スタジオ カノープスsatellite -15ページ目


こんにちは!スタジオ カノープスのマンガも小説も書くほう、
水月麻里央です!
こんなブログを見てくださってる皆様!!!
ありがとうございます!
前回の記事がアクセス数えらいことになっててちょっとビビリました!
みんな、アニメの『S』好きなんですね!
私も大好きです!!

バンダイのセラミュー『無限学園ミストレスラビリンス』の
話を したいところですが、
今回は古い小説をwebに再録したので、そのお知らせです。

たぶん、全国で6人くらいの方をお待たせしておりました、
『夢のあとに』を。

もともとウチの小説は3部作の予定で、

1『Cry for the Moon』・はるか編 106話ベース
2『夢のあとに』   ・みちる編 110話ベース
3『天国の歌』    ・三人称 Sの終わりから亡霊人形劇まで

って感じでした。
3がなかなか出ず……
そして、2の『夢のあとに』も内容がいろいろ下手くそで
修正しても修正しても気に入らず……。

1と2を収録した小説本が完売した頃から、
そしてこの前の夏コミで『天国の歌』の序章を出したことで、
2の『夢のあとに』を読んだことありません! 再販して!
というお声をいくつかいただいたので
これはもう時期的に覚悟を決めて残念な出来でも再録しておかねば!
となりました。

『夢のあとに』はお話の中で、
110話の直後の「現在」と「前世」と「106話以前の回想」と「106話の回想」と、
時間軸が行ったり来たりするので
構成が分かりにくいと感想をいただいたこともあり、
そのあたりをもうちょっとなんとか…

したかったんですが、なんともなりませんでした!
すいません!!下手で!!分かりにくくて!!

この話を書いた1996年当時の動機は、
その頃ウラネプジャンルは110話のあとで騒然(笑)としていて、
ウラヌスの後追い自殺について、
ネプチューンとウラヌスがダイアログ… な本が とても沢山あったのです。

その頃アニメディアの付録で
緒方恵美さんと勝生真沙子さんのウラネプ対談の
小冊子がありまして。
110話が放送後大反響で、こんなウラネプ付録まで
出たんですよ、当時。

 

ふろく1

 

アニメディア1995年2月号第二付録 より。
引用させていただきます。


その中のインタビューで、ウラヌスが死ぬシーン、
勝生さんは

 

ふろく2

 

 

「あのときは、もう死んでたから(笑)。
 この回のお仕事、終わり~みたいな(笑)」


と素晴らしくドライな回答を!!!!!ww

でも、そうだよなー、みちるさんはあの時もう死んでたから、
ウラヌスの後追いを知らないよね?っていう。


そんな動機で、70000文字も書きました。笑




当然アニメ由来ですので、せつなさんははるかみちるを
「さん付け」で読んでいますし、
前世の設定もアニメで書かれていないのをいいことに
捏造です。
3つのタリスマン揃えてサターン召喚して滅びる?
(原作知らないのですが、そんな感じ?)ことも無いです。
プリンセスも自殺してません。



そして、『夢のあとに』は、『Cry for the Moon』の
後編というか続編的な要素もある ので、
できることならいきなり『夢の~』からではなく!
『Cry for the Moon』を先に!
どうかそちらを先に読んでやってくださいませ!!!

でないといろいろダイナシ(笑)なので!
お願いします!!
ネタバレになりますから!お願いします!!!


そして今回リライトしてて思い出しましたが
中のエピソードが、
マンガの『塔の中の姫君』と小説『歌う人魚と銀の騎士』の内容と
リンクしてる部分がありましたね………。
マンガで敷いた伏線を小説で回収するなっていうか
『歌う人魚と銀の騎士』は、先にこっちの『夢の~』を
読んでもらわないと アカンかった感じでした………。
いろいろ。
設定的に。
ほんとすみません。
遅いわ!!!



で、再録した先は pixiv です。

この人今ごろナニ言ってんの?と言われそうですが、
pixivの小説って、
いつから縦書きで読めるようになったのですか!!!!

いやーー web再録に腰がひけてたのも、
webだと基本横書きなところが。
つらくて。

読む人は気にしてなかったり、私もSSならいいんですが、
小説はやっぱ縦書きのつもりで書いてるし、
横書きになっちゃうのはなーーー… と思ってまして。

なので、できればPCから、縦書き設定に変換して
読んでいただけると たいへん嬉しいです!!!
読んでもらう立場なのに注文多いな!!
すみません!!!


pixiv のページははこちらです→★

先に読んでいただきたい『Cry for the Moon』はこちらです→★


ほんと長いです。
すみません。



でも、正直今まで私が書いたはるかさんとみちるさんの
二次創作の中では、
この『Cry for~』と『夢のあとに』の 前後編が、
一番面白いんじゃないかなーと思います。
自分では。
だって、公式が宇宙で一番面白いでしょ!
その公式の中でも、
106話「運命のきずな!ウラヌスの遠い日」と
110話「ウラヌスたちの死?タリスマン出現」って
間違いなく最高峰でしょ!!!
そのふたつの話に、ちょっと付け足しただけの二次だもん!ww

リライトしてる最中に、確認で見直したりしたんですが
いやーー公式たまらんわ!!
面白いわ!!
幾原監督まじすげえ!!!
庵野監督のコンテと伊藤さんの作画の変身シーンも
神が宿ってるわ!!!
そして勝生さんの声の、異常な可愛さ………!
(最近洋画の吹替で恐い声ばっかり聞いてたから)
みちるさんマジで可愛い!!
大好き!!

そして、お話の時節がちょうど今。現在。NOWで
ちょっと笑えました。
別に狙ったわけではないのですが、
110話のタリスマン出現(1994年10月15日)から
2週間と少し経った
11月の雨の夜の話なので、
Twitterで東京の人が寒い寒い言ってる雨の今日なんか
まさに適切な感じでした。
読んでいただくには今の時期がぴったりです(笑)

というわけで、古い小説で、
時代設定的に 1994年11月ごろのお話で まだケータイもDVDも
普及してないころのお話、
と 把握したうえで、
どうぞよろしくお願いします! m(_ _)m



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


おまけ。
フォーレの「夢のあとに」は youtubeで「 Après un rêve 」などで
検索すると ピアノとヴァイオリン、チェロなどたくさん出てきます。
歌が入っているものもたくさんありますが
レジーヌ・クレスパンさんの「Après un rêve」です。

こんにちは!スタジオ カノープスの
旧アニメに愛が大爆発で長々とブログを書いてしまっているほう、
水月麻里央です!


前回、ミュージカルの無限学園編のストーリーが
アニメと設定が違ってなんかよく分かんなかった、と書いたのですが、
逆にアニメの『S』って良い感じにまとまっていたんだなぁ
と改めて感心しました。

ええ、アニメも長らく「最後、なんかよく分からん」と思ってたんですが。
比較できるものが出現してしまったため、現在私の中で
旧アニメ株が一気に上昇中です。

このアニメ『S』終盤の話は、以前小説本のあとがきでも
ちょこっと書いたのですが
今回は自分でももっと納得するため、詳しく整理します。
長いです。




*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:



まず、3つのタリスマンの設定ですね。

アニメは3つ揃ったら聖杯が現れる という…
『聖杯』もよく分かんないんですがなんか無限のパワーを持つとか。
それを使えるのはメシアだけ。


世界を沈黙から救えるのは聖杯を使うことができるメシアなので、

ウラネプはタリスマンを(『S』前半)

メシアを(後半)探してると。


前半、ピュアな心の結晶の持ち主が死んでも!なんとしてでも集める!
とあれだけ悲壮な覚悟でやってたタリスマンが
実は自分の中にありましたー
っていうのは
概要だけ書いたらそこそこ茶番ですが、

それを110話のような話にまとめた幾原監督、すごいですね。

作画のとみながまりさんや声優さんの力もすごかったんですけど。
奇跡か。


そして話がなんかよく分かんなくなった『S』後半。
後半というか、123話~124話ですね。

なんかよく分かんなかった原因は、

ウラネプがずっと「沈黙のメシア=セーラーサターン」
という認識で進めていた話が、

途中「沈黙のメシア=ミストレス9&ファラオ90」
説明もなくすり替わってしまったところですね。



『サターンが覚醒したら世界の破滅』とか、
「消去すべき究極の悪」「こいつは悪の根源」(122話)とか
言ってましたからね。

↑ウラネプがなぜこんな認識でいたのか謎。


実際にはちびムーンのピュアな心の結晶(←銀水晶じゃない)を
取り込んで、ミストレス9が覚醒して、
ミストレス9「われは沈黙のメシア」
という流れです。




では124話を細かく見てみましょう。

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
画像はすべて

なかよしメディアブックス47
アニメブックス美少女戦士セーラームーンS 第7巻

講談社:発行


より、引用させていただきました。
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─



無限学園内部で、土萠教授が器になった
ダイモーン・ゲルマトイドと戦うウラネプ。

むげん0

タリスマンでグッサーーー。

ていうかそれ鞘だったんですか。


むげん1

元に戻った土萠教授は放置で先へ進むウラネプ、非情w



むげん2

覚醒したのはサターンじゃない
沈黙のメシア・ミストレス9でしたが、
殺る気満々のウラネプ。



ミストレス9は「聖杯をよこせ、聖杯があればタウ星系の
マスターファラオ90が出現して世界が沈黙に」
とか言う。

このへんでもはや沈黙のメシアがミストレス9なのかファラオ90
なのかもよく分かりません。
雰囲気的に
沈黙=ファラオ90
のメシア=ミストレス9
かな…?

むげん3

あっさり拘束されるウラネプ。


首締められたウラネプを助けるために、

むげん4

聖杯を出そうとするムーン。



そこへ土萠教授が。

むげん5


ウラヌスにぶっ刺されたとき剣がダイモーンの卵を
貫通してました。
それにより教授は正気に戻った雰囲気。
あとの展開を考えると、意外にウラヌスGJ。


む8

土萠教授が容赦なくやられます。
そしてその時、ミストレス9の中の
ほたるちゃんが反応。
それを察知したセーラームーン。
(ここ重要)


む7

聖杯を出す。


む9

ウラネプは非難囂々。

でもこのシーン、この前のミュージカルでは
ミストレス9の中にほたるちゃんがいるなんて描写は1ミリも無く、
ムーンがなんの根拠もなしに
「ほたるちゃんは生きてる!」って言い張って
銀水晶(聖杯ではなく銀水晶)をミストレス9に
差し上げてました。


アニメはほたるちゃんがいるって確信して、聖杯を差し出す。

これは、ミュージカルとアニメで行動の意味が全然違います。



む12

そして聖杯を、土萠教授に渡す。

ミストレス9にあげたんじゃありません。
娘を想ってボロボロになってる父親に渡す。
ここもちょっとの違いですが、
この違いもとても重要だと思います。



む10

ミストレス9は土萠教授から聖杯を受け取りソッコーで装置にセット。
そらそうだよねー。
聖杯消滅。
ファラオ90が出現~~~。


む11

ミストレス9もふっとぶ。
のですが、それを土萠教授がかばって、
そんな親子をムーンが身体を盾にして守る。


このころ、外では内部戦士の皆さんボロボロになってます。

ムーンも聖杯が無くなったのでスーパー化できません。



土萠教授にハグされて、ほたるちゃんとパパの回想。

む13

ミストレス9が抵抗するも、

パパとちびうさちゃんを
想うちからで


む14

セーラーサターン覚醒。
バーーーン!


サターンがちびムーンのところへ心の結晶を返しに行ってる間に
無限学園付近では
ファラオ90が出現、勢力を増長して巨大化。

もう手だてがない、と世界の終わりが大決定
したもよう。


む15

さすがにやさぐれるウラネプ。




む16

そこへサターン降臨。




ここが、視聴者おきざり超展開だと思うんですが、
サターンが
「私は星一個破壊するくらいの力があります。
 力を使ったら私は死にますけど、スーパー変身できない
 ムーンの代わりに私がファラオ90の中に特攻して
 世界を守ります、さよなら」
(要約)


えっ、この子、別に世界を滅ぼす気ぜんぜん無いじゃん??

サターンが覚醒したら世界が終わりってフレーズはなんだったの??

「消去すべき究極の悪」どころか!
逆に身を犠牲にして世界を救ってくれるたいへん良い子ですよね??

↑この辺が見た当時よく分からなくて混乱しました。


今見返して、勝手な想像ですが
サターンは覚醒したら世界だか星一個だかを滅ぼさないと
いけないんだけど、
ミストレス9に支配された時に
ムーンがほたるちゃんを信じてくれたり、
聖杯をパパにくれたり、
身を挺して自分とパパを守ってくれたり、
こういう事があったので、
私はセーラームーンの味方をしますって
気持ちになったのかもしれないですね。

126話でネプチューンが
「破滅の戦士まで味方にしてしまうお方ですもの」
って言ってたしね。




サターンがファラオ90の中でなんかやってるっぽい時
必死で変身しようとするムーン。

む17

名シーン。


ここで内部ちゃんたちとウラネプのティアラの石が光る。

む19

このシーンも説明がないので勝手に想像します。
まあ内部戦士はムーンのピンチに無条件で協力するでしょうけど、
ウラネプはなんで同調したんですかね。

上記の流れでムーンに対して思うところあったのか、
必死でクライシスメイクアップを叫ぶ姿に同情したのか、
セーラー戦士はプリンセスのピンチに自動的に
パワーを搾取されるシステムになっているのか(オイ)、
ウラネプの石も発動。

ムーンは二段変身。

ファラオ90の中へ。




中でなにがあったかは不明ですが、
ムーンが赤ちゃんを抱いて帰還。



む20




おわり。


個人的にはファラオ90をやっつけたのはサターン、
そしてサターン死亡後、強引に赤ん坊にしてまで
取り戻してきたのがスーパーセーラームーン、
だといいなぁ。
なんとなく。




こうして眺めると、
アニメのムーンは敵に銀水晶をポンポン渡す子じゃなくて
好感がもてます。(笑)

ミュージカルはバンダイ版もわりと銀水晶をあげる子でした。
銀水晶だと、イコール ムーン死亡・内部も精神的に死亡
(たまに本当に死亡)で
そんな手段を取るのはなんだかなーーーって。
目先のことしか見えてないっていうか。
そんな子を未来でクイーンにして大丈夫か、って気持ちに。

未来が心配なのはアニメもなんですが、
アニメはウラネプの心情も、ムーンの心情も土萠教授も
ほたるちゃん/サターンの心情もとても自然。

沈黙のメシアが『セーラーサターン』から『ミストレス9/ファラオ90』
にすり替わるあたりだけはっきりさせて貰えば、
どのキャラの行動も
とくに不自然じゃないですね。



そう、沈黙のメシアがサターンだとか、
サターンは覚醒したら世界を滅ぼすとか、
↑全部ウソ情報で、ウラネプがウソ情報に踊らされてた!!!
ということにすれば。

つ… つらい……(笑)

タリスマンも、心の結晶を取ったら「死ぬ死ぬ」言ってて
どんな犠牲を払っても…とあんなに悲壮感を漂わせていたのに
ぜんぜん死なないしな!
なんだったの!!

まあ… そのへんは無駄に苦労させられた理由とかも
二次創作で捏造して補完すればいい…
と思うんですけど。



むしろ、アニメはあんな無茶な設定を
よくこんな上手くまとめたな!と感動します。
ネルケのミュージカルと描かれてることが
全然違うよ!!!
(ここが、私がネルケのストーリーを受け付けなかった
 理由ですね)

ムーンはそんなにアホの子じゃなかったし!!!
良かった!!

アニメのスタッフさんに、今更ながら大感謝です!!!
遅い!すいません!








☆・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆




余談です。



アニメのこういう話の流れがいまいち頭に入ってこなかったのは、
たぶんこのネプチューンのせい。
  ↓
mu30

このスカートの絶妙な破れ方のせい。

これに目を奪われて全部持っていかれてしまってなぁ……。

みちるさんの水着姿なんてたくさんあったし、別にこのあたりの
肌色は前にも披露されているのに、
この破れたスカートのエロスのエクストリームさよ……。

エロスの奥深さ、勉強になります。


そんなわけで、
アニメの『S』のラストは、ウラネプが偽情報に惑わされた残念な子たち
とすれば丸く収まると。(笑)

つ… つらい……(笑)






次回はできれば
セラミュー・バンダイ版『無限学園ミストレス・ラビリンス』の
クライマックスについて。

こちらは、サターンが覚醒した時の絶望感ハンパなかった!

マジで1回世界終るし。

セーラー戦士も全員死ぬし。(一瞬だけど)

だけどそこから強引に大団円に持っていって終る感じ、
好きでした。



ていうか
私が『S』の話がウラネプ主役で好きすぎなのか。
ですね。

こんにちは!スタジオ カノープスの
ミュージカル大好きなほう、水月麻里央です!

今年のセラミュー、新ウラネプも登場した『Un Nouveau Voyage』
皆様ご覧になりましたか!??
劇場行けなかった方もニコ生とかライブビューイングで
ご覧になりましたか!?

私の周りは賛否両論渦巻きました!!

ざっくり言うと、ふだんミュージカルとかあまり観ない系でセラミューが初観劇って
初々しい感性の皆さんにはわりと柔軟に受け入れられ、
旧バンダイ版を観てた世代や旧アニメを愛する世代はなんじゃこりゃぁ!と
思いながらも「良かった探し」をしながら乗り切った。
そんな感じでしょうか。

アニメとバンダイ版で育った私(笑)は、一昨年・昨年と
ネルケも愛する努力を一応したんですが
2作ともストーリーがあかんくて。
どうにも。

内部5戦士は何度も言いますが歴史的にみてもかなり!!
素晴らしいキャストさんが揃っていたと思います。
奇跡的です。

だがしかし、キャストが良ければ良いのに比例して、
ストーリーのダメさが辛くなる罠。
でも今年は5戦士ちゃん卒業で見られるのは最後だし、
ウラネプも出るし、で私は回数それなりに行きました。

そして、やはり戦士の皆さんは全員良かった!!!
キャラの再現という点で
(ウラヌスのサイドの対称にはねた髪の毛以外は)
みんなすごい3次元化を果たしておいでで。

ウラネプサークルのウチなので、カリスマたちに限定して語らせていただくと
身長差、最高!!!!
ナオウラヌス(171cm)&優香ネプチューン(160cm)の時も
思いましたが
しゅうウラヌス174&沙也香ネプチューン162で並んで立った時の
身長差が絵になるーーー!
見るだけでとてもキュンときます!
素敵!!

歌もダンスも歴代キャストとはまた違って、たいへん宝塚っぽいウラネプで
っていうかほんとに宝塚なので、それはそれで。
そんなウラヌスとネプチューンが観られるなんて、長生きはするものですね。

私は1回目でストーリーに関しては諦観の境地に至ったので
残り公演はすべて、
沙也香ネプチューンさんをガン見するために劇場に行く
ことにシフトチェンジし、
優雅で可愛いネプチューンをただただ観ていたので
それなりに幸せでした。
ありがとう藤岡沙也香さん!!
ウラネプ曲『Eye of the Storm』も名曲でしたしね。


特に沙也香ネプチューンは東京公演ではウラヌスとイチャイチャするお仕事!
みたいな雰囲気だったのが、
大阪の最後はすごく楽しそうなナチュラルな笑顔でしゅうウラヌスと
くっついていていたので、観ててたいへん幸せでした。
(なにがあった……)

しゅうウラヌスもかっこ良かったし!
(サイドの線対称ポジションではねた髪型以外は)
(←しつこい)


そんな感じで、ウラネプの中の人はとても良かった!
ナオウラヌス&優香ネプチューンが史上最高・最愛と思ってる私ですが
すごく好きになれそうなウラネプでした。

脚本にもっと恵まれていれば…!と口惜しい気もします。




というわけで、以下、ストーリーについての個人的な所感です。
ツッコミどころが多すぎのため超長文です。

今回のミュージカルが「すごく楽しかった・面白かった・感動した」人は
以下は読まないでください。


辛口どころか、死ぬぞ!

楽しい思い出は、どうぞ楽しいままに。


ミュージカルに興味のない方には笑い話として
受け止めていただけますように。




*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:


さて、


※くどいようですが、楽しかった人は読んじゃだめよ!!!!



※そして前提として、私は原作を知らないので
セーラームーンのお話の知識は旧アニメとミュージカル版のみです。




*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:・*・:★:



開幕第一声はみちるさんの

「はるか、大丈夫?」


セラミュの歴史にブラックな感じで残りそうな
開幕板付きのはるか&みちる。

俺たちのよく知っている天王はるかが!
21年前からよく知っている、
いや海王みちるさんほどには知らないとしても
あの昔から馴染みのあの天王はるかさんが!!!




2015年、歌手デビュー!!!!!キラキラ


「今日はぼくの引退コンサートに
 こんなにも集まってくれてありがとう!!」



…デビューの瞬間、引退!!!!!!



それは
©野中英次



更にとてもアンコール曲とは思えない雰囲気の曲を歌う(笑)はるかを
裏で見守りながら、はるかのセリフに一人語りかけるみちる!

衝撃すぎてここで↑みちるがなにを言ってたか覚えていない、という
カリスマファンが続出したという……。
ギャグか!
もうギャグでいいよ!
いっそ笑おうぜ!
そんな気分になりましたが、もともとのみちるさんも
こんな感じな人だったような気もします。
(ウラネプ+のCDのポエム部分を思い出すと)

みんな言ってたけど、アニメ95話でいきなり
「愛こそすべてだーーー!」
シャウトするはるかを目撃した時のような
うわぁ……って感覚とニアーでしたね。
なぜ私たちをこんな目にあわせるのか公式。


個人的に特に残念なのは一昨年の公演でも
四天王がアイドルユニットでデビューしてて歌ってたんですよね。
今年がはるかが歌手デビューで、スリーライツも出て来たら
ライツもアイドル設定なんでしょ?
ぜーーんぶ同じ展開。
他にアイデアは無いのか。
発想貧困かよと。




そして、何年か振りに現れた公式のはるかとみちるは
なんかずっとイチャイチャイチャイチャイチャイチャしてました。

立って並んでセリフ言うだけでも肩に腕を回す、腰を抱く、
手をつなぐ。
なにがなんでも、お互いのどっかを触ってるウラネプ。
君たち10分離れていたら死ぬ病でも患ってんのか。


あっしも最初はね、ラブラブ♡なはるみちが観られて嬉しいかも…って
思ったんですよ。
でもねぇ、スターズじゃなくて無限学園なんだからさぁ。
使命バカで、それしか見えないウラヌスと、そんなウラヌスが
凹んだときにそっと手に触れるネプチューン…
それくらいがいいですよ……。
作ってる側の「ウラネプファンは二人がイチャイチャしてたら嬉しいんだろ?」
的な、底のあっさーーーい演出意図が透けて見えちゃって
萌えられませんでした。


しかもついこの前、NHKの『一声入魂!アニメ声優塾』の
勝生真沙子さんゲスト出演回で

勝生さんがセーラーネプチューンを演じるにあたって


「弱そうに見えて、ウラヌスを守ってる」

という、歴史的発言をされたあと
だったから、
タイミングも悪かったよ……。

戦闘中、しゅうウラヌスが沙也香ネプチューンを守って背中に
敵の攻撃を受けて倒れたりするからさぁ。
ウラヌスに守られてるネプチューンではなぁ……。

私、公式でそんなウラネプ(ネプチューンを守るウラヌス)を
すごく見たかったはずなんですけど、
無限学園編では見たくなかったわ……。


アニメとバンダイの終盤の「これで満足か、答えろーーー!」の
ウラヌスには同情したものでしたが、
今回のウラヌスの
「なにもかも……無駄だったのか…!」
には
あー、君はネプチューンとイチャコラするの控えて
もっと真面目に使命遂行に取り組んだらよかったんじゃないかな!
(゚σ ゚)ホジホジ
と同情が1ミリも湧きませんでした。

まあ、アニメの『S』のウラネプより『スターズ』のバカップルみたいな
二人のほうが幸せそうで好き、ってファンもいらっしゃいますから
今回のウラネプが大好きな方もいるのはわかります。

私は逆に使命バカのウラヌス&陰でサポートするネプチューン、でやってくれて、
2幕のサターンのとこでお互いの手をぎゅっとして、
アンコールでイチャイチャしてくれたら
激烈に萌え死んだと思います。
中の人たち叫び声とか最高だったし綺麗だったしなぁ。



*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。*:・゜。*:・゜。*



そして『最低やな!』と誰もが思った2幕のウラヌスの
壮大な手のひら返し。



1幕で『オマエらとは仲間にはなれない』と
冷たく言い放って、和を拒絶してたウラヌスが

その張本人が、ピンチになったら唐突に

ほんと唐突に、


「みんな、今こそ全員の心を一つにするんだ!」


 なに言ってんだお前。



「そうよ、私たちが戦う理由は同じよ!」


すかさずネプチューンも耳を疑うセリフで同調。


全員の心を一つにしなかった元凶二人が、
上から目線で唐突に。


( ゚д゚)


お前らが別行動してたんだろうがよ、と
ツッコまない内部戦士、優しすぎ。
私は初見のとき「ハァ???」って普通に声出たわ。

あれはホントに最悪だったと思います。

変なセリフを言わなきゃならないキャストさんに
同情しましたよ。

あそこは内部戦士が促す形ではだめだったんですか?
作戦担当マーキュリーとか、一応リーダーヴィーナスが、
「ウラネプ、非常事態だから協力して!
 みんなと力を合わせて!」
って。
ウラネプも仕方なく…心をちょっと入れ替えて、
でいいじゃないですか。

で、ムーンがスーパー化。



その次の『一筋の光』の時はウラヌスがさりげなく
「もう一度セーラームーンに力を!ウラヌスプラネットパワー!」
っでいいじゃん。
あ!ウラヌスが一番に言い出すなんて、学んだのね!!(・∀・)
ってなるじゃん。


でも、
みんなのパワーをセーラームーンに!
ドカーン!
っていう まったく同じ展開を続けて2回やる 時点で
ダメ脚本ですけどね。
他に状況打開のアイディアは無いのか。
発想が貧困ってレベルじゃないぞ。素人か。


発想といえば、ネルケはいつもムーンが気合いでなんとかする
ワンパターン話ですよね。
バンダイのファーストステージから、またその演出か…と思うポイントがあるので、
私は平光さんの脚本演出はちょっとアレです。
旧アニメは子供向けだけど、あれは子供をバカにしない作りだったし
そういう作品作りの姿勢が素晴らしいと思ってたので、
ファーストステージの「これは子供をバカにしてるな」って脚本を
いかがなものかと思ってました。
ネルケは大人向けかと思いきや、
大人の観賞にたえる脚本じゃないだろ…
ってどうすればいいのよ。



あと、

「タウ星系」
全員「タウ星系」

「ミストレス9」
全員「ミストレス9」

「セーラーサターン」
全員「セーラーサターン」

いちいち全員で復唱するのもやめて(笑)
観客がバカで丁寧に2回繰り返さないと憶えないとか思ってるのか、
それとも復唱させる発想しかないのか。
どこまで貧困か。
タウ星系くらい、マーキュリーが「そういえば体験入学のとき…」
で会話続ければいいじゃん…。



*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。*:・゜。*:・゜。*


そして誰のせいだか知りませんが、
アニメと違う設定でついていけなかった根本的な問題が。

アニメにはそんなシーン無かったですけど、
ミストレス9がムーンとちびムーンの2つの銀水晶を
体内に取り込むあたりとか。
去年の公演で、過去と未来の2つの銀水晶を一緒にしたらアカン
って言ってなかったか。
去年の設定をもうお忘れに??



そして私の最大の謎、アニメとは違う

『3つのタリスマンが揃うと
 セーラーサターンが覚醒して世界が終る』

 ↑って設定が解せぬ。


分からないのは私が馬鹿なのか。


そんな世界が終るかって大ピンチなのに、
剣持ったウラヌスと鏡持ったネプチューンが一緒にいる
のが解せぬ。
どっちか1人ブラジルで暮らせよ!
それならプルートが現れてもまだリーチで済むじゃん。
だめ?

いや二人じゃないと戦闘能力が低くて…っていっても
現実の世界でそんなリスク高い作戦行動とるのはあり得ないから
2つを自分達で揃えちゃってる時点で
あんたたち世界を救おうと真剣に思ってんの?とツッコミたい。


「タリスマンが発動したとき、破滅の神が復活する!!」

って深刻に言った直後、3人でタリスマンを掲げて

「外部戦士ここに集結!!」
って決めポーズ取るのも解せぬ。

わけわか
©小畑健

サターン覚醒させたいように見えますが??(笑)


だから3つ発動しちゃって絶望……なシーンでも
自業自得だろ、くらいにしか。


アニメは3つ揃ったら無限のパワーを持つ聖杯が現れる→
聖杯を使うことができるメシアが世界を救うことができる
なので、ウラネプは必死でタリスマンとメシア探してるってのが
よく分かったんですが、
ネルケのウラネプは世界を守るためになにがしたいんだか
よく分かりませんでした。
(※イチャイチャしたいのは伝わりました)


なんか、人の心はそういう風には動かないよ、って
頓狂なセリフが多かったような。
それで感動しろってほうが無理だし。
2幕のクライマックスも破滅的な状況をみんな立ったまま
解説セリフでバンバン言うだけでどう盛り上がれと。



人によってミュージカルに対して大事にしたいポイントは
違いますけど、
私は特に楽曲(歌詞含む)と、ストーリーがなにより大事なタイプです。
これさえ良ければ、キャストが多少やる気なくても演技下手っぴいでも
流せます。
なので、今回はキャストさんは良かったけど、ホントあきまへんでした。
変なセリフ言わなきゃいけないキャストさん気の毒に。
内部4人にも二幕にもっと見せ場作ってあげても良かったのに。



話がほんとアカンのだな、と思ったのは
大阪のとある回で、最前列のセンターブロックのわりと
中央寄りで見たんですが
私のお隣の人たち、某さんが出て来たときバチバチ拍手してる人たちですが、
某さんの出てないシーンとか、寝てたからね。

あまりのことに見間違いかと思ったけど、休憩時間に「あー寝たわー」って
言ってたからね。
そんななら最前列のセンター席は熱心に観てるセラムン世代の
観客に譲れや!!!

と心底思いましたが、
逆に言えば、
セラムン好きでもなんでもない一般の人には退屈なストーリー
だったんでしょう。

旧バンダイ版にも史上最悪な酷い脚本の演目はありましたが、
同時に最高・最良、傑作!と思える素晴らしい演目が
複数あったわけですよ。
かぐや島伝説やブラックレディ、無限学園、流星伝説なんかは、
アニメが終って世間が「いまどきセーラームーン??」っていう時期に
やってた公演です。
それなのに、お子様にせがまれて来た一般人の
「セーラームーンなんて知らんわ」ってママやパパが、お子様より
のめり込んで観てました。
そんな場面を何度も目撃しました。

個人的にはどうせセラミューやるならそういう一般の人が見ても
面白い話でやってほしいです。
ネルケはなんであんなピンポイントに絞ったターゲット相手にしてんの、
って思います。
場面転換も分かりにくいくらいセットも簡素で、
予算ないのかな…って思うのに、
1人だけやたら私服を着替えまくるまもちゃんとか、いっそ笑えますわ。
今回のはバンダイの楽しかった記憶も相まって、
一瞬こんなセラミューやる意味あるのかしらって気持ちになりました。


もちろん好きなポイントも思い出したら、観て良かったとは
思えるんですけど。
戦士キャストも悪役のみなさんも素晴らしかったし、
『Music of the Spheres』と『愛のStarShine』は現在ヘビロテ中な
くらい好きです。
ムーンがスーパー変身またはエターナル変身する時の
影武者と入れ替わって、戦闘音楽の鳴り続ける中、他戦士が踊りまくって
着替え時間を稼ぎ、まばゆい照明とともに最終形態ムーンが
バーーーーン!!!!と登場、
その一連のシーンは何度見ても、バンダイでもネルケでも大好きです。

最後に戦士全員が揃って歌って踊るのを見るのも大好き。

好きなポイントもたくさんあるだけに、脚本のために心から楽しめないのが
ほんと残念。


そして、セーラームーンどうでもいい人たちがセンターブロックの
一番良い席に集団で座ってたらそりゃ千秋楽も盛り上がらないよね。
あんなに良い5戦士の卒業なのにさ!
バンダイの千秋楽の盛り上がりを経験してるから
もうやるせなくて泣けてくるわ!

そんな変な状態のセラミューを来年も見たいかと言われたら、
もう死んでるのにクローン技術で無理矢理生かされてるほたるちゃんの

♪ ああーー こんな体になってーまでー 生きてくーー 意味があるのーー

と同じ心境ですわ。

土萠教授がタキシードの人に
「あなたの愛情は間違ってる!!」
って言われてたけど、
ホントにな!
ネルケのタキシードの人に初めて共感したわ!
でもアンタ去年娘をネグレクトの末、悪墜ちさせた上
謝罪も反省もないやんけ!
どの口が言うか!!!

ほんとにツッコミどころに困らないミュージカルですね!






【まとめ】

脚本がマトモならば、しゅうウラヌスと沙也香ネプチューンの
コンビは次も観たいです。





感想、おわり。








*:・゜。*:・゜*:・゜。*:・゜。*:・゜。*:・゜。*



今回話が分からなさすぎて、バンダイの『無限学園ミストレスラビリンス』を
見直してしまったり、
アニメの話を振り返ったりしてしまいました。

そして、昔は「よく分かんないわ」と思っていたアニメ版が
実に整然と無理なく展開していたことに気付き、
おおおおおお!
と感心しているここ数日。


次回はそんなアニメ『S』を讃える日記です。

ノシ



こんにちは!スタジオ カノープスの
月華遊星5がたいへん楽しかったほう、水月麻里央です!

月華遊星5



いやーーー
オンリーは…いいねぇ……

コスプレする人たちの談話によると、
オンリーはメジャーなキャラじゃないマニアックなネタ的な
コスをしても、みんなに分かってもらえるから
ここでしかできないってキャラもやれるとか。
なるほど多彩だ!!
というレイヤーの皆さんもいっぱいで華やか!

セラムン世代ちゃんたちもいっぱいで華やか!!

机の上の本やグッズも綺麗で華やか!!

なにもうこの幸せ空間!!


個人的にはみちるさん・ネプチューンさんのコスをされてる方が
たくさんいらっしゃって、どっちを見ても幸せ!
だったという…
ありがとう!みちるさんコスの人ありがとう!!✧*。(ˊᗜˋ*)✧*


しかしあれだね、新刊出さないとほんとダメですね。
いつも言ってますけど。


しかし今回は時期的にかつてないダメージを受けていたので
無理もない、と自分では思ってます。
(※ミュージカルのウラネプの脚本がひどかったのです)
(※あれが良かった人には申し訳ない)



でもオンリーでたくさん励まされたので、
そんじゃあ俺は俺の好きなウラネプを描いたらぁ!!オラァァァァ!!!!!
という気持ちにもちょっとなりました。

こんなウチにも足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!

ありがとう月華遊星5!!!!
ありがとうございました主催様!!!(最敬礼



最初に載っけたイラストは
ミュージカルのカーテンコールで『ムーンライト伝説』の最後、
くっついてるウラネプのラブラブっぷりがなんか素晴らしかったので
そんなモチーフで。
(※脚本はひどかったですが中の人たちは好きです)


公演もニコ生の視聴も終ったので、感想もそろそろ書きたいですね。

セーラームーンなんとか第3期とか
セラミューのウラヌスがネプチューンの腰を枕にして寝ている今日この頃、
皆様お元気ですか!
私は瀕死です!(笑)


ですがオンリーは楽しいのでスキップで
参加します!
スタジオ カノープスです!


Twitterなどで参加サークルさんが素敵なお品書きをアップされてる中、
ダメダメ感が漂いますね!
そもそも新刊が無い時点でダメですね!
すいません!



明日頒布する在庫は

・天国の歌 コピー本(夏コミ発行)
・Short Plots 1
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・歌う人魚と銀の騎士/改訂文庫版
・塔の中の姫君 総集編
・恋と戦争
・Outer Children
・your eyes only. 

です。

あと、ペーパーがある予定です。


線画も修正しています(笑)
どうかもらってやってください。


では、どうぞよろしくお願いします!

参加される皆様もどうぞお気をつけて!