自宅を作った時から働いているドアチャイムを交換することにしました。40年以上働いていて今も正常に動くのですが、家内の耳が遠くなり炊事中聞こえなくて来客に失礼があったりするので。
交換前のドアチャイムの押し釦側
取り外した押し釦の背面、下の緑色棒状のものは内装壁の内側にある下地材を見つけるための探針(商品名は’どこ太’)
廊下に設置してあった交換前のドアチャイム
取り外したドアチャイム、電池駆動の電磁石で両サイドにある金属板を突いてピンポンという音を出します。簡単な構造なので壊れません。
今度のドアフォンは玄関側ユニットにカメラ、マイク、スピーカーが付いたものなのでドアフォン本体はリビングに設置、子機をキッチンに置くことにしました。既存の押し釦からの配線は、廊下の天井近くに来ているのでに、これを延長してリビング側にもって来る必要があります。そこで、線の来ているちょうど反対側の内装壁に穴を開けてここに延長した配線を出すことにしました。壁面上に敷線する案も考えたのですが、廊下とリビングの間の開き戸の所を通すのが大変そうだったので。
リビング壁面に開けた5×9cmの穴、下地材を避けるために前述の探針(どこ太)が活躍しました。ドアチャイム取り付け孔の真下に開けたので、その穴から線を垂らしてリビング側に開けた穴から取り出すことができました。
廊下側の穴(少し広げました)と延長した配線+既存のドアチャイム配線。接続はまだしていない状態です。
ドアフォン本体を取り付け配線の接続と初期設定を終えた状態
当初電源コードは壁の中を通して右下のコンセントボックスに直結するつもりでしたが、下地材が邪魔して線を渡せないためコンセントにACプラグを挿しています。
配線カバーはしましたが長さが不足したので上の方は露出のままです。
廊下側にある配線接続用の穴は、もとのドアチャイム本体を着けて塞ぎました。
玄関側のユニット、想像していたより小型であまり違和感がないのが良かったです。
子機の様子、子機は家内が身近に置くことにしてます。
標準タイプでは子機は1台なのですが、今回は子機2台にしました。
2号機は私の部屋に置いて、家内不在時のドアフォン対応をするとともに、ナースコールに使う予定です。というのは子機同士の通話が可能なので緊急時に私が家族を呼びたい時に使用するつもりです。
私は特にこれという持病は持ってないのですが、テニスなどで激しい運動をした時の深夜に足が攣ることがたまにあります。ふくらはぎでなくその前側が両足とも攣るので揉んだり伸ばしたりしてうまく直すことができません。痛くてとても動けないので「芍薬甘草湯」という漢方薬を身近に置いておき飲むことにしてるのですが、水は傍に置いてないので家族を呼ぶことになるわけです。飲みさえすれば数分ですっかり痛みは去るのですが、水がないともっと時間がかかってしまいます。
今回、最近のドアフォンを身近で見て技術の進歩にびっくりしました。
玄関ユニットと本体の間は2本の線でつながっているだけなのに、上り下りの音声同時通話の信号、上り映像信号(表示ならびに録画に使用)、下りのカメラ位置調整信号もちろん押し釦の信号などが同時に行き来しているわけです。TV放送、音声多重通信などで培われた多重変調技術などが使われているのでしょうが見当もつきません。
また、子機を見てびっくりしました。充電卓、子機ともに充電に必要な金属接点が見当たりません。電磁波を使った電力転送が使われているのかもしれませんが詳細はまったくわかりません。
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