今日は、太平洋戦争開始(真珠湾攻撃)の日ですね、これに関してはいろいろ思い入れがあるのですが割愛です。
シャーシ加工を殆ど終了し、部品取り付けを始めました。

加工が終了して部品取り付けを始めたところ
整流管のソケット(オクタルGT)を取り付ける段になって、果たして整流管でよいのかという疑問がわいてきてしまいました。今回は使用電流も少ないので整流管(6X5-GT)を使おうと思ってましたが、その6.3Vヒーターを電源トランスのどの巻線にするかで迷い始めました。この整流管のヒーターは傍熱型なので、6.3V巻線なら他のヒーターと共用できるわけで、当初は 次のように考えていました。
6.3V(2.8A)巻線 :
VT-25r(7.5VDC 1.25A)+12AU7r(6.3VAC 0.3A)+6x5-GT(6.3VAC 0.6A)
合計 2.15A<2.8A(無負荷出力電圧が7.6V)
6.3V(1.7A) 巻線:
VT-25l(7.5VDC 1.25A)+12AU7l(6.3VAC 0.3A)
合計 1.55A<1.7A(無負荷出力電圧が7.5V)
6.3V巻線のトータル電流容量は足りるのですが、直流化するフィラメント電源用の6.3V巻線をドライバー管ヒーターと整流管ヒーターが共用するというのがなんだか気持ち悪くて、それに電圧が高めに出そうで気になってしまいました。
ドライバー管のヒーターにバイアスがかかっても問題ないみたいですし、整流管のヒーターにバイアスがかかっても耐圧の問題はなさそうなんですけど、やっぱり?
そこで、ドライバー管と整流管のヒーターは5V 2A巻線につなぐことに変更しました。AC100V入力を85V巻線に入れていることもあり、5Vより高めに出はしますが(無負荷実測6V)、やはり電圧不足になります。
ただ規格は±10%は許容範囲みたいですし、出力管のヒーターは出力に結構影響しますがドライバー管なら低めでもいいし、わざと低めにしている例も見たことありますので。
整流管はたぶん整流出力電圧が低くなるんだろうなと思いますが、必要電流が規格70mAよりだいぶ小さいと思われますのでよしとします。
やってみてダメなら整流管をやめて、ダイオード整流+遅延リレーに交換します。
直熱管大好きですが、フィラメント予熱に気を遣うところが大変です。

整流管使用をやめてダイオード整流に変更する時使用する遅延リレー(ナショナル製 CDX-2c-30s 遅延最大 30秒)と20V小型トランス(遅延リレーが24VDCで動くので必要)
ということで、迷った末に整流管用ソケットを取り付け、他の部品も取り付けました。電源トランスは配線作業の直前に取り付けることにしています。ラグ板も一部取り付けてありませんが、実体配線図を作ってから位置を決める予定です。

シャーシ上面

背面と側面左

側面右
既存の穴をできるだけ使用しまた無駄穴をふさぐため結構苦労しました。
背面についているスピーカーターミナルは、初めは軍形ターミナルを4個使用する予定でしたが。もとあったACサービスコンセント2個の穴を塞ぐため、スピーカーボックス用途に作られたターミナルを流用しました。その右の4ピンプラグはこのアンプの電源を外部機器に取り出すためのものですが、穴ふさぎでつけたものですので今のところ使用予定はありません。
ACコンセント取り付けには小一時間かかってしまいました。小さなビスとナットを指が入らない狭いところで止めるのが大変でした。
ACコンセントの右についているのは穴ふさぎで付けたオクタルソケットですが、これはテストポイントとして使います。今までの器材では貫通端子を使っていたのですが今回は、このソケットに、VT-25のプレート電圧、フィラメント電圧、バイアス電圧を出すつもりです。
シャーシ上のメータはVT-25(右、左)のプレート電流監視に使います。

シャーシ内部の様子
シャーシ内部は、予想通り大変込み合ってしまいました。青いキャパシタが見えている基板2つはDCフィラメント用の整流素子ですが「出力トランスの下側なら開いているのでどこにでも付けられる」と油断していました。ところが実際に置いてみると他の部品と当たりそうになったりトランスに通ずる配線穴を塞ぎそうになったりで場所選定で苦労しました。

実体配線図作成のために撮った写真、この写真をWORDの背景に設定してWORDの図形描画機能を使って実体配線図を作ります

VT-25はSylvania製で茶色ベースにVT-25、管球面に10Yと表示があります

6X5-GTは同じくSylvania製です
全体確認のためトランスを仮置きし、真空管(VT-25、6X5-GT、12AU7)を挿してみました。ST、GT、MT3種のタイプ混在ですし、大きなサイズの出力管に小さな出力トランスと見た目かなりアンバランスですが、断捨離、手持ち部品の活用という目的から作っているのでやむを得ません。
機能的には、右の出力トランスと電源トランスが接近しているので電磁誘導によるハム雑音が心配です。最悪の場合電源トランスのコアの周りぐるりを薄い鉄板または銅板で囲むことも考えます。

シールドしてある測定器用トランスの例、

だいぶ前に分解してどんなシールドをしてあるのか確認してみた様子
このトランスは、高圧が2系統(364VCT 220mAと440VCT 300mA)あって小型シングルアンプしか作らない私には活用先が見つかりません。真空管式AM送信機(送信部と変調部が必要)くらいしか思いつかないのですが、ハムは廃局してるし今更というところです。
このVT-25アンプが完成したら下の写真のマルチアンプシステムの中高音部担当アンプとして現用の1626シングルアンプをリプレスしようと計画してます。コンソールには縦置きで入れるので手前に電源トランスが来てVT-25のトリタンフィラメントの輝きはあまり見えなくなってしまいますが。

ー END ー