【泣きっ面に蜂】夜勤500回以上!介護福祉士が経験したエピソード集⑨ | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

高校中退後、ひきこもりを経験し20代後半で介護士になりました。老健に勤務。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆さまに読んで頂くことが私のモチベーションです(^^)

 

 

この記事は、

介護施設の夜勤に興味がある方に向けて、

私が経験した500回以上の夜勤から、

エピソードを紹介するシリーズの最終回です。

 

シリーズ最初の記事はこちら から

 

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【泣きっ面に蜂】

 

通常の夜勤では、

忙しいタイミングがあります。

 

●排泄介助(オムツ交換とトイレでの介助)

●巡視(見回り、利用者様の様子確認)

●起床介助(朝起きて頂く事で更衣等の介助)

 

以上の3つを行うタイミングで、

この時間帯は分刻みのスケジュールです。

 

経験を積むと、

どのタイミングで、誰が起きてきて、

誰がどんな理由で

ナースコールを鳴らすのか、

大体分かってきます。

 

認知症のある方でも、

行動パターンは決まってくるものです。

 

なので、

「この人がトイレに入っている間に、

この部屋の巡視をする。」など、

ある程度の見通しを立てつつ、

夜勤をこなせるようになります。

 

 

夜の風景のドット絵

 

 

それでも、

起床介助はいつもギリギリです。

 

理由は2つ。

 

●できるだけ長く睡眠をとって頂くため

●介助量と介助の種類の多さ

 

利用者様の睡眠時間を考えると、

朝の4時とか5時に

起床介助をするわけにもいかず、

必然的に介助の開始時間から

朝食までの時間が短くなるので、

スケジュールはかなりタイトです。

 

それに起床介助は、パジャマからの更衣、

整容(顔ふき、ひげそり)、排泄介助、

ベッドから車いすへの移動介助、

朝のコーヒーや紅茶をお出しする…etc

何せやる事が非常に多いです。

 

利用者様の生活リズムや、

転倒のリスクなどを考えて、

フロア内で、誰に、何時に起床介助を行うか、

スケジュールが決まっています。

 

しかし、

人を相手にしている仕事なので、

日によっては、

予定外、予想外の事態が頻発します。

 

『泣きっ面に蜂』という

ことわざがありますが、まさにその通りで、

何かアクシデントがあった時は、

別のアクシデントが続きがちです。

 

 

蜂のドット絵

 

 

そんな日は、自分のキャパオーバーで、

一瞬、頭が真っ白になる時や、

泣きそうになる時もありました。

 

便失禁が続く日、

新しい利用者様が三人入られた日、

認知症のある利用者様が落ち着かれない日、

体調不良や転倒事故が多い日、

今まで色々な夜勤を経験してきました。

 

早く業務を終わらせようとする程に、

介助が雑になり、利用者様に

ケガをさせるリスクが上がります。

 

キャパオーバーで泣きそうな気持ちでも、

焦らず、急がず、

『急がば回れ』の精神で、今やれることを

冷静にこなしていくことが、

解決への一番の近道です。

 

そうして一日一日、

夜勤をこなしていくうちに、

やがては利用者様や職員から、

「この人が夜勤だったら大丈夫。」

「この人の夜勤が良い。」

そう言われるようになります。

 

ハートのドット絵

 

私は現在、業務範囲の関係から、

ほとんど夜勤に入ることはありませんが、

夜勤で泣きそうになった日々は、

介護士としての自分を鍛えてくれた、

かけがえのない日々だと思っています。

 

このシリーズが、

夜勤を始めたばかり、もしくは、

夜勤を始めようか迷っている介護士の方へ届き、

少しでも参考になれば良いなと思います。

 

シリーズ全部見て下さった方も、

一話でも見て下さった方も、

ありがとうございました!

 

こちらは、別のシリーズです

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駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)