集中力を高める道具(ツール)と締め切り | 入試解答力養成 総合点25%アップする勉強法

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集中力を高めるためのテクニックとしては

「締め切りを作る」

という方法が単純かつ有効です。


ふだん疲れているとき

ついうとうとしてしまう生徒でも

定期テスト直前の週だと

集中してとりくむことができます。


その人の集中力が変わったわけではありません。

(ですので、テスト空けはまた元に戻ることも……)


人間は「やらざるを得ない環境」になると集中力が高まります。


では入試を考えて集中力を高めるには、

どうすればいいのか?


例えば、11月から入試のある2月、3月まで、あと3~4ヶ月の時間があるとき「入試の日」という受験日はあるのですが、このままでは締め切りとして機能しません


夏休みの宿題があって、やり始めるのが8月最終週だったり、3日前だったり、31日からだったり、人によっては9月に入ってからだったり……と

結局やり始めるのは「このままではやばい」と思ったときです。


夏休みの宿題をギリギリに始めた人ほど、入試勉強を始める時期が遅れて失敗する可能性が高くなります。

人間は「同じような行動を繰り返す」性質があります。

夏休みの宿題の取り組み方が、入試勉強の仕方に反映されます。


ですので、夏休みの宿題をギリギリになってからはじめた人ほど「このままではマズイぞ」と注意しましょう。


そして、ここからが対策となります。


大切なことは「締め切りの数」

「増やす」ことです。


仮に3ヶ月の期間があるとしたら、

月間の目標、週間の目標を決めましょう。


入試問題で覚えなければいけない量や

できるようにならければいけないスキルは

一夜漬けや一週間漬けでは対処できません


ですので、月間や週間の目標(やるべき量)を決め

「たんたん」と進めていく必要があります。

思ったように進まなかったら修正しつつ進めていく。

自分がどのくらい進められるかは、やってみないとわかりません。

入試で失敗する生徒は、ギリギリにならないと「自分が間に合わない」ことに気がつきません。

修正が無理な段階ようやく気づくのです。


夏休みの宿題を早い段階で終わらせる人というのは、

意思力が強い人で「私とは違う」と思うかもしれません。

確かに人並みはずれて意思力がある人もいますが、

ふつうの人の場合、1日や週間でやることを決めて

「たんたん」と進めていき、できたという人も多いのです。


入試の場合は「模試」の日を利用するのが「締め切り」を作るのに有効です。

また「過去問」を利用して「毎週締め切り」を作ることも有効です。


参考

高専の過去問利用スケジュール

公立高校の過去問利用スケジュール

そして1日レベルで考えるなら

「キッチンタイマー」

「ストップウォッチ」という

道具(ツール)を使うことが大切です。


25分で問題集を3ページ進める、など

1日のうちでも締め切りを作っていきましょう。


注意点としては、スマホの時計機能を使うのは止めましょう

スマホを見ると、注意がそらされてしまいます。

つまり集中できなくなるということです。

ついチェックしてしまい、気がつくと恐ろしいほど時間が過ぎます

そして締め切りが守れず「自分はダメだ」という気持ちがだけが残ります

スマホを使う時間を決めて、利用することが大切です。


集中力がないのは、あなたのせいではありません

使っている「道具」の問題なのです。


ほんのわずかの出費ですが、キッチンタイマーという道具(ツール)を

使うか、使わないか

が、締め切りを守れるかどうかの大きな差となります。


そして入試までに「週間」「月間」の「締め切り」を作り集中力を高めて合格しましょう!