一級建築士の悩みごと -10ページ目

NEDOの補助金

NEDOとは、正式名称を「独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構」といいます。
日本の産業技術とエネルギー・環境技術の研究開発及びその普及を推進する我が国最大規模の中核的な研究開発実施機関として設立されたそうです。
ここでは、省エネに対する補助や助成も行われています。

それで、「安心実現のための緊急総合対策」実施に伴う平成20年度補正予算が成立したことに伴い、省エネルギーの普及の促進を図る事業のうち、住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(住宅に係るもの)の公募を実施します。と発表が今年に入ってからありました。

補助を申請する応募期間は、「平成21年1月22日~平成21年2月10日」です。

住宅の質を上げるために、良い取り組みだと思います。
しかし、告知も十分でない上に、この短期間で募集をして、実際に応募できる物件はいくつあるのでしょうか?

本当に補助金を出す気があるの?と聞きたくなります。

特殊建築物定期調査報告

建築基準法第12条で不特定多数の人が利用する建物や公共性の高い建物の管理者は専門技術者によって定期的に調査を行い、その結果を行政に報告する義務があります。

この専門技術者とは一定要件を満たした技術者が定期的に講習を受け、登録をしている技術者のことです。
きちんと調査結果を確認し、日頃の維持管理に注意をしてもらえる建物管理者の方ばかりならば、震災などの災害時にも大きな被害を防ぐことが出来ると思います。

この法令は、建物の維持管理に注意を向けるための啓蒙の意味合いも多分にあるのだと思います。

スロープ

既存建物の改修計画を立てる時に、公共性の高い建物は当然のように「バリアフリー」を求められます。

この時に問題になるのが、その建物が計画された年代です。
「バリアフリー」という考え方や意識が無かった時代の建物だと困ることがよくあります。
北陸などの積雪地で多い悩み事は、玄関アプローチを積雪量を考えてGLレベルよりもかなり高くしてある事例です。

スロープは勾配が緩いことはもちろんですが、距離が長くなり過ぎても使いづらいものです。
車椅子ではスロープの途中で一休みする訳にもいきません。

本当に利用者にとって使い易い「バリアフリー」は奥が深い問題です。