こんばんは!
引き続き、バンダイ版ミュージカル
『かぐや島伝説』です!最後です!
前記事の第二幕について、
クライマックス付近の○○ちゃん達の流れに
触れてないのは、ネタバレになるからです。
あのあたりが『かぐや島』の最大のキモな気がするので。
語りたいことはありますが
観てなくてブログ読んじゃう人に
ネタバレしたくない!笑
そして、春公演と改訂版を同時に見て
違いが色々あってちょっと面白かったので
今回はそのあたりを書きます。
まずは! 最大級の!!
エターナル変身!!!!
観客の度肝を抜いた選手権で
バンダイセラミュの歴史の中でも3位以内に
入るんじゃないでしょうか。
主題歌「LINK」のイントロで中央セリから
シルエットで登場する史奈ムーン。
かぐや姫モチーフで十二単のような着物姿。
↓
が、最初のフレーズで「スパーン!!!」と
着物が左右に吹っ飛んで
羽根を背負ったエターナルムーン参上!
LINKに突入!
ど、どうやって飛んだ???
通常、エターナル変身というのは
座長が裏で着替えているあいだ影武者キャストが
スーパーセーラームーンに扮して舞台の奥の方で
何かやってる
(照明の加減で顔がよく見えないようにする)
(他セーラー戦士が陽動ダンスを踊りまくる)
→からの、瞬時に影武者と入れ替わって
いきなりエターナル化どーーん!!!
って感じ。
※早苗ウラヌスもアンザムーンの影武者
やったことあるって言ってましたよね
そもそもセリで登場するってだけで珍しい。
そして。
あの着物がすっ飛んでくシステムがいまだに謎。
どういう仕組みでそんな演出が
可能になったのか20年経っても謎。
ワイヤーで左右の舞台袖に引っ張っているんですけど、そのワイヤーをどこで奈落にいる史奈ムーンの着物の左右に取り付けたのか…。
登場から衣装が割れるまで誰も史奈ムーンに触れてないので途中でワイヤーを付けたわけじゃなく下から付いてたっぽいんですよね…
セリが降りてる時しか
ワイヤーを通せない気がするんですけど…
セリが降りてる間に下からワイヤーを舞台に出して上手下手(かみて・しもて)袖にそれぞれ伸ばす…なんてことは当然やってないし、左右の舞台袖から伸ばしたワイヤーを上から降ろしたとしか考えられないけど
舞台上でずっとお芝居進行中だから、一体いつ??
あれどうやってるの?と史奈ちゃんに聞いた
インタビューもあったけど、
内緒のためすっとぼけてるのか
本当に本人も分かっていないのか「わかんない」って感じでした。笑
直前にあどさん(ダークメノラー)が
セリで退場してるから
その時に何か仕掛けた…?とか。
しかもこのエターナル変身、
本番までの稽古では一回も成功しなかった
んですって。
初日の前日のゲネプロでも失敗。
もう本番は失敗した時に舞台上のみんなで
どう対処するのかあらゆる段取りを相談してて、
「やめようか」って話もあったそうな。
でも初日にやってみたら大成功!!
そして全公演、すべてすべて成功!!!
本番パワーすげえ!!
誰でも奇跡は起こせる!←予言か
観てる私たちも度肝抜かれましたが。
初日に初めて成功、後全部成功って神懸かってんな〜〜〜!
でも大変すぎたのか、地方公演は難しいからなのか
(中央セリのない劇場もあるから?)夏の改訂版では変更、
着物スパーン!はなくなりました(涙)
かぐや島を愛するファンが全員涙しながら惜しみました。
セリが無くなった余波でイントロのダンスも
違うのになってしまって…。
ビデオでは照明が暗くてあまりよく見えないんですが。
春公演の方は、セリが上がってくるあいだ
プリンセス登場までの時間稼ぎのように
踊れるウラヌス&踊れるプルートの太陽系ツートップが
手前の左右の狛犬ポジションで
くっそカッコイイダンスを踊っていたんですよ!!
わたしはあれでちょっと人生変わったから。
スモークの中、シルエットでこれぞウラヌス!
って振付けでさ。
ほ、本物…
この世にウラヌスいた……!!
って。
それまでも舞台は好きだし
セラミューも好きだし
ナオウラヌスにハートを掴まれたのは
『新・伝説光臨』前のファン感だし
わりと熱心なファンでしたが
あのLINKからすごい勢いで坂を転げ落ちました(笑)
(転げ落ちた先に優香ネプチューン沼があってそこにDive)
ビデオではそのダンスが
全然分からないんですけどね!!!
(ビデオは実際の舞台の面白さの10分の1とか
100分の1とか1000分の1と言われる所以)
その直後の「♪千億の時を越え〜」で
真ん中のムーンに向かって
戦士全員が跪くのも好き。
追記:
『LINK』の振付も全体的に
春と夏で違いますね。
春は途中でムーンとプラズマン様が手と手を取り合りあえそう……?
→ダメでした!!
というドラマがあったりするけど
夏は出だしからプラズマン様居なくなってる。
夏はセーラー戦士の歌とダンスをお楽しみくださいって仕様か。
・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚☆・。゚・。・o゚・。゚・。・o゚☆・。゚・
あと、見てて思った春公演と夏公演の違い。
箇条書きで。
・春 はるかさんの性格がちょっと悪い。(笑)
プルートに「片想い長いもんな」とか言っちゃう。
それは言ってはだめ、人として!!
両想いの相手がいる立場で言うとか更にだめ!!
強い中澤プルートだからいいけど
斉藤プーや穂坂プーだったらシャレにならねえ!
船上シーンでも「邪魔だよブラシフェチ!」って
サーペンをぶっ飛ばす暴力野郎だし。
夏公演ではなくなりました。よかった。
・夏 プラズマンの最後、「破壊しなかったのか」とか
ムーンの優しさがより鮮明に。
・春 ルーフメロウ様が最後帰って来ない。
なので夏にプリンセス姿になって出てきたのは
感動した。綺麗だったし。
カーテンコールでまた海賊姿に戻ってるのもよかった。
・夏 春にみんなが文句言いまくった(笑)からか、
夏はクック・ミック・フックが、
最後全身タイツじゃない衣装に着替えた!!!
やればできるじゃんセラミュー!!!
・夏 タキシード仮面様天野くんの
『And Believe In All』
春はテープ(いわゆる口パク)でしたが
夏は生歌に進化。キングも歌に参加。
・春 ちびうさあやのちゃんがインフルで
ダウンしちゃったこともあり、ビデオ収録時は
声がちょっと掠れてるんですが夏は元気。
よかった。
・夏 校庭シーンで米袋を背負って出てくる神田恵里マーズが
千秋楽前日だったか、米無しで出てきた。
突っ込み役のジュピター栗山絵美ちゃんが
「でも、米…(指差し) …ない……」
神田レイちゃん「忘れちゃった♡」
直後レアルビー・カナコ姐さんが「こんにちはー!」
米を背中にしょって登場(客爆笑)
レイちゃんにパス。
明日の朝は「忘れもんはせんように!」
でレイちゃんが背中の米を!!!って気合い入れてた。
激しい爆笑の渦だったのですが
千秋楽でもないのになんだったんだろう、あれ…笑
・夏 千秋楽のおまけビデオに入ってるアドリブで
ルーフメロウが
「誰がなんと言おうと、夏休み国語教室~!」
と言うのは千秋楽が9月6日だったから。
そういえばこの前の9/24のライブの
『みんな誰かに愛されて』。
ANZA「♪ねえ一人より」
小坂先生「♪優しくなれたはず~」
とソロを振り分けてましたが、
オリジナルの『かぐや島』では
「♪ねえ一人より」を史奈ムーンがソロで
歌ってた!(※改訂版のみ
ここ、CD音源と春公演は全部合唱!
つまり、∞ライブの外部ver. はアレンジであちこちソロの箇所があったけど
改訂版本公演だけにあった史奈ソロを
ANZAソロに持ってきた
ってことだ!!!
くぅぅぅぅ!!!!
すみません小坂先生、
そんな 二代目→ 初代 の逆継承な演出があったなんて!!
2日前に気付きました!!!
エモさに唸りました。
くぅぅぅぅ〜〜!!!
まとめ:
見たことない人は『かぐや島伝説』1999年の改訂版見てください。
余力があるなら春公演も見てください。
2004年夏と2005年お正月に『新・かぐや島伝説』もあります。
見どころはアルトゥカの姫とアルトゥカの島唄。
当時リアル高校生だったウラネプコンビ。
バンダイ版セラミューはこれでマリナムーンが卒業、
公演が終了。いろいろ切ない。
以上です。
またミュージカルの話も書くことがあるかもしれないので
(モマン・ファタールで朝まで語れるしな)
セラミュースキーの皆様よろしくお願いします。ノシ
おまけ:
1998年に描いた漫画。
友達がTVで「あの人は今!」的な番組に
小坂先生が出てた!と教えてくれて
その内容を証言をもとに再現。