに(怒)!」と 怒りの感情がでて心が乱されてしまいます


集中して勉強するためには、むやみに感情を乱さないことが大切です。

スマホの電源を切って、手の届かないところにおきましょう。

原因をコントロールすれば、集中が切れるという結果は起こらないのです。


スマホの影響を受けながらの勉強量が「10」だとしたら

勉強だけに集中していれば、少なくとも「20~50」と

何倍もの成果の差になります。

決めた時間で「集中して勉強」して「成果を出した後」で確認すればいいのです。


「何か気になる……」という「何か」に振り回されないためには、

最初から「集中の邪魔をする何か」を「取り除く」ことが、

集中力アップのために勉強前にする「ただ1つ」のことです。

集中力を高める食べ物があるとすれば、積極的に食べたいでしょうか?


最初に結論を言います。

「食べないこと」

最も集中力を高める食事です。


お腹がいっぱいになった昼食後を思い出してみてください。

集中力があるでしょうか?

集中どころか、眠くなってないでしょうか?


食べること自体は短時間ですみますが、

「消化する」には数時間かかり、エネルギーを消費します。

多くの食べ物を食べれば食べるほど、集中力は低下していきます。


基本的に「少し空腹である」状態を

「保つ」ことが「集中力を高める食事」と言えます。


「少し空腹である」ことが大切です

本当に空腹だったら、それはそれで集中できません。

このバランス感覚が大切です。


夜食だとか、塾の前後での買い食いを楽しみにしている生徒も多いのですが、

受験勉強を目的とした場合、集中力を低下させる行動です。


「脳」を動かす必要があるとき

「腸」に負担のあることしない

ことが大切です。


少しお腹がすいたときは、

バナナアボガドなど

温かいものが食べたいときは

素うどんを少々など


本当に集中したいときは、あれもこれもではなく

「1種類」だけ「少量」

食べるようにしてください。


また「少し空腹である」状態を「保つ」

おすすめの方法として

無塩バターをいれたコーヒー

があります。

※無塩バターの量は空腹度に応じて調整して大さじ2杯まで


最後に注意点として、

何事もバランスが大事ということを忘れないでください。


集中したいからといって、1種類のものしか食べない(しかも少量)といった生活を長期間続けると、栄養に偏りがでて体調をくずします不健康な状態では集中できません。

普段バランスのとれた食事ができていて、その「溜め」があるから「集中すべきとき」に「空腹状態」でも大丈夫なのです。


できる限り長く集中したい気持ちはわかりますが、

「リラックスがあるから」こそ「集中できる」のです。


「食べ物」をコントロールすることで

「集中の波」をコントロールする。


それが集中力を高める食事法です。

集中力を高めるためのテクニックとしては

「締め切りを作る」

という方法が単純かつ有効です。


ふだん疲れているとき

ついうとうとしてしまう生徒でも

定期テスト直前の週だと

集中してとりくむことができます。


その人の集中力が変わったわけではありません。

(ですので、テスト空けはまた元に戻ることも……)


人間は「やらざるを得ない環境」になると集中力が高まります。


では入試を考えて集中力を高めるには、

どうすればいいのか?


例えば、11月から入試のある2月、3月まで、あと3~4ヶ月の時間があるとき「入試の日」という受験日はあるのですが、このままでは締め切りとして機能しません


夏休みの宿題があって、やり始めるのが8月最終週だったり、3日前だったり、31日からだったり、人によっては9月に入ってからだったり……と

結局やり始めるのは「このままではやばい」と思ったときです。


夏休みの宿題をギリギリに始めた人ほど、入試勉強を始める時期が遅れて失敗する可能性が高くなります。

人間は「同じような行動を繰り返す」性質があります。

夏休みの宿題の取り組み方が、入試勉強の仕方に反映されます。


ですので、夏休みの宿題をギリギリになってからはじめた人ほど「このままではマズイぞ」と注意しましょう。


そして、ここからが対策となります。


大切なことは「締め切りの数」

「増やす」ことです。


仮に3ヶ月の期間があるとしたら、

月間の目標、週間の目標を決めましょう。


入試問題で覚えなければいけない量や

できるようにならければいけないスキルは

一夜漬けや一週間漬けでは対処できません


ですので、月間や週間の目標(やるべき量)を決め

「たんたん」と進めていく必要があります。

思ったように進まなかったら修正しつつ進めていく。

自分がどのくらい進められるかは、やってみないとわかりません。

入試で失敗する生徒は、ギリギリにならないと「自分が間に合わない」ことに気がつきません。

修正が無理な段階ようやく気づくのです。


夏休みの宿題を早い段階で終わらせる人というのは、

意思力が強い人で「私とは違う」と思うかもしれません。

確かに人並みはずれて意思力がある人もいますが、

ふつうの人の場合、1日や週間でやることを決めて

「たんたん」と進めていき、できたという人も多いのです。


入試の場合は「模試」の日を利用するのが「締め切り」を作るのに有効です。

また「過去問」を利用して「毎週締め切り」を作ることも有効です。


参考

高専の過去問利用スケジュール

公立高校の過去問利用スケジュール

そして1日レベルで考えるなら

「キッチンタイマー」

「ストップウォッチ」という

道具(ツール)を使うことが大切です。


25分で問題集を3ページ進める、など

1日のうちでも締め切りを作っていきましょう。


注意点としては、スマホの時計機能を使うのは止めましょう

スマホを見ると、注意がそらされてしまいます。

つまり集中できなくなるということです。

ついチェックしてしまい、気がつくと恐ろしいほど時間が過ぎます

そして締め切りが守れず「自分はダメだ」という気持ちがだけが残ります

スマホを使う時間を決めて、利用することが大切です。


集中力がないのは、あなたのせいではありません

使っている「道具」の問題なのです。


ほんのわずかの出費ですが、キッチンタイマーという道具(ツール)を

使うか、使わないか

が、締め切りを守れるかどうかの大きな差となります。


そして入試までに「週間」「月間」の「締め切り」を作り集中力を高めて合格しましょう!

「合格するのに何時間勉強すればいいですか?」


という質問をよくもらいます。

目安としての時間は答えますが、


何時間勉強したかよりも

「どのくらい集中できたか」

が大事ということを同時に伝えます。


ただ進めればいいのではなく

「どのくらい記憶に残っているか」

も大事なので、復習のバランスも考える必要があります。


ですが、まず目の前のことに

「集中」して「時間あたりの勉強量」
を増やすことが大切
です。


というわけで「集中」について知って欲しいことがあります。

集中している状態を「ゾーン」と呼んだりするのですが

このゾーンには2つの種類があります。

「2種類の集中力」があるのです。


ひとつは「ハードゾーンと呼ばれるもので

確かに集中はできているのですが、

集中を乱すもの、気を散らすものがある

簡単に集中が解けてしまうものです。


たとえば、静かな自習室でないと勉強できないとすると

「ハードゾーン」としての集中力しかないと言えます。

環境を整えることができれば集中できるので、

集中できる状態を「つくる」ことが大切です。


静かな図書館や自習室を探すとか、

耳栓や防音イアマフで無音状態を

「つくる」ようにしてみましょう。


もうひとつは「ソフトゾーン」と呼ばれるもので

気が散るような環境であっても

平静でリラックスできていて弾力性のある

「しなやかな集中力」です。


人やテレビの話し声があっても気にならず

目の前の問題に集中できていて、

「気づいたらこんなに進んでいた、時間がたっていた」

という人は「ソフトゾーン」の集中力があると言えます。

環境に左右されない本当の意味での「集中力」です。


多くの「集中力がない」と悩んでいる人

この「ソフトゾーン」を求めていることがあります。

この「ソフトゾーン」を身につけるには

あえて雑音のある環境で「集中できるようになる訓練」

する必要があります。


つまり、その訓練中は勉強のパフォーマンスが落ちます


入試解答力を養成したい時期というのは

多くの場合、残り時間が限られています。


多くの人は環境に左右されない「ソフトゾーン」の

集中力を「つけよう」としますが、

「ソフトゾーン」を身につけようとすること自体に

「時間がかかって」しまいます。


だから現状で「ソフトゾーン」としての

集中が難しい場合は、


「ハードゾーン」としての

集中できる「状態・環境をつくる」


ことをアドバイスしています。

限られた時間内で、最大の結果を出すためです。


サッカーの試合でアウェーで戦う場合なら

「ソフトゾーン」の力を鍛える必要があります。

しかし現実の試験環境というのは、

ある程度「静か」なはずです。


集中できないと悩んでいる場合は

「ソフトゾーン」を身につけようとするのではなく、

「ハードゾーン」の力を発揮できる

「環境作り」に取り組んでみましょう。


集中力が「ある・ない」に悩むのではなく

集中できる環境を「つくる」ほうが簡単なのです。

過去問や模試で解けなかった問題があるとする。解説を読んで理解できたかどうか、理解できなければ先生や友人に質問する必要があります。そして理解できたあとは実際に「できる」ようになる練習や復習があります。解けなかった問題を一問ずつ出来るようにすることは、とても大事なことです。そうした一問一問への取り組み方(振り返り方)は、よく知られていると思います。


ですので、ここでは「心理的側面を重視した」過去問や模試の振り返り方について書いていきます。

ある問題が解けるかどうか、解けなかった問題を理解してできるようになるための振り返りを「技術的要素」とします。一方、テスト全体の流れのなかで問題を解いているのだから、


・最初の問題に時間をかけすぎた

・時間がなくて焦ってミスをした

・問題の条件に気づかず後半の問題を落とした

・前の時間のテストが書けなくて、引きずってしまった(心が折れた)


など、「本来の実力」が発揮できなかった「心理的要素」があると思います。

ミスが全くないという人は、ほぼいないと思います。

ちょっとした「感情の揺れ」から「大きく点数を落とす」ことはよくあります。

少なくとも1回のテストで4~5回(人によっては10以上)はあると思います。


過去問を解いた後、模試を終えた後、どのような「感情」だったかを振り返り「記録」することが大切です。時間がたてば「問題に対してどのようなアプローチをして時間をどれだけ使ったのか?」ということや「ある問題に時間をかけすぎて後半に焦りが生まれた」ことの新鮮な「感覚」や「感情」の記憶が失われてしまいます。


将棋の試合でも終了後に対局を振り返ります。勝負を分けた「一手」について話し合います。あの時ああすれば……という可能性について考えています。過去問や模試で「技術」的面だと「知っているか知らないか」または「思いつくか思いつかないか」ということになり、それは時間がたってからも振り返り可能です。ですが「どのような感情」で問題を解いていたかは、時間がたてば忘れてしまいます。問題の条件を見落とし「わからないという不安」がでて「答えにつながらない解き方」という行動になったはずです。


一問ずつの解説を先生に聞いて正解を理解することはできます。ですが「自分」が、テスト全体のなかで「どのように解いていくか」は、最終的に「自分で見つける」しかありません。ほとんどの先生は「技術的」側面について指導できるが、「心理的」側面の支援というのはできないように思います。


今回は心理・感情面を中心に書いていますが、知識や発想の有無について記録することも、もちろん大切です。試験中に気づかなかった「着眼点」にどうすれば「自分」が気づくのか「探る」必要があります。そうしたことも「自分で見つける」必要があります。


技術と心理の絡み合いを意識した「過去問や模試の振り返り方」に取り組んでみましょう。そのためには過去問や模試の終了後に、問題を解いていったプロセスや感情の現れ方をノートに記録してみましょう。技術的に問題の解き方を理解すると同時に、試験時間全体(幅広い時間軸)の中で心理的に「解き方」を改善していくことが、総合点を25%アップする上で大切となります。